本当に正社員になれるの?バイトでの正社員登用の実態とは?

アルバイトの募集要項でよく見かける、「正社員登用制度あり」という言葉。本当にアルバイトから正社員になれるのでしょうか。また、正社員を目指すには、何を頑張ればよいのでしょうか。正社員登用の実態についてご紹介します。

バイトの正社員登用とは?本当に正社員になれる?

アルバイト募集で、待遇欄に「正社員登用制度あり」と書かれていることがありますよね。一体どのような制度でしょうか。本当に正社員になることができるのでしょうか。

正社員登用制度とその実態

正社員登用制度は、アルバイトや契約社員などの非正規雇用から、正規雇用である正社員に雇用形態を転換する制度です。会社が独自に制定している制度のため、実際に登用が行われているかどうかは、会社によって異なります。

厚生労働省の2018年2月に発表した「労働経済動向調査」によると、調査対象事業所の約55%に、過去1年間に正社員登用の実績がありました。業種別では、「医療・福祉」(72%)、「製造業」(57%)、「不動産・物品貸付業」56%、「サービス業」(56%)などで多く、全体としては登用の割合は増加傾向です。人材不足が叫ばれるいま、雇用転換は人味確保にも重要な手段となることが期待できます。

正社員登用を後押しする制度もあり

厚生労働省は、非正規雇用者の正社員転換を進めるため、「キャリアアップ助成金」という制度を設けています。これは、中小企業がアルバイトなどから正社員登用を行うと、助成が受けられる制度。国がアルバイトなどから正社員登用へ、という流れを後押ししています。

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バイトから正社員登用されるメリットとは?デメリットはある?

アルバイトから正社員登用されると、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

正社員登用されるメリット

まず、大きなメリットとして、待遇の改善があげられます。給与体系が変わり給料が上がりますし、年金や保険などをはじめ、福利厚生も手厚くなるのが一般的です。
また、仕事面では責任のある仕事を任せてもらえるようになり、やりがいが持てるようになります。社外でも、正社員となることで社会的信用が上がるなど、メリットは多数です。

正社員登用のデメリット

正社員になった場合のデメリットは、責任が大きくなること。仕事量もアルバイトのときとくらべると増えるでしょう。また、正社員は長期雇用を前提としていますので、アルバイトよりも簡単に仕事を辞められなくなる可能性もあります。

バイトから正社員登用されるためにすることとは?

では、アルバイトから正社員登用を目指すには、具体的にどのような行動をすればよいのでしょうか。やっておきたいことは次の2つです。

正社員登用を希望していることを上司に伝えておく

まず、正社員登用を希望しているなら、その意思を上司に伝えましょう。正社員登用の条件は会社によりさまざまですが、直属の上司の推薦が必要となる場合も。コミュニケーションという意味でも、上司に正社員への意思を見せ、真剣に仕事に励む姿を認めてもらうように取り組みましょう。また、毎日の仕事においても、熱心で成長意欲があることをアピールすることが効果的です。

社内の正社員登用制度について確認しておく

会社によっては、正社員登用にあたり試験や評価の条件を課す場合や、面接で選考する場合もあります。規定の時期に応募が必要なこともありますので、事前に社内の正社員登用制度のしくみと運用状況を確認しておきましょう。会社によっては、社内試験対策が必要な場合もあります。

バイトから正社員登用されやすい人とは?

バイトから正社員登用される人には共通の特徴があります。その特徴を知り、自身に反映させることが正社員登用への近道となります。

誰からみても仕事ができる人

バイトで仕事ができる人は、正社員になっても能力の発揮が期待できます。会社は能力のある人は確保しておきたいと考えるものですので、仕事ができる人は正社員登用の可能性が高くなります。形ある仕事の実績が残せるとプラスになるでしょう。

仕事を続けたいという熱意がある人

仕事を続けたいという熱意がある人は、モチベーションも高く、将来的な成長が期待できます。また、すぐに辞めるようなことはなく、長く会社に貢献してくれるはず。会社は熱意がある人を求めています。

誠実で人間的に信用できる人

誠実で人間的に信用できる人は、自然と評価が高くなります。人に迷惑をかけない、協力しあうといったことは基本的なことではありますが、信頼を得るためには欠かせません。常に心がけて行動するようにしましょう。
また、時間や約束を守ることは、社会人として当然の資質。真面目に仕事に取り組む姿勢を持ち、遅刻や欠勤がないことも、正社員登用で重視されやすいポイントです。

コミュニケーション能力の高い人

正社員になると社内はもちろん、社外の人と仕事を行う機会も増えますし、将来的に部下をマネジメントしていく能力も求められるようになります。そのためにはコミュニケーション能力は欠かせません。普段から上司や同僚と積極的に報連相やコミュニケーションを行い、能力を磨いておきましょう。

どうしてもバイトから正社員登用されたい人は事前確認を

正社員登用を目指してバイトを始める場合には、面接時などに正社員登用についてどの程度実施されているのか、質問してみることをおすすめします。中には、募集要項に正社員登用について記載されていて制度があっても、実態としてはあまり運用されていない、という例もあるからです。

面接で正社員登用についての質問をしても問題ない

バイトの面接でいきなり正社員登用について質問すると、「印象が悪くなるのでは?」と心配する人もいるかもしれません。しかし、実際には全く問題ありません。なぜなら、正社員登用について知りたいということは、正社員を視野に入れ、仕事に対して高い意欲を持っていることのあらわれでもあるからです。

また、実際に質問をしてみることで、将来的に自身が正社員を目指しているというアピールにもつながります。先々上司となる人に目をかけてもらえる可能性もあるため、積極的に質問の機会を活用しましょう。

バイトから正社員登用の可能性はあり。心配なら面接時に質問を

アルバイトから正社員を目指せる、正社員登用制度。実際に正社員への実績もみられますので、興味がある人はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。正社員登用を前提としてアルバイトをするなら、面接でその企業の登用制度や実績などを確認しておきましょう。

参考

[1]労働経済動向調査(平成30年2月)の概況
[2]https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/keizai/1802/dl/roudoukeizaidouko.pdf
[3]2018.10.23

関連リンク

アルバイトから正社員を目指すのクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

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著者:みゅぜ

フリーライター。大手GMSでのアルバイトを中心に、空き時間には各種調査からテレアポ、イベントスタッフなどさまざまなアルバイトの経験を重ねる。ライターとして独立後は、就職支援サイトでのニュースや自己の経験を元にした多数の記事執筆を行っている。