【例文あり】自己紹介で「伝えるべきこと」とは?ポイント別面接対策

自己紹介は面接において最も重要な要素の1つです。自己紹介で伝えるべきことを理解し、的確に伝えられるだけで面接がかなり有利になります。ここではこの自己紹介を制するために大切な4つのポイントを例とともに解説します。

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ポイント1「具体的に語る」

悪い例

私は地味なことでもきちんと努力するタイプの人間です。またチームの中では協調性を発揮でき、ムードメーカーになることができます。好奇心も旺盛なので様々な仕事にチャレンジしていきたいです。

良い例

私は地味なことでもきちんと努力するタイプの人間です。大学で所属しているバスケットボールサークルでは、他のメンバーがやらない走り込みや筋力トレーニングも地道に続け、このスポーツでは最も体力のいる「センター」というポジションを任されています。社会に出ても同じ姿勢で、地味な努力を積み重ねて着実に成長していきたいと考えています。

1つ目のポイントは「具体的に語る」です。悪い例では「地味なことでも努力する」「協調性」「ムードメーカー」「好奇心」など一見すると情報量が多いように見えます。しかし1つも具体例がないため説得力がなく、伝わる情報量はほとんどありません。

一方、良い例では「地味なことでも努力する」という長所にフォーカスを当て、具体的なエピソードと「社会に出たらどうしたいか」というビジョンも盛り込んでいます。本人が地味な努力を続けてきたと確かに伝わるため、こちらの方が実質的な情報量は多くなるのです。

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ポイント2「オイシイトコロだけ話す」

悪い例

私の強みは問題解決力です。大学時代に地元の居酒屋でアルバイトをしていたのですが、急激に売上が低下し始めたことがありました。店長や社員の人たちが頭をひねっても答えが出ず、ある日まかないを食べている私が相談を持ちかけられました。単なる学生にそんな相談をするのですから、かなり困っていたのだと思います。そこで私はこう言いました。(以下続く)

良い例

私の強みは問題解決力です。アルバイト先の居酒屋の売上が下がったときも、ドリンクやフードの売上や客数の変動、スタッフの対応など店長や社員の方々と協力して1つ1つ問題点を洗い出し、その原因究明と解決に一役買ったことがあります。

「自分のすべてを知ってほしい!」と気持ちもわかりますが、それではあっという間に面接の時間が終わってしまいます。悪い例のように要点を絞らず、事細かに話しても、結局は何も伝わりません。自己紹介では自分の魅力をアピールするために必要な情報(「オイシイトコロ」)だけを盛り込むようにするべきです。具体的に語るところと、そうではないところのバランスをよく考えるようにしましょう。

ポイント3「採用しないと損をするワケを話す」

悪い例

○○大学○○学部の鈴木と申します。本日はよろしくお願いします。

3つ目のポイントは「採用しないと損をするワケを話す」です。「自己紹介をしてください」と言われると、この例のように学校名や出身地と名前だけを話して終わる人が少なからずいます。しかし就職活動での自己紹介は、すなわち自己PRです。

この例のような自己紹介で終わる人は自分をアピールするチャンスをみすみす逃しているのです。したがって自己紹介にはポイント1と2の良い例のような採用しないと損をするワケ(=スキルや経験)について話しましょう。

ポイント4「新鮮な話題を選ぶ」

悪い例

私のモットーは「備えあれば憂いなし」です。小学校4年生の運動会で初めてリレーのメンバーに選ばれたのですが、「ぶっつけ本番で良い」と言う他のメンバーに私は猛反対し、念入りな練習を積み重ねるよう主張しました。みんなは説得に応じてくれ、本番までに何度も練習を積むことができたのです。足の速さで劣っていたにもかかわらず、結果は優勝。それ以降も準備を周到にすることで、様々な結果を残してきました。

良い例

私のモットーは「備えあれば憂いなし」です。趣味でよく山に登るのですが、つい先日荷造りで「ロープを入れていくかどうか」で迷ったことがあります。そのとき登る山は本来ロープがいるほど険しくはありませんでした。しかし山では何があるかわからないからと「備えあれば憂いなし」の精神で持っていくことにしました。実際に山に行ってみるとその前の週の大雨で登山道が土砂崩れを起こし、ロープがなければ目的地に到達できないという状況になっていたのです。このときほど準備の大切さを痛感したことはありません。これからもこのモットーを大切に、堅実に物事に対応していきたいです。

最後のポイントは「新鮮な話題を選ぶ」です。小学校4年生の話題を選んだ悪い例と、「つい先日」の話題を選んだ良い例ではどちらが説得力があるでしょうか。どんなに過去の話題が素晴らしいものでも、それがあまりに昔の出来事では説得力はありません。まるでそこから先の人生には何も特筆するべきものがないかのように思われかねません。目安は「古くても高校時代まで」です。

自己紹介に「正解」はない

自己紹介で魅力をアピールするには、ここに挙げた4つのポイントを押さえる必要があります。そうでなければ伝えたい内容が伝わらなかったり、そもそも伝えるべき内容が盛り込まれていない自己紹介になってしまいます。しっかりポイントを押さえて、「魅力が伝わる」自己紹介ができるようになりましょう。

関連リンク

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監修:藤信 明憲(ふじのぶ あきのり)

GCDF-Japan キャリアカウンセラー資格所有
私立大学でキャリアカウンセラーとして勤務。大学在籍時は、就職相談の他、合同説明会の運営リーダーを担当し、各種就活対策セミナー講師としても年間50本以上の登壇を行う。リピート指名ナンバーワンの実績を誇り、何よりも傾聴を心がけている。
現在はフリーランスで、学生や社会人へのカウンセリング、次世代社長や大人向けの勉強会のファシリテーターや講師を行う。