就活でアピールしたい!就活での留学経験の効果的なアピール方法

海外での学びや異文化体験は、人生を豊かにする財産です。グローバル化が進む現代においては、そんな貴重な経験を就活でアピールしたいと考えることでしょう。今回は、就活で留学経験を効果的にアピールする方法をご紹介します。

就活に留学経験は役に立つ?

就活で留学経験を効果的にアピールする方法をご紹介する前に、実際に留学経験が就活で役に立つのかを解説します。

留学経験そのものはアピールにならない

独立行政法人日本学生支援機構の調査によると、2016年度(平成28年度)の日本人学生の留学状況は96,641人とのこと。約10万人という少なくない人数の学生が留学していることになります。つまり、海外留学自体が珍しくなくなってきているということです。そのため、「留学経験がある」という事実だけでは、面接などで聞かれることもなくスルーされる可能性さえあります。

短期留学では採用担当者の目にも止まらない可能性も

上記調査によると、約10万人の日本人学生のうち約6割が1ヵ月未満という短期留学とのこと。つまり、長期の海外旅行と大差がないと判断される可能性があるということです。このような短期留学経験者の場合、「海外留学=語学が堪能」とは限らないこともあり、採用担当者の目に留まることも少ないのが現状です。

就活で留学経験をどう役立てるか

前述したように、留学自体がポピュラーになっている今、「留学経験」だけでは就活に有利だとは言い切れません。留学経験は就活に役に立つというより、留学経験で何を学んだのか、どんな経験をしたのか、その経験が自分にとってどのような強みになったのかなどを企業にアピールすることで役に立つ材料に変わります。なぜなら、採用担当者は就活生の体験談から、柔軟性、チャレンジ精神、コミュニケーション能力、価値観などを読み取ることができるからです。

▽留学経験者はどんな就活してる?
留学生の就職活動のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

f:id:hito-contents:20190312104904j:plain出典:GettyImages

就活での留学経験の効果的なアピール方法 エントリーシート編

英語力だけではアピールにならない

留学経験で「英語力が向上した」ことだけをアピールしても、企業の評価対象にはなりません。実際、日本にいながら英語の勉強に励み英語力を身につけている就活生も多く存在します。つまり、留学しなくても英語力を向上させる方法はあるということ。もちろん、英語力が向上したことは素晴らしい結果ですが、「強みが英語力しかない」のであれば、採用担当者にとっては魅力的な人材とは言えないでしょう。かなりの英語力を身につけていない限り、単に留学して「英語力が向上した」ということでは強いアピールにはなりません。

また、1~2ヵ月の短期留学は、通常エントリーシートの学歴には書きません。最低でも半年以上の留学から書くようにしましょう。

「何を学んだのか」をアピールする

他の学生との差別化を図るためには、英語力だけでなく、留学で「何を学んだのか」をエントリーシートに書くことが重要です。その際、留学経験での成功談よりも、苦戦したことや失敗したことから「学んだこと」や「得たこと」を具体的に書くと、採用担当者の印象に残りやすいでしょう。エントリーシート記入の基本は以下の通りです。

(1)異文化の生活のなかで直面した困難な出来事やエピソードの説明(背景)
(2)どのように困難を克服したのか(取り組み)
(3)その結果どうなったのか(結果)

上記3つからも分かるように、結果につながった過程を重点的にアピールするのがポイントです。

就活での留学経験の効果的なアピール方法 面接編

留学の目的や動機を明確に伝える

面接では、留学した目的や動機を明確に伝えてアピールすると効果的です。なぜ留学したのか、留学したいと考えるようになったきっかけは何かなどをきちんと説明していきます。また、留学のための選抜試験に合格するまでの努力や、ほかの教科との両立で工夫したことなどがあれば、エピソードに入れてもいいでしょう。さらに、留学のための資金を自分で調達したなら、アルバイトと勉強の両立や時間をどのようにマネージメントしたのかなども興味深い内容になるかもしれません。

留学中のチャレンジを伝える

留学中に自分がどのように目標を達成したのか、そのためにどのような苦労やチャレンジがあったのかなどを、一貫性のあるストーリーで伝えていきましょう。面接では、「設定した目標を達成する能力」は高い評価を得られるはずです。なぜなら、社会人として必要なスキルであり、学生の成長スタイルを見ることができるからです。自分が得た結果を客観的かつ具体的に述べるようにしましょう。

また、留学後に自分がどのように変化したのか、留学経験を活かすために何を行っているのか、留学先で出会った人々とのネット交流など、現在の状況を加えてみてもいいかもしれません。

エピソードをしっかり整理しておく

一貫性のあるストーリーを伝えるためには、留学でのエピソードをきちんと整理しておく必要があります。面接では、整理した情報を組み合わせるイメージで面接官と話をするようにしましょう。しっかり準備しておけば、さまざまな質問に柔軟に対応できるはずです。

就活での留学経験の伝え方で注意することとは?

最後に、留学経験の伝え方で注意すべき点についてご紹介します。伝え方を誤ればアピールがマイナスになってしまうこともあるので、以下の点に注意するようにしましょう。

英語力のアピールはNG

繰り返しになりますが、英語力だけのアピールや具体性のない事実の羅列は効果的ではありません。

<NG例>
・TOEICなどの点数が実際は低いのに英語力向上の目的で留学した
・TOEICが900点以上になった
・英語力が向上した
・米国の有名大学に留学した
・異文化の生活を体験した
・多様性を学んだ

中途半端な英語力をアピールするのは、かえってマイナスになる危険があるので避けた方がいいでしょう。また、事実の羅列ではなく、その事実から何を学んだのかを具体的に述べることが大切です。

遊び目的と思われないようにする

留学経験を具体的に述べることは大切ですが、「楽しみたい」「遊びたい」という目的で留学したと思われるようなエピソードは避けた方がいいでしょう。特に短期留学の場合は思い出話のようなエピソードになりがちなので、話さない方がいいかもしれません。学んだことや目標を達成したことなどを明確に伝えられないと、アピールどころかマイナスイメージを与えることになるので注意が必要です。

留学経験を就活で効果的にアピールし内定を勝ち取ろう!

留学経験を就活のアピール材料にするには、採用担当者の興味を引くエピソードを提供できるかが重要なポイントです。「留学経験」という事実ではなく、留学を通して「学んだこと」をアピールして、効果的に就活を進めて内定を勝ち取りましょう!

参考

[1]平成28年度協定等に基づく日本人学生留学状況調査結果
[2]https://www.jasso.go.jp/about/statistics/intl_student_s/2017/__icsFiles/afieldfile/2018/02/23/short_term16.pdf
[3]2018.12.11

関連リンク

留学生の就職活動のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

f:id:epb0804:20170929191553p:plain

著者:reisuke

人材派遣会社で数年間コーディネーターとして従事し、その後海外へ。現在は、ライター・翻訳者・日本語教師という3つの顔を持つ。政治・経済・教育を中心に幅広いジャンルで執筆中。