知人からの紹介で転職するのはアリ?知っておきたいメリットと注意点

転職する際には、知人から紹介された企業を選ぶ方法もあります。一見楽に転職できそうな方法ですが、メリットだけでなくデメリットもあるのです。ここでは、知人から紹介された企業に転職する場合の注意点についてお話しします。

知人からの紹介で転職をするメリットとは?

知人からの紹介で転職をする際のメリットには、どのようなものがあるのでしょうか?

(1)選考が有利になるケースもある

知人からの紹介で転職する場合の最も大きなメリットは、書類選考の必要がないなど選考が有利になるケースもあるということです。知人の紹介なので、あなたの人柄や仕事の能力は十分相手に伝わっているでしょう。そのうえであなたを紹介してほしいと言われているのであれば、その時点である程度の選考は終わっているのも同然です。そのため、書類選考なども必要なく、面接も実際に会ってみて感触を確かめたり仕事の経験を具体的に聞いたりするための最後の確認だけということもあります。あらかじめ、知人からあなたの情報を相手に伝えてもらえるということは、スムーズに選考を進めるためにも非常に大きなメリットです。

(2)自分がどんな仕事をするのか事前に把握しやすい

知人に紹介してもらうことで、転職後に自分がどのような仕事をさせてもらえるのか、どのようなポジションが用意されているのか、どのようなスキルが求められているのかなど、最も気になる転職先の情報を聞き出すことができます。一般的な転職活動の場合、このような具体的な企業情報を仕入れるためには、ホームページや募集要項などから企業情報を読み込んだり、面接の際に面接官から直接聞き出したりしなければならず、かなり大きな労力を費やします。しかし、知人に聞けば良いのであればとても聞き出しやすいはず。知人からあなたの情報を会社に伝えられるだけでなく、逆にあなたが会社のことをスムーズに知ることができるということも転職活動をスムーズにしてくれるでしょう。

(3)入社後、会社に馴染みやすい

全く知らない人の間に全く知らない人が入っていって一緒に仕事をするというのは、信頼関係を一から築きあげなければならずなかなか大変なことです。しかし、もし知人が所属している会社に転職するのであれば、知り合いがいる会社ということで入社後も会社に馴染みやすいでしょう。同じ部署に知人がいなくても、知り合いの紹介ということで職場の人たちも「あの人の知り合いなら」ということであまり警戒感もなくすんなりと溶け込むことができるかもしれません。

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知人からの紹介で転職をするデメリットとは?

知人の紹介による転職には多くのメリットがありますが、逆に知人の紹介だからこそ生じるデメリットもあります。その具体的なデメリットの内容について、詳しくご紹介します。

(1)選考途中の辞退が難しい

知人から転職先を紹介してもらって、実際に面接を受けてみたら仕事内容や待遇面で思っていたのと違っていたというケースもあるでしょう。その場合、一般的な転職活動なら何の後腐れもなく選考途中で辞退することもできます。しかし、知り合いの紹介となると話は別。あなたがこの会社に転職したいと強く希望しているから、「会ってやってください」と知人が会社にお願いしているかもしれないからです。また、相手があなたの転職をほぼ決定事項として扱っている可能性もあります。知り合いに尽力してもらった場合、選考を途中で辞退すると人間関係のトラブルが起きやすくなるので注意が必要です。

(2)事前に聞いていた職場環境や仕事内容とのギャップを感じることもある

知人からの紹介では、会社の職場環境や仕事内容を知人からいろいろ教えてもらうことができるのは非常に大きなメリットです。しかし、知人から会社の情報を聞く際に良い情報しか入ってこない、知り合いの紹介という安心感からイメージが先行してしまう、という思い違いが起こる場合もあります。特に、普段から良い関係の友人による紹介だと、「良い会社に違いない」という思い込みが発生することもあるので要注意です。

(3)知人との関係性が悪化する場合もある

知人から紹介してもらった会社で実際に面接を受けてみたら、聞いていた話と違ったためほかの会社に転職するということもあると思います。しかし、知人の紹介による転職話を辞退してしまうと知人との関係が悪化する恐れがあります。知人にしてみれば、せっかく紹介してやったのにと顔をつぶされたことになるため仕方のないことです。そして、その知人とだけでなく、会社との関係も悪化してしまうかもしれません。今後その会社とも取引や関係がある場合、大きな打撃です。知人からの紹介による転職には、しがらみもあるということに注意しなければなりません。

知人からの紹介の転職はすぐに飛びつかず総合的な判断をする

知人から転職の紹介があった場合でもすぐに進めてほしいという返事はしないということが重要です。転職先のメリット・デメリット、自分のやりたいことなどを照らし合わせて総合的に判断する必要があります。転職先選びとは、自分の残りの人生を決める重要な決断。それなのに、知り合いの紹介だから断れないなどという理由で決めるわけにはいきません。転職先として知り合いの紹介の職場が候補にあがったとしても、その会社に本当に転職すると決まったわけではありません。信頼できる知人からの紹介だからこそ、選考に進んでから断りづらくなるということもあるのです。

知り合いからの紹介で転職先を決める場合には、縁故採用ではない一般の転職活動以上に慎重かつ賢明な判断が必要です。知人から「うちの会社どうだ?」などと紹介された場合ありがたく話を受けるのは良いですが、必ずしも転職するとは限らないという前提のもと話を進めましょう。そして、結局転職しなかったという結果になったとしても、今後も知人と良い関係を築いていけるよう慎重に話を進めるべきです。そのためには、転職先の情報を慎重に冷静に集めることが重要です。知人からの情報だけをうのみにするのではなく、自分で独自にその企業の情報を収集し自分の判断で転職するかどうかを決めてください。

知人からの紹介での転職だからこそ慎重さが不可欠!悔いのない選択を

信頼できる知り合いの紹介だから安心と受け身になって安易に転職話を進めてはいけません。知人との関係性を悪くしないためにも、また、自分に合った転職先を選ぶためにも知人からの情報だけをうのみにせず、自らしっかりと情報収集をして転職する・しないの決断をしていきましょう。

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著者:宮内光

中堅転職エージェントにて5年間勤務。営業として400社以上の人事担当者と商談を行いました。登録人材の面接も担当していましたので、「雇う側」「仕事を探す側」どちらの立場からの記事も制作可能です。豊富な実務経験を活かして、ノウハウと具体的なアクション、問題解決策満載の記事制作を行っています。