大学の編入試験の受け方や内容とは?大学入試とはどう違う?

大学入学後に進路を変更したくなった場合や、短大や高専・専門学校から進学を考えている場合に活用できるものが、大学の途中学年への編入制度です。今回は、大学編入制度のしくみや試験の出願資格、メリットなどをご紹介します。

大学の編入制度とは

大学に入学するには、1年生として入学する以外に、途中の学年から入学する編入という制度もあります。編入制度は、短大や高専、専門学校の卒業(見込み)者や大学在籍者などが、取得済みの単位を認めてもらって途中学年からの入学を可能とするもの。大学や学部により編入時期にはさまざまなパターンがありますが、一般的には専門課程の履修を始めるタイミングである、3年次への編入が多いです。

編入制度のしくみ

大学への編入を希望する場合、入学試験ではなく、別途行われる編入試験に合格しなければなりません。編入制度はもともと欠員補充の目的が強いため、募集は若干名。なお、大学によっては対象を短大・高専、専門学校からの編入と限定しているケースや、学部や学科が限定されるケースもあります。まずは、編入の出願条件について、入学したい大学の状況をあらかじめ確認しておくことが必要です。

単位との関係は

大学から大学への編入の場合、3年次編入では通常62単位程度を取得(見込み)していることが条件です。なお、2年次編入を認めている大学もあり、その場合は30単位程度の取得が条件となります。また、編入が決まってから単位の認定が行われるため、3年次編入を希望していても、履修状況によっては2年次編入となる場合もありますので、どちらとなってもよいように心構えが必要です。

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大学の編入試験と入試との違い

大学の編入試験と、一般の入学試験とはどのような違いがあるのでしょうか?

試験科目の違い

編入試験では、大学入試のようにたくさんの科目で試験が行われるわけではありません。一般的には、英語や専門科目など1~2科目程度と小論文や面接などとなります。また、入試で必須となることの多いセンター試験は用いません。

試験時期の違い

大学入試は、AO試験で8月ごろから、推薦で10月ごろから、一般やセンター試験利用の場合は1月ごろからと、入試の種類によって大体の試験時期が決まっています。しかし、編入試験は大学により時期はバラバラ。早い大学では5月ごろから行われるところもあります。

必ず実施されるわけではない

編入は本来欠員募集を目的としていることが多く、すべての大学や学部に編入制度があるわけではありません。また、その年の学生の状況によっても左右されます。編入を希望する大学がある場合には事前の情報収集が不可欠です。

大学編入の目的とメリットとは

では、どのような場合に大学編入を目指すのでしょうか?目的やメリットについて見ていきましょう。

大学編入の目的

大学編入の目的の主な理由は、より専門的な勉強をしたい、進路を変更したい、現在よりもワンランク上の大学を目指すといったもの。大学受験で希望通りに行かなかった場合でも、自分の望む大学や進路へと進むこともできます。本当に行きたかった学校への再チャレンジや、就職活動を有利に進めたいといった目的で編入を目指す人もいます。また、環境を変えて大学生活を再スタートさせたいということも目的のひとつです。

大学編入のメリット

大学編入を選ぶメリットは、あらたに大学を受け直すよりも、費用や時間がかからないということがあげられます。編入ができれば、取得単位が一部認められるため前の学校と合わせて4年で卒業できることもあり、これまでの学生生活が無駄になりません。また、国公立大学でもセンター試験受験がないため受験科目が少なく、複数の国公立大学の試験も受けられるということもメリットです。

大学編入試験を受ける際に必要となる資格や求められるもの

大学編入試験を受けるには、その大学の出願資格を満たしておくことが必要。また、途中学年から編入することになるため、求められることも多くなります。

出願資格の例

編入試験を受けるには、大学規定の単位数を取得見込みであることが求められます。2年次編入では30単位前後、3年次編入では62単位前後が一般的です。また、大学によっては、外国語検定試験における一定レベルが必要な場合などもあります。たとえば、英検準一級合格などです。

ハイレベルな環境についていけるよう努力が必要

編入学する場合には、その大学の在校生と同様の学力レベルが求められます。ステップアップを目指した編入の場合は、求められるレベルも高くなりますので、ハイレベルな環境についていけるよう努力が必要です。

大学編入のためにしておきたいこととは

大学編入を目指すには、現在の学校に在学中の間、どのようなことをしておけばよいのでしょうか?

情報収集

編入試験への出願資格や募集状況の情報収集を行っておきましょう。編入試験が行われるタイミングは、早いケースでは前年の夏という学校も。また、実施の有無もその年の状況により異なるため、募集時期が近づかないとわかりません。常に最新の情報を収集するようにしましょう。

編入試験対策

編入試験では、その大学で在学生と同じように学べる力があるかを判断する目的で選考を行います。試験科目の勉強はしっかりとやっておきましょう。レベルアップを目指した編入の場合には特に注意が必要です。語学資格が要件の場合は、早めに着手しておくのをおすすめします。

また、希望する学科に関する知識を問われることもあります。面接や小論文対策も忘れないようにしましょう。

現在の学校の勉強もおろそかにしない

編入にあたっては、現在の学校で規定数の単位を満たしておかなければなりません。仮に編入試験に合格しても、取得見込みだった単位を落とし、単位数が編入時点で足りないとなったら、合格取り消しとなり編入できなくなります。編入学を考えている場合には、早めに必要な単位を取得しておきましょう。また、推薦が要件の場合などでは、現在の学校の成績が選考に影響することも。進路を変更するからといって、現在の学校の勉強をおろそかにしてはいけません。

どうしても行きたい大学がある場合におすすめの編入制度。しっかり情報収集して希望の大学にチャレンジしてみよう

大学の編入制度を利用すれば、あらためて大学生活を1からやり直さずとも、別の大学で新しい進路が開けます。ただし、大学により編入制度や実施の有無、試験の内容などはさまざま。編入に興味があるなら、情報収集をしっかり行ったうえで挑戦してみてはいかがでしょうか。

関連リンク

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参考

[1]編入学試験日程検索 | 京都中央ゼミナール
[2]http://www.cyuouzemi.co.jp/search/
[3]2018.7.22

[1]編入学試験(3年次) | 入試案内 | 上智大学 Sophia University
[2]https://www.sophia.ac.jp/jpn/admissions/gakubu_ad/2019hennyu.html
[3]2018.7.22

[1]神戸学院編入2018
[2]https://www.kobegakuin.ac.jp/admission/01information/info/admissions/pdf/2018henten.pdf
[3]2018.7.22

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著者:みゅぜ

フリーライター。大手GMSでのアルバイトを中心に、空き時間には各種調査からテレアポ、イベントスタッフなどさまざまなアルバイトの経験を重ねる。ライターとして独立後は、就職支援サイトでのニュースや自己の経験を元にした多数の記事執筆を行っている。