転職活動する前によく考えて!転職に向かない人とはどんな人?

転職する方の中には、転職後に後悔してしまう方が少なくありません。本当に転職すべきなのか、向き不向きをしっかり判断しましょう。本記事では、転職に向かない人の特徴をお伝えしますので、ご自身と照らし合わせながらご覧ください。

転職活動する前にまずは転職したい理由を客観的に分析してみよう

人間関係や給与、仕事内容など、転職を考える理由は、人それぞれ多様です。しかし働いていれば、誰しも不満・不安は少なからず生じるもの。そのため、見切り発車で転職を決めてしまうのは、もしかしたら早いかもしれません。
もし転職を考え始めたら、転職活動を始める前にその理由を紙に書き出してみましょう。何度も「なぜ?」と自分自身に問いかけつつ深掘りし、出てきた答えをすべて並べていきます。すべて書き出せたら、改めて客観的にその理由を分析してみてください。本当に転職しなければ、それらの不満・不安は解決できないでしょうか。あるいは転職することで、必ずそれは解決できるのでしょうか。

ふと「転職したい」という考えが浮かんでも、冷静にみてみると、転職するほどの理由ではないということが少なくありません。それならば、転職は時期尚早と言えるでしょう。転職で後悔しないためには、まずしっかりと転職理由を精査してから判断することが大切です。

それでは、転職に向かない人の特徴を、項目別に見て行きましょう。

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転職に向かない人(1)転職したい理由が明確ではない人

感情として「転職したい」という思いが湧き上がっても、その理由がいまいち明確にならないことがあります。客観的に分析してみようとしたところで、例えば「なんとなく仕事がつまらない」「ちょっと仕事に飽きてきた」など漠然とした理由しか浮かばないというケースは少なくありません。このように転職理由が明確ではなく漠然としている場合には、転職しない方がいいでしょう。

転職理由が明確でなければ、何を基準に転職先を選べばいいか分かりません。結局、転職先も『なんとなく』で選ばざるを得ないでしょう。それでは、自分が本当に満足できる職場を見つけることはできないもの。もしかしたら転職先でも、また同じように漠然と不満などを抱いてしまうかもしれません。
また、明確でない理由は、本人の気持ちや考え方次第で、思いのほか容易に解決できることが多いでしょう。あるいは、人間関係の悩みが単なる勘違いから生じたものなど、転職するほどでない場合が少なくありません。それであれば、そもそも転職する必要などないはずです。

転職に向かない人(2)転職したい理由が理想論すぎる人

理想とする働き方やキャリアビジョンを持っていても、実が伴っていなければ意味がありません。理想を実現するには、そのための積み重ねや実績が必要です。

例えば年収1000万円を目指していても、そのためには見合うだけの実績が必要になります。実績なしに転職したところで、結局は成功しないでしょう。もし実力以上のアピールで年収1000万円を実現したとしても、入社後、転職先から求められるものと実力とのギャップに悩まされるはずです。
あるいは「クリエイティブな仕事がしたい」と他職種から飛び出したところで、必要な技能が備わっていなければ転職は難しいでしょう。専用ソフトを使ったり知識を学んだり、転職する前に必要なことがあるはずです。

大きな理想ほど、そこに到達するまでには長い道のりがあります。いきなり転職でそれを果たそうとするのではなく、しっかり段階を持って道筋を立てていきましょう。実績や知識、経験などが伴ってこそ、転職によってその理想が実現できます。

転職に向かない人(3)現在の職場が恵まれており、転職したい理由が今の職場で解決できるかもしれない人

今現在の仕事に不満があっても、恵まれた環境では転職せずとも職場内でその不満を解決できる可能性が高い場合もあります。公務員や大企業の職員などは、その最たる例です。例えば給与に不満があっても、将来的な昇給が十分に見込めるなど、実は転職するより、現職を続けたほうが目指すゴールに到達しやすいケースは少なくありません。

そうした安定した環境では、例えば「ルーチンで地味な仕事が嫌になり、もっと裁量が大きく刺激的な仕事がしたい」など、仕事内容を理由に転職する方も多い傾向にあります。もちろんこれは、現在の職場で得られるものではないかもしれません。しかし、そのような不満を解決できる職場へ転職できたとしても、現職のように将来的に安定し恵まれた環境を手に入れられる保証はありません。「転職したい」と考え始めた時点では気持ちが高ぶっているかもしれませんが、冷静に将来を考えると、実は転職しないほうがいいというケースは多いのです。

そのほか、人間関係や待遇などについては、会社側に交渉することで解決できることが多いでしょう。まずは現職でできることがないか、具体的なアクションを起こしてみることが重要です。

転職に向かない人(4)転職をしたい理由が現状からの「逃げ」になっている人

転職理由は、前向きであることが大切です。人間関係が上手くいかなかったり、あるいは仕事でなかなか成果が挙げられなかったり。そうした状況から逃げるために転職することは、避けるべきと言えるでしょう。そのように短絡的な理由では、転職先でも上手くいかないものです。逆に目指すビジョンが明確で「逃げ」ではなく「進む」ための転職であれば、転職活動もスムーズに進み、転職してよかったと思える結果が待っています。

もちろん、これは仕事の状況だけではありません。私生活での出来事が上手くいかず、自暴自棄になっていないでしょうか。その理由を仕事に転嫁して転職してしまえば、冷静になったタイミングで後悔が襲ってきます。

転職に向かない人(5)キャリアプランをしっかり持っていない人

転職はキャリアを構築していく1つの手段です。決して、転職することで自然とキャリアが出来上がっていくわけではありません。しっかりと自分自身のキャリアプランが持てていないうちは、転職するべきではないでしょう。

転職することで、どのようになりたいのか。あるいは数年後を見据えたとき、どんなキャリアを築いていたいのか。転職はその目指すべき未来があればこそ、そのための手段としてメリットを得られます。キャリアプランを明確にしたうえで、「そのために何をすればいいのか」を考える。それこそが、転職先に求めるものだと言えるでしょう。
キャリアプランとは、自分がどう働いていきたいかという道筋のことです。それに沿わない転職では、すぐにまた辞めたくなってしまう可能性が高まります。「キャリアプランは明確じゃないけど、なんとなく違う気がするから転職する」と転職を繰り返す人が、実は多いのです。つまりキャリアプランが持てていなければ、いたずらに職歴を増やすだけという結果になりかねません。

転職しないほうがよい場合も!転職したい理由を客観的にみて、自分が転職に向いている人かどうか見極めて行動しよう!

明確かつ現実的な理由と、目指すべきキャリアプラン。これらが揃っていない状態では、むしろ転職はしないほうがいいかもしれません。まずは転職理由を客観視して、本当に今の自分が転職に向いているかどうかを見極めましょう。それが結果として、転職の成功へと繋がっていきます。

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転職・仕事探しの掲示板・クチコミ - みん就(みんなの就職活動日記)

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著者:三河 賢文(Masafumi Mikawa)

ライター歴12年・編集歴5年の“走る”フリーライター。スポーツ・ビジネス・IT・子育て分野を中心に、取材・執筆編集を手がける。そのほか、コンテンツ制作を主事業とするナレッジ・リンクス(株)代表、ランニングコーチとしても活動中。過去には人材サービス企業で営業職を務め、トップセールスの実績も。そのほか、人材領域での事業立ち上げやキャリア支援等を行ってきた。三男一女、4児の子を持つ大家族フリーランス。