もしもバイトをばっくれてしまったら?5つのリスクと対策

俗にいう「ばっくれ」とは、仕事を無断で辞めてしまうことを指します。しかしばっくれは、店側にはもちろんのこと、今後の自分の人生にも悪影響を及ぼしかねない行為です。今回はばっくれのリスクについてご紹介します。

バイトをばっくれた時のリスク(1)バイト先に迷惑をかけることになる

バイトをばっくれるリスクは大きく分けて5つあります。

1つめは、バイト先に多大な迷惑をかけてしまうこと。ばっくれによって人材が一人減るということは、シフトに突然穴があくことに他なりません。たとえば勤務先が飲食店なら、ホールないしキッチンのスタッフが減ることになり、他の従業員に負担を強いることになります。また塾講師のバイトなら、代理の講師の手配を塾に強いることになりますし、生徒や保護者の不信感を煽ることにもなりかねません。場合によっては塾そのものの信用性を落とすことにも繋がります。

このように「たかがバイト1人」の行動であっても、職場には大きな影響を与えてしまいます。最悪の場合は今後の勤務先の経営状況にも影響を及ぼしかねないので、やはりばっくれは避けたほうがよいといえるでしょう。加えてバイト先をばっくれると、上司や同僚との人間関係が悪化しやすくなります。「バイト先の友人と縁が切れてしまった」「職場の上司に嫌われてしまった」などのデメリットはもちろんのことですが、勤務先に親族がいた場合や、勤務先の近くに自宅がある場合、誰かの紹介で入社した場合などは関係者にも悪評が及びやすいので、くれぐれも注意しましょう。

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バイトをばっくれた時のリスク(2)返却物を返さないと罰則の対象になるかも

2つめのリスクは、職場に返却すべきものを放置しておくと罰則の対象になる可能性があることです。たとえば制服やセキュリティカードなどの業務上必要になるものを、会社から従業員に対して貸与することも珍しくありません。職場に在籍している間はこれらの備品を所持していても問題ありませんが、ばっくれなどに乗じて備品を返却しなかった場合、業務上横領罪の罪に問われる可能性があります。ばっくれた場合であっても備品はすみやかに返却するようにしましょう。

返却の方法は、対面で直接返すのが理想ではありますが、どうしても顔をあわせにくい場合は郵送でもかまいません。郵送で送る場合は先方に一報入れることが原則ですが、それも難しい場合は「このたびは大変ご迷惑をおかけしました」という旨の手紙を添えましょう。制服はクリーニングしておき、セキュリティカードなどの重要な品については簡易書留など対面授受がされる郵送方法を選ぶように心がけてみてください。

バイトをばっくれた時のリスク(3)損害賠償など法律上の問題になってしまう可能性も

3つめのリスクは、ばっくれによって損害賠償を請求される可能性が僅かにあることです。バイトが無断で欠勤・退職してしまった場合、ほとんどの店はばっくれた当事者に対して損害賠償などは要求せず、すみやかに新しい人材を見つけようとします。そちらのほうが職場の業務を円滑にするために、早急に行うべきことだからです。

しかし、ばっくれた当事者の心証があまりに悪い、職場の業務に大きく支障が出たなど、店側がばっくれた人に対してあまりに怒っていた場合は、裁判を起こそうとするケースがないとは言い切れません。「ばっくれてもどうせ何もしてこない」と甘く見ていると、痛い目にあう可能性があることは覚えておきましょう。なお、ばっくれに際して職場の備品を盗んだり、壊したりしている場合はこの限りではありません。犯罪として訴えを起こされる可能性が高いので、くれぐれも注意が必要です。

バイトをばっくれた時のリスク(4)将来の仕事に悪影響!?

4つめのリスクは、将来に悪影響を与えるリスクがあることです。バイト先をばっくれた場合、当然職場の関係者からの心証は悪くなります。「バイト先の人とはもう会わないから関係ない」と自分では思っていても、縁があってばっくれた勤務先の人と後に何らかの交流が生まれるケースも珍しくありません。たとえば、元バイト先の同僚が自分と同じ会社に入社したり、新しい勤務先の取引相手が元バイト先だったりする場合があげられるでしょう。

このように、ばっくれたバイト先の同僚や上司と再び交流が生まれた際は、相手からの印象も思わしくない場合がほとんどです。もし相手に何らかの悪意があった場合は、「あの人は昔バイト先をばっくれた」という噂を流されてしまうリスクも…。「もう二度と会わないからばっくれてもいい」という気持ちが将来に影を落とすこともあることを、あらかじめ把握しておきましょう。

バイトをばっくれた時のリスク(5)これまで働いた分の給料がもらえない危険性あり

5つめのリスクは、未払い分の給料がもらえない危険性があることです。労働者は労働基準法24条により、無断で仕事をやめてしまった場合でも所定の期日までに給料を全額支払ってもらえる権利を有しています。しかし、労働者がバイトをばっくれたことによって勤務先に損害が出ている場合や、バイト先の就業規則に無断欠勤に際して反則金がかかる旨が記述されている場合は、この限りではありません。本来支払われるべき金額から損害分や反則金が差し引かれることもあります。

また、給料の渡し方については勤務先が自由に決められるため、「直接渡したい」といわれた場合は先方の決定に従わなければなりません。「顔をあわせるのは気まずいから…」という理由で結局給料を受け取れなかったというケースも珍しくないので、やはり給料を全額もらいたい時はばっくれるのではなく、事前に責任者に合意を取ったうえでの円満退職がおすすめです。

もしもバイトをばっくれてしまったら、どうすればいい?

バイトのばっくれは厳禁ですが、もしも実際にやってしまった場合はしかるべき対応をする必要があります。まず、ばっくれた後はバイト先から実家や自分の携帯電話などに連絡がくるケースがほとんどなので、必ず誠意をもって応対するようにしましょう。なお、応対する時の姿勢は低姿勢がベター。先方の態度がどうであれ、こちらが迷惑をかけたことは事実です。相手が怒ってきても素直に聞き入れ、「ばっくれてしまったことへの謝罪」「ばっくれた理由」「今度どうしたいか(辞めたい・続けたい等)」の3点についてきちんと伝えましょう。勤務先にあなたの誠意が伝われば、やり直すチャンスをもらいやすくなる他、残りの給料の支払いもスムーズに進みやすくなります。

また、同僚への対応も忘れないようにしましょう。急にばっくれてしまった場合、職場の同僚の心証が悪くなっている可能性大。バイト先で培った友人関係なども壊れてしまう可能性が高いです。もしどうしても今後も仲良くしたい人がいるのであれば、ばっくれてしまった後に事情を伝える努力をしてみましょう。なお、事前に「辞めたい」と相談しておくのもひとつの方法ではありますが、相手の口が軽かった場合は職場に「○○さんが辞めたがっている」という噂が広まるリスクもあります。相談相手は慎重に選ぶようにしましょう。

バイトのばっくれはダメ!辞める意思を伝えてリスクや不安から解放されよう

バイトを辞めたいと思ったら黙ってばっくれるのではなく、自分の口から責任者に「辞めたい」と伝えることが大切です。ばっくれ癖がつくと今後の社会生活に支障が出ることもあるので、くれぐれも気をつけましょう。

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著者:ritfiles

音楽と映画の世界を経て、ライター職へ。ビジネス系を中心にオールジャンルで活動しているフリーライターです。飲食店・映画制作会社・税務署・イベントホールなどでのアルバイト経験あり。