新卒の採用選考に携わる社員には、人事担当者のほかにもリクルーターと呼ばれる人がいます。リクルーターに推薦してもらうことが、就活を有利に進めるカギ。そこで、リクルーターに選ばれる学生の特徴や選ばれるコツをご紹介します。
就活で接するリクルーターとはどんな人?リクルーター制度とは
まずは、企業のリクルーター制度についてご紹介します。
リクルーターとは
リクルーターとは、人事部の社員とは別に、採用にかかわる社員を指します。企業が採用に力を入れている大学や地域別に、リクルーターが選出されるのが通例です。
ゼミやサークルなどの繋がりで学生と接点がありそうな、入社3年目前後の若手社員が多い傾向にありますが、課長クラスの人がリクルーターを務めている場合もあります。
リクルーターの役割
リクルーターの役割は、人事から依頼されて採用活動を支援することです。主に担当するのは、学生のOB・OG訪問の対応です。
リクルーターと学生の面談は、社内の他、カフェや喫茶店などでカジュアルに実施される場合もあります。自分の専攻分野を活かせそうかなど、先輩だからこそ聞きたいことを相談できます。このような話し合いの場を通して、学生の企業への志望度を高めさせるというのがリクルーターの大きな役割です。
リクルーターの権限
リクルーターは、志望度を高めるのみで選考権がない場合もあれば、直接選考にかかわることもありますし、学生を評価して採用担当者に報告することもあります。報告内容を人事部が検討した結果、評価が下がることもあるということです。
リクルーター面談の有無が事実上の足切りになっており、リクルーター面談を断ると本選考に進めない会社も多いため、面談の機会があれば会っておきましょう。
リクルーター制度が盛んな業界
文理別に見ると、
- 文系では銀行、保険など
- 理系では自動車・輸送用機器、運輸・倉庫、素材・化学など
でリクルーターとの接触が多いという統計があります。
また、エネルギーやIT、建設・不動産業界などでもリクルーター制度が盛んです。
▽リクルーターについてのクチコミはこちらから
リクルーターって何のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)
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