新卒の就活生注目!企画提案型エントリーシートの書き方

企業によって設問内容が異なる、就職活動のエントリーシート。そのなかでも、「企画提案型」と呼ばれるエントリーシートにチャレンジする新