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ミスミでは、すべての社員が経営者です。

ユニークかつ鋭い戦略性でものづくりを支援するミスミグループ。各業界の先進企業を目指す学生には、ぜひマークしてもらいたい企業です。その圧倒的な成長を支えるのは、経営者としての情熱を持つ社員たちのマインドでした。

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株式会社ミスミグループ本社
グループ統括執行役員 人材開発統括
有賀 誠さん
採用サイト 新卒採用情報|株式会社ミスミグループ本社

強力な、縁の下の力持ち。

―― ミスミグループとは、どんな会社なのでしょうか?

ひとことで表すと「世界のものづくりの現場を支える、3つの機能のハイブリッド」です。ミスミは「メーカー」「商社」「インフラ」という3つの要素で構成されています。
まずは、「メーカー」機能。お客様から受けた、生産設備部品やセンサーのオーダーに対して、高品質・低コスト・確実短納期を約束しています。小さなピンひとつでも、部品の素材やサイズや形をカスタムメイドで、48時間以内に作ることができます。もうひとつは「商社」機能。当社の流通事業では、生産現場で使われる電線等の副資材や、オイル、ヘルメット等の備品までを扱っており、お客様にワンストップ・ショッピングを提供しています。この2つの事業を支えるのが「プラットフォーム」機能です。ECサイトなどを通してお客様と我々がつながるためのITや、物流ネットワーク等のインフラが含まれます。

上場企業のなかでもトップクラスの成長率。

―― 貴社の強みや、今後の展望について教えてください。

ミスミは、10年連続で2桁成長を達成している企業です。成長率や利益率でみると、日本の上場企業のなかでもトップ5に入ります。この成長を裏付けるのは、ミスミのビジネスモデルです。ビジネスの世界ではときどき、バブルや、その崩壊がおこりますよね。しかしミスミの事業は、世界中に点在するあらゆるものづくりの現場の実業に根ざしています。仮にある業界が落ち込んだとしても、別の業界の好調がそれを補うという構図が出来上がっています。つまり、全体で見ると、大きく落ち込むことがない、崩壊するバブルがない、という仕組みなのです。またミスミはいま、さらなる成長のフェーズにあります。創業者の田口が捕えて拡大していった、ニッチな市場。そこに2代目社長の三枝が、戦略性と人材育成を持ち込み、12年で売上を4倍に伸ばしました。創業期、成長期ときて、現社長の大野を筆頭に、いまは更なるジャンプの時期。メーカーや商社、加えてEC企業を相手に、マーケットへの嗅覚を強化する、つまりビジネスの先を読むセンスを磨いていくことが、最重点課題となっています。

社長も社員も、論理的かつ情熱的。

――成長企業の戦力として、どのような人材を求めますか?

ミスミが掲げるミッションに「経営リーダーの育成」というものがあります。そのうえで、社長も含め全社員に求めているのが「論理性」と「熱き心」です。ミスミでは、戦略を構築するための「論理性」を最重要視しています。それに加えて、志や情熱がなければ人を率いていくことはできない、つまり経営リーダーにはなれないと考えます。なので、採用の際には学生の「論理性」における潜在能力と、リーダーシップを表す「熱き心」をきちんと見極めるよう努力しています。

ドライブ感のある社員を応援する会社。

―― 貴社での活躍のチャンスは、どのようにして掴んでいくのですか?

社員を経営リーダーとして育成するため、ミスミでは「手挙げ文化」を奨励しており、自らとりに行く姿勢が尊重されます。「がらがらポン」と呼ばれる異動制度などはその象徴で、毎年全社員に「キャリア形成において次に何がやりたいのか」が問われます。「次は部長にチャレンジしたい」とか「この部署に異動したい」というように、「自ら手を挙げ自分のキャリアを作っていく」会社です。人事の仕事をしていた社員が欧州事業の経営に参画したり、中国の経営リーダーが自ら希望をして本社の人材開発に異動をしたり、ということが当たり前になっています。また、全社的な統一感を確立する「戦略的な束ね」とあわせ、社員やチームが事業責任における裁量と権限を持つ「末端やたら元気」を同時実現するよう、組織が設計されています。

経営者の育成に、時間もお金も惜しみません。

―― 「経営者としての成長」という意識が会社全体に根付いているんですね。

いい意味で理屈っぽい会社です。私はこれまで、海外に本社がある多国籍企業をいくつか経験してきましたが、そこではとにかくスピードとアクションが求められていました。結論が決まっていたら、もうあまり考えることなくどんどん進んでいく、という感じでしょうか。ところがミスミでは、結論があっても、なぜそれに至ったのかをまずみんなで議論します。君はおなじ結論になった?君も?あなたも?と確認してから、スタートするんですね。この会社に来た当初、私はこれをとてもまどろっこしく感じていたのですが、半年ほど経って「これは人を育成するためにやっているんだ」と腑に落ちました。2×3=6という結論について「2+2+2=6、だから6なんだな」と、一人ひとりが自分の頭で考え、自分の腹に落とし、自分の言葉で仲間に語りかけ、組織をひっぱっていく。ミスミは経営リーダーを育成するため、この過程に時間を投資しているんですね。「お前の思想は、戦略は、目的はなんだ」、と徹底的に問われる。だから人が育つんです。

まず、現場で成果を出す。

―― 経営者を目指すにあたり、大切なことは何でしょうか?

最終的に経営者を目指す人の、キャリアのスタートについて、私は「T字型キャリア」をおすすめしています。「T」という字のヨコ「―」を経営者やコンサル、タテ「|」をビジネスの現場での一機能としたとき、タテから始めよう、ということです。経営やコンサルの仕事はたしかに、ビジネス全体を見渡して分析する能力がつくかもしれないし、きれいなプレゼンもできるようになるかもしれない。だけど、いきなりそこへジャンプするよりも、現場で働く人の目線や感覚を分かっている人の方がより説得力があるし、ビジネスでの成果も出せると思うんです。だから、まずは「T」のタテ「|」から。それは営業でも人事でも経理でも何でもいい、とにかく自分が最初にやる仕事を一生懸命にやって、そこで結果を出してから、次のステップに進んでいくことが大切だと私は考えています。

キャリアを考えることは、人生を考えること。

―― 就活生に向けてのメッセージをお願いします。

キャリアプランを考えるときには、ライフプランニングも忘れずに、ということをお伝えしたいです。「ワークライフバランス」という言葉がありますが、私はこれを「ワークライフインテグレーション(統合)」と呼んでいます。だって、ワークはライフの一部であって、相対するものではないでしょう。ワークのほかにも、数々の趣味や家族など、それら全部が集まって「ライフ」であり、バランスではなくインテグレーションだと思うんです。
キャリアプランは、ライフステージごとにこのインテグレーションを紡いでいくイメージ。「ワーク」は他のいろんなものと関係性をもっていますから、キャリアだけを考えていたのでは、本当の意味でのキャリアプランは設計できません。ワークもファミリーも趣味も繋がっているということを意識して、ぜひ「ライフプラン」も一緒に考えてほしいと思います。

関連リンク

ミスミグループ本社の掲示板・クチコミ - みん就(みんなの就職活動日記)

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今回インタビューを受けてくださった方

株式会社ミスミグループ本社
グループ統括執行役員 人材開発統括
有賀 誠さん