【質問・回答例付き】新卒採用の面接でよく聞かれることとは?

「一発勝負の面接。面接官の質問にはどのように答えれば印象がよくなるのだろう?」と、不安を感じる方は少なくないはず。ここでは新卒採用の面接でよく聞かれる代表的な質問と回答例を、答え方のポイントとともに紹介します。

志望に関する質問

採用面接で必ず問われるのが志望に関連する質問。応募者の「その企業でなければならない」という意欲を問うものであり、企業側にとっても採用理由として重要な要素となるものです。代表的な質問と回答例を紹介します。

志望動機は何ですか?(総合商社の場合)

回答例:私は父親の仕事の関係で幼少期から15歳までを海外4ヵ国で過ごし、英語・ドイツ語・フランス語を話すことができます。長期間の海外生活で身につけたリアルなグローバル感覚と語学力は自分の武器であると思っております。大学時代はヨーロッパ経済を専攻し、ヨーロッパマーケットに深い関心があります。欧米諸国にグローバルな事業展開をされている御社でこそ自分の強みを最大限発揮できると考えております。

※POINT
・企業研究を深め応募企業の強み・特徴を明確にする。
・自分の強み・将来ビジョンと企業の強み・特徴とを関連づける

なぜこの業界を目指そうと思ったのですか?(金融業界の場合)

回答例:私が銀行業界を志望するのは、大学で経営学を学んだことと、IT系ベンチャーにてインターンシップに従事した際に企業経営におけるファイナンスの重要性を間近で感じたことが理由です。ファイナンスを通じ企業のパートナーとして企業成長に貢献できる仕事であり、国全体の経済成長の一翼をも担える仕事に多大な魅力を感じております。

※POINT
・この業界でなければならない根拠を示す
・自分がこの業界で何を実現したいのかを明確にする

弊社が第一志望ですか?(メーカーの場合)

回答例:はい、第一志望です。御社はアジア諸国で高いシェアを持ち、今後もアジア重視の戦略を打ち出されています。私の語学力、10年間の海外生活で養ったグローバル感覚を最大限発揮できるのは御社が最適と考えますし、大学でグローバル経済を専攻した経験からアジアマーケットには無限の可能性があると確信しています。

※POINT
・入社意欲が高いことを示すには必ず第一志望とする
・志望動機をさらに裏付ける根拠を示す

▽みんな一度や二度、失敗しているのです
面接での失敗談のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

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自分自身に関する質問

他の応募者との差別化において最も頭を悩ませるのが、自己PRや学生時代に力を入れたことなどの自分自身に関する質問。これは「客観的視点に基づいた自己分析による自分の強みを発見できているかどうか」「入社後の活躍が期待できる能力を備えているか」が問われています。

自己PRをしてください

回答例:私の強みは現状に甘んずることなく、課題発見と解決策の提案・実施できるところだと思います。飲食店でアルバイトを3年間経験しましたが、接客などのマニュアルが整備されておらず非効率なサービスが課題でした。そこで私が店長に提案しサービスマニュアルを作成した結果、客の回転率が上がり月間売り上げが25%アップしました。私が提案したマニュアルはチェーン全体で導入され、社長賞をいただくことができました。

※POINT
・企業が求める人物像に当てはまる強みのアピール
・数字・客観的評価を盛り込んだ具体的なエピソードで裏付け

あなたの長所と短所を教えてください

回答例:私の長所は多少の困難があっても目標達成するまで諦めない粘り強さがあるところだと思います。学生時代、全国20の大学が参加する環境フォーラムの企画・運営を担当しました。途中には開催が危ぶまれる困難がたくさんありましたが関係各所との折衝など粘り強く継続した結果、無事開催され大盛況となりました。粘り強い長所がある反面、細部にまでこだわりすぎるところは私の短所かもしれません。この部分は他者の指摘を受けたこともあり、やるべきことの優先順位を明確にし時間を有効に使うことを心がけるようにしています。

※POINT
・長所は自分の強みの最大化を意識し具体的に
・短所については、自分が短所を認識しその改善に努めていることを述べる

他の人からどんな人だとよく言われますか?

回答例:友人やアルバイト仲間などからは「頼りがいがある」とよく言われます。大学のサークルでは部長を任され、新入生の勧誘や他大学との共同イベント開催に取り組みましたし、コンビニのアルバイトではバイトリーダーとして新人スタッフ教育とアルバイトシフトのオペレーションを任せてもらいました。チームの中心的役割を果たせるのは自分にとってもやりがいを感じます。

※POINT
・あくまで客観的評価であること
・具体的なエピソードと自分自身の感想も添える

学生時代に力を入れたことは何ですか?

回答例:学生時代にもっとも力を入れたのは、私の志望企業である御社での長期インターンです。実際の業務を通じて、社会人としてのマナーを身につけられましたし、業務に必要なスキルはどんなものかを知りました。約3ヵ月のインターン期間で御社の経営方針、風土、文化を知り、また社員の方々が生き生きと働く姿を目の当たりにしたことで御社への入社意欲を強く掻き立てられました。御社へのインターン参加は絶好の企業研究の場でしたし、自分がやりたいことを再確認できたことに感謝しております。

※POINT
・具体的に何をし、どんな結果を得たのか?
・その結果として何を学んだのか

入社後の将来に関する質問

入社後の将来ビジョンが明確であるかを問う質問です。「その企業で何を実現したいのか」をしっかり伝える必要があります。

希望の職種はありますか?

回答例:御社の最大の強みは、独創的な商品力にあると認識しております。中期経営戦略において東南アジア市場の拡大に重きを置くと聞き、海外営業を希望したいと思います。私が10年間の海外生活で培った語学力とグローバル感覚は積極的な海外戦略を打ち出された御社でこそ活かせると思います。私が大学で東南アジア経済について学んだのも、将来日本と東南アジアを結ぶ仕事がしたいと思ったからです。

※POINT
・企業の強み・事業戦略と自分の強みの一致点
・何がしたいのかを具体的に

5年後どのようになっていたいですか?

回答例:若手を積極的に登用する御社では、20代管理職が全体の30%を占めると伺いました。10年後に経営幹部として事業を推進していく立場となることを大きな目標としていますので、5年後にはすでにチームリーダーとしてプロジェクトをまとめられるようになっていたいと思います。

※POINT
・志望先企業の平均的キャリアパスを意識する
・10年・20年の長期的なビジョンにつながるように

転勤がありますが大丈夫ですか?

回答例:まったく問題ありません。私は営業志望ですが、全国に拠点を持つ御社において転勤は当然のものと認識しております。地域ごとに異なるニーズや県民性、文化などに対応していくことで人間的にも成長できると思います。大学進学を機に親元を離れ一人暮らしを初めましたが、大人として自立する良い機会となりました。今後も新たな環境での出会いと経験が私を成長させてくれるものと期待しています。

※POINT
・女子学生に対して多くされる質問だが、総合職勤務なら転勤はやむを得ない
・転勤をポジティブに解釈していることを述べる

面接でよく聞かれる質問は自分の回答例とともに準備しておこう

新卒採用の面接でよく聞かれる質問については代表的なものを頭に入れておきましょう。すべてに「自分の回答例」を用意し、説得力を持たせることを意識するとよいでしょう。質問の違いにより矛盾がないようストーリーを意識することが大切です。

関連リンク

面接での失敗談のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

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著者:平野輝樹

フリーランスライター
1989年リクルート入社。情報誌の企画・制作業務に携わる。
2001年フリーランスとして独立。現在は企業向けに人材採用・教育、広報関連のコンサルティング業務と各種メディアでのライティングを行う。
1965年生まれ・52歳 栃木県在住