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転職したい人必見!【回答例あり】転職の面接でよくある質問5選

転職面接でのよくある質問と回答例の紹介は、事前に参考にすべきですが、あまりに自身の状況とかけ離れた模範的な回答に終始するとよい結果が得られないかもしれません。そのあたりのバランスを考えた回答例をお示しします。

転職の面接で大切にしたいポイント

転職での面接ポイントとして、「ポジティブに伝える、前職の愚痴や働いていた会社の悪口を言わない」ということはしっかり意識しましょう。たとえマイナスの退職理由であっても、そういうことがないであろう企業へ転職を目指すわけですから、このあとの回答例のように前向きな表現に変えることができます。
加えて、面接は「自分が募集職種にマッチングしているかどうかを面接者に見定めてもらう場」であるということも忘れないでください。面接の模範解答例を意識しすぎて自分というものを消してすぎてしまうと、面接者が募集職種とのマッチング判断を間違える可能性があります。
このあとのよくある質問5つの回答例では、その点にも考慮していきます。

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転職の面接でよくある質問と回答例(1)自己紹介をしてください

自己紹介は面接の冒頭のため緊張しています。そこでつまずくと、頭に血が上り、そのあとのQ/Aがしどろもどろになってしまいます。このため、自己紹介はあらかじめ原稿を用意して暗記するほど練習してください。そして、そのとおり話をしてください。妙にアドリブを入れる必要はありません。暗記した内容の棒読みであっても面接者は「しっかり練習してきたのだな」と感じ、むしろその準備に好感を持ってもらえることもあります。

また、中には事前に提出した職務経歴書の始めから終わりまですべてを長々と説明する応募者がいます。面接者は事前に応募資料に眼を通しており、面接中もそれを見ながら質問するわけですから、そういう応募者にはがっかりしてしまいます。
応募職種に関連が深いできるだけ新しい経歴のみ紹介し、3分以内でまとめて、面接者の眼を見るように顔を上げ、ゆっくり話をしてください。

回答例

「日本一郎と申します。文系の大学を出ましたが、IT分野に興味を持ち、未経験からITエンジニアになれるというエンジニア派遣会社で5年間勤務しました。マニュアルのあるヘルプデスク業務を2年間勤めたのち、24時間365日のサーバー運用管理の交代勤務を3年間経験しました。3年間体調不良などでの突発年休は1度もありません。
直近1年間は、運用メンバー3名のリーダを務めました。仕事の合間を縫って自己啓発に努め、IT関係の資格を取得することができました。

今後は、さらに上流工程のIT業務ができるエンジニアに成長したく、技術力の高さに定評のある御社に応募いたしました。本日はどうぞよろしくお願いいたします。」
この回答例では1分強程度ですが、突発年休がない、自己啓発で結果を出している、上昇志向であるという好ましい要素を含んでおり、面接者にいい第一印象を持ってもらえます。

転職の面接でよくある質問と回答例(2)前職を辞めた理由は何ですか?

退職理由には、

  •  「キャリアアップしたい」「新しい分野に挑戦したい」という前向きなプラスの理由
  •  介護や育児などの諸事情で「転勤をしたくない」「Uターン希望」「通勤時間を短くしたい」「残業や休日出勤の少ない勤務をしたい」などの切実な理由
  •  「業績が悪く将来が不安」「旧態依然としたパワハラ的な職場環境で毎日がつらい」などのマイナスの理由の3つがあります。

まず、前向きなプラスの退職理由はそのままストレートに熱く伝えてください。
切実な理由も、それを解決するために転職するのですから、転職してから話が違うとならないように明確に伝えてください。

マイナス理由での退職の場合にどう回答するかがポイントです。「業績が悪く将来が不安」で退職した場合は、「安定して将来性もある企業で自分の力を試したい」と言い換えましょう。

回答例1

「少人数のソフト開発会社に勤務していました。人数が少ないため、ソフト開発のほかにも顧客への営業同行やサーバーなどの機材の導入・運用サポートも担当しました。そのことでソフト開発技術のほかに顧客とのコミュニケーションのしかたやハード関係の知識も身につきました。そのスキルをより大きなフィールドで試したいと思い、退職いたしました。」

「旧態依然としたパワハラ的な職場環境」に嫌気がさし退職した場合は、「オープンな社風の企業で働きたい」と言い換えましょう。

回答例2

「創業60年の中堅商社で国内営業を担当しておりました。ほぼ固定客へのルート営業が中心で、営業マンとしての基本はしっかり身につきました。飛び込み営業の苦労はありませんでしたが、扱う商材や顧客がほぼ決まっており、より自分の創意工夫で会社の業績に貢献できるチャンスの多い若い企業で勝負したくなり退職を決意いたしました」
このように表現すれば、面接者は、暗に本当の退職理由を推測しつつも前向きな気持ちを受け止めたくなります。

転職の面接でよくある質問と回答例(3)あなたにとって仕事とは?

