留年は就活で不利?特別な理由がない留年が就活に及ぼす影響とは

「単位が足りなかった…」不本意な留年が決まってしまった学生さん必見です!留学などの「特別な理由」がない場合の留年が就活に及ぼす影響や、面接の場で留年について聞かれた場合の答え方などの具体例をあげてご紹介します!

留年は就活に不利?留年すると書類審査で落とされる?

エントリーシートや履歴書に記載する生年月日や入学年、卒業予定年。もちろんすべての数字をきちんと逆算すれば「あ、大学5年生なんだな…」ということはわかりますが、その理由まではわかりません。
留学や資格の勉強のためといった「目的のある留年」なのか、ケガや病気と言った「仕方がない留年」なのか、ただ単にサボっていたのかは書類上では一切わからないのです。

そのため、エントリーシートや履歴書などの書類審査の段階で、留年だけが原因で不合格とされることは少ないでしょう。

もともと浪人や留年にマイナスイメージを持っていない面接官もいたり、企業によっては年齢に関して一切不問と決めていて質問事項として設けないと決めていることもあります。
面接においても必ずしも留年について質問されるとは限らないのです。必要以上に悲観的になる必要はありません。

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留年は不利?のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

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留年が決まった場合に就活の準備としてやっておきたいこと

1~2年生(低学年)の時点、または3年生の就活開始前に留年が決まってしまった場合は、残された就活までの期間で「留年のもっともらしい理由づくり」「留年が決まったことをバネにして成長できること」に挑戦してみましょう。「逆境をバネに新しいことにチャレンジした」という自己成長の結果を出すことで、「留年のマイナス」をプラスに転じることができるかもしれません。将来のためにチャレンジするという行動力が大切で、「何をするか」は自分が好きなことに決めればよいのです。

・長期の海外旅行へ行って日本ではできない経験をする
・大学生のうちしかできそうにない珍しいアルバイトをしてみる
・プチ起業をしてみる
・サークルなどの課外活動で実績を出す
・長期インターンシップに挑戦する
・長期間のボランティアに参加してみる
・難関資格にチャレンジする
・単位の上限の取得を目指して結果を出す
・新しい趣味や習い事をはじめてみる

もし、何をすればよいか悩む方は、このような「長い時間を有効に使った」ということが伝えやすいもののなかから選ぶとよいでしょう。

留年が理由で就活の選考において落とされる人と落とされない人の違い

書類選考の設問に、はじめから「あなたはなぜ浪人もしくは留年したのですか」という質問項目が設定されることはありません。

しかし、面接に進んだ際、浪人・留年がない他の学生と比較して「2年以上」年齢が違う場合は、やはりそこに注目されやすくなります。しかし、単純に「留年=NG」と考えている面接官はそう多くありません。留年した理由や、留年が決まった後どのように行動したのかを確認したいと考えています。

「入学年からすでに4年経っているようですが、留年ですか?休学ですか?あなたはなぜ留年したのですか?」と聞かれた場合、「どのように答えるか」で、留年したことが就活でのハンデになるかならないかが決まるのです。

面接で落とされる人の留年理由の伝え方

「…いや、特に理由はないんですけど…うまく単位がとれなかったので…」
⇒単純に学校の勉強をサボっていて出席日数が足りず単位を落とした、大学に行かず遊んでいたなど、単位を落とした目的も理由も特になく、面接で聞かれたときにしどろもどろに答える。

「たまたま、単位の取得が厳しい授業を多く選んでしまったので…」
⇒単位を落とした理由を自分ではなく「授業が」「学校の先生が」「親が」「友達が」など、人のせいにしたような回答をする。

「病気のせいで、学校に行けなかったので…」
⇒病気という理由の場合、詳細を面接の場で確認するのは「プライベートなこと」として、控える面接官も少なくない。病名など、具体的なことを詳細に説明する必要はないが、「現在、回復していて、就労に問題はない」という点だけはしっかり伝えておこう。現状健康であることを伝えていない場合、「確認できなかったので不合格にせざるを得ない」という結果になってしまうことがあるので注意すること。

面接で合格する人の留年理由の伝え方

なぜ単位を落としたのかを理解しており、そこから改善できている点をはっきりと伝えるよう意識して答える。もし、「遊んでいて」「サボっていて」という理由でも、自分なりに反省をした結果、そこからいかにリカバリーしたかを話す。嘘はつかないように。

次の段落で回答例を見てみましょう。

留年したことを面接で聞かれた場合の回答例

・なぜ留年をしたのか、原因をしっかり把握している
・原因に対して反省し、同じ間違いを繰り返していない
・もしくは、留年覚悟で手に入れたい何かがあった
・留年したことを結果としてよいものにする工夫をしている

このように判断してもらえる「留年したことを面接で聞かれた場合の回答例」ご紹介します。

アルバイトに熱中しすぎた!

はじめてのアルバイト先で、責任のあるリーダーの仕事を任された際、アルバイトを優先しすぎたことで学業がおろそかになり、必修単位を落としてしまいました。現在は「学生の本分」である学業を優先し、アルバイト先でもほかのアルバイトスタッフや社員とうまく連携することで、きちんと両立できるようになりました。

入学直後、燃え尽きた…

大学に入学した直後、大学に合格するという目標を達成したことに満足してしまい、その次の目標をしっかりと持つことができませんでした。結果、授業に身が入らず、単位を取得できませんでした。しかし、その間にたくさんの本を読み、新しく「やりがいのある仕事がしたい」という目標を持つことができてから、学業にも集中できるようになりました。すでに卒業単位は取得しております。

サークル・部活にハマりすぎた!

勧誘をうけて今まで経験したことがないスポーツのサークルに入部しました。はじめは「楽しくできればいいかな」と考えていたのですが、徐々にもっと上手になりたい、経験者に負けたくない、レギュラーになりたい、と欲がでてきました。最終的には、大学生活の多くの時間をスポーツの練習に費やし、結果として3年次にはレギュラーの座を獲得し、後輩指導ができるほどのリーダーシップも身につけることができました。それだけの時間をかけたからこそこのような成果が出たのだと考えており、目的を達成し自分を成長させるために留年という犠牲を払ったことについては、自分としては後悔しておりません。

学校が遠くて…

家庭の事情で、遠距離通学をしています。登下校の時間を考えると、履修できる授業に制限がありました。ギリギリの単位申請の結果、進級に1単位届きませんでした。しかし、遠距離通学をすると決めたのは自分自身であり、単位の代わりに自分自身のためになるものを得たかったので、長くなった学生の期間と長距離通学の移動時間を利用して、2つの資格取得を達成しました。

留年しても伝え方次第で印象は大きく変わる!自信が持てる留年理由をあらかじめ用意しておこう

留年したからと言って、内定がとれないことに直結するわけではありません。留年を「大きいハンデ」にしないためには、面接で留年したことを聞かれたときに、自信を持って理由を即答できるように準備しておくことが大切です!

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著者:沼田絵美

最低求人倍率0.98を記録した2000年卒。当時流行だった就職サークルをインカレで立ち上げ、某新卒就職サイト運営会社に企画営業として就職。東京・名古屋・大阪3都市で中堅から大手企業の採用支援に計10年携わった後、大学キャリアセンター相談業務を担当するキャリアコンサルタント、就職関連ライターとして独立。標準レベルキャリアコンサルタント資格であるキャリア・ディベロップメント・アドバイザー資格所持。