【業界研究】外資系と日系の違いとは?コンサル業界の特徴とポイント

「コンサル業界に就活をする!」と決めている人の中には、「外資系も日系も同じコンサル業界だから、対策も同じでOKでしょ」と考えている人もいるのではないでしょうか。しかしそれは危険な勘違いです。ここでは外資系コンサルと日系コンサルの特徴と、それぞれの就活で注意するべきポイントを解説します。

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外資系コンサルってこんなところ!

世界最大級のコンサル会社で経営者にも出身者が多い「マッキンゼー・アンド・カンパニー」や、同社と同じくらい有名な「ボストン・コンサルティング・グループ」、1886年創業の世界最古のコンサル会社「アーサー・D・リトル」などが外資系コンサルの代表格です。

これらは一般的に「戦略系」と呼ばれ、大企業の経営戦略全般に対するコンサルを行っています。プロジェクトを掛け持ちせず、5名前後のコンサルタントとチームを組み、1つの案件に当たるのが基本スタンスです。企業文化は「Up or Out(昇進するか、さもなくば去れ)」。成長できない人間はどんどん排除されていく世界です。

とはいえ無慈悲な世界というわけではありません。1人のコンサルタントに対して複数のシニアコンサルタントが議論を重ね、さらにはコンサルタントを含めた評価会議を経て、はじめて判断が下されます。実力を徹底的に見極めた上で評価を下す点は、実力主義の西洋らしい価値観と言えます。

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外資系コンサルの就活で知っておくべきポイント

外資系コンサルに就活をする場合、まずクリアしなければならないのが筆記テストです。筆記テストの段階で応募者の大半をふるい落とし、基準に達したごく一部だけが面接選考に進むことができます。

面接選考でも難しいケース面接が出題され、それに対して確実かつ忍耐強く答えていかなくてはなりません。面接官も超一流のコンサルタントなので、厳しい質問も容赦なく投げかけられますが、これにもうろたえずに答える思考力と精神力が必要です。

また「自分を積極的にアピールするスキル」は外資系コンサルの就活では欠かせません。協調性やコミュニケーション能力も大切ですが、それよりも自分から前に出て行く姿勢が要求されます。

日系コンサルってこんなとこ!

これに対して日系コンサルは良い意味でも悪い意味でも「日本的」です。日系コンサルの代表格にはシンクタンク系の「三菱UFJリサーチ&コンサルティング」や「野村総合研究所」、中小企業やベンチャー企業向けのサービスも展開する「ドリームインキュベータ」や「タナベ経営」などが挙げられます。

シンクタンク系のコンサルは金融機関や官公庁を主なクライアントとし、リサーチとその結果を踏まえたコンサルティングが得意分野です。一方、中小企業向けのコンサルは顧問契約を結んだクライアントの経営相談が主な業務です。経験の有無にかかわらず若手でも自分で営業して案件を獲得する必要があるほか、1人のコンサルタントが複数の案件を掛け持ちするのが一般的など、外資系コンサルとは様々な点で異なります。

また、企業文化として「Up or Out」が浸透しているところも多くありません。そのため離職率が低かったり、特定分野に強いベテランが長く勤められるなどのメリットがあります。

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コンサルの就活で知っておくべきポイント

就活でも外資系コンサルと日系コンサルでは見られるポイント、伝えるべき内容が変わってきます。

まず日本人的な協調性や人当たりの良さが重視されます。グループディスカッションでリーダーシップを過度に発揮したり、集団面接で自分の話ばかりするなど、外資系コンサルでは高く評価される行動も、日系コンサルではマイナス評価になります。

また「どうして我が社なのか?」という面接時の質問は外資系コンサルではあまりされませんが、日系コンサルでは必ずあります。外資系コンサルの時よりも深い企業研究が必要となるでしょう。説明会やOB訪問への参加の有無や回数が選考に影響する企業もあるため、就活計画もよりしっかりと立てなくてはなりません。

外資系と日系、自分はどちらに向いている?

「とにかく実力次第」という外資系コンサルに対し、日系コンサルではより堅実性や協調性がもとめられます。同じコンサルティング業界でも両者では事業方針や企業文化、そして就活の仕方も変わってきます。大切なのは両方の特徴をよく理解し、自分がどちらのタイプに合っているかを考えることです。そのうえで選考を受ける企業を決め、必要な対策を取っていきましょう。

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監修:藤信 明憲(ふじのぶ あきのり)

GCDF-Japan キャリアカウンセラー資格所有
私立大学でキャリアカウンセラーとして勤務。大学在籍時は、就職相談の他、合同説明会の運営リーダーを担当し、各種就活対策セミナー講師としても年間50本以上の登壇を行う。リピート指名ナンバーワンの実績を誇り、何よりも傾聴を心がけている。
現在はフリーランスで、学生や社会人へのカウンセリング、次世代社長や大人向けの勉強会のファシリテーターや講師を行う。