この質問には、応募者の仕事に対する価値観を聞き出すことで、自社への応募の真剣さや熱意を推し量りたいという意図があります。
漠然とした質問のため正解はありませんが、回答に詰まってしまうと残念な印象を受けます。また30代前後の応募者から新卒のような夢見る回答を聞いたり、ミドル層から若手のような将来への想いを聞いたりすると「ちょっと違うな」という印象を面接者に与えてしまいます。また「収入を得て家族を養うため」というような直接的な回答も避けましょう。年齢相応の考え方を持っていることが伝わるような回答をしたいものです。

回答例

「私にとって仕事とは、職場のみなさんとの関係性や、役割を果たすために創意工夫した結果得られる充実感など、ひとりでは得がたいものを与えてくれるものです。
休日や睡眠時間を除けば、人生の半分近くは会社で働いていることになるので、その時間はやはり充実して過ごしたく、収入はもちろん大事ですが、その充実感がないと長く続かないと思っております。」
少し模範的かもしれませんが、本音も含んでおり、面接者の納得を得られるでしょう。

転職の面接でよくある質問と回答例(4)なぜ当社を志望したのですか?

転職には、

  • 前職と業界や仕事内容が同じでよりキャリアアップできる、あるいは将来性や安定性のある会社を志望する
  • 別の分野に転身したい、あるいは諸事情で転身せざるを得ない

の2つのパターンがあります。まず前者の回答例を示します。

回答例

「前職では、小さな会社の人事担当で、採用や労務のほか総務業務も全般担当しておりました。その中で採用の業務に興味を強く持ちました。新卒採用なら学生とフレッシュな会話ができますし、キャリア採用ならいろいろな人生経験や苦労話に触れて共感したり、結果をお伝えしたときの喜怒哀楽に自分も感情が揺さぶられたりと、通常の業務では味わえない経験をしました。今後は、キャリアコンサルタント資格取得もチャレンジできる採用業務に集中したく、通年で多くのキャリア採用をされている御社を志望いたしました」

このように、はっきりと意図を持って企業選択をしていることを伝えるようにしましょう。
次に、前職と異なる業界や仕事に転職する場合ですが、これには

  • 自分の適性が前職に合わず、よりマッチングできそうな業界や仕事を目指したい
  • 介護や子育てなどの諸事情で、業界や仕事内容より、勤務条件(残業や休出が多くない)や勤務場所(通勤時間が短い、Uターン、転勤なし)を優先したい

という2つのケースがあります。
勤務条件や勤務場所を優先する場合は、率直に伝え、転職後に話が違うとならないようにしてください。次に、自分の方向性を変えたい場合の回答例を示します。

回答例

「大学は経営学部でしたが、就職時期が今のような売り手市場ではなく、バイトで働いていた居酒屋チェーンに入社し、2年目から店長として継続して売り上げ目標も達成できています。売り上げ処理や利益の計算を日々行っている中で、大学の専攻で学んだ知識をより深めて企業の経理専門職として働きたいという気持ちが強くなりました。前職ではそういう異動の可能性はありませんでした。少し出遅れましたが、御社の業務拡大に貢献できればと思い応募しました。」

このように、業界を変えての応募の経緯が理解されやすいように伝えましょう。

転職の面接でよくある質問と回答例(5)今までの仕事でした大きな失敗はありますか?

面接者は、失敗体験の内容とその挽回策を聞くことで、応募者の実務力を推し量ろうとします。事前に行う職務経歴書作成の中で、成功事例とともに失敗事例も思い出して回答できるように準備してください。

回答例

「前職である商品の開発設計を担当しているときのことです。その商品の仕様決定もある程度任されており、技術的にも自分なりに自信を持っていましたので、商品企画からこれはできるかとか、こうしたいという要望を自分の判断でわかりましたと回答していました。

あるとき上司に呼び出され『いろんなことを簡単に引き受けているが、できなかった場合どう責任をとるのか』と叱責されました。商品開発にはいろいろな部署がかかわっており、発売スケジュールも決められている中で、一旦引き受けたことが既定になると、できなかった場合に『すいませんでした』では済まなくなります。これを機に、会社組織では個人プレイではなく、常に上司に報告相談し、『技術的には可能だがスケジュールが合わない』とか『リスクがあるので次機種で検討したい』などの判断を部署として回答することが守るべき大切なことであると強く認識し、実行しております。」
このような回答を聞くと、採用後もスムーズに自社で勤務していけそうだと面接者は感じます。

転職の面接でよくある質問をあらかじめ知っておくことで、あせらず面接に挑むことが大切

転職の面接でよくある質問をあらかじめ知っておくことで、あせらず面接に挑むことができます。一方、面接は、面接者に自分が募集案件とマッチし入社後に活躍できるかを見定めてもらう場でもあります。模範解答に終始して自分のリアルな面を消してしまわないよう、ご自身の回答例を準備してください。

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著者:寺澤 健治

エンジニアから人事責任者を経て人材ビジネス分野に転職。派遣元責任者25年の経験で多くの社員の悩み事やキャリア相談を経験してきました。
登録標準キャリアコンサルタント
第一種衛生管理者、各種情報処理資格所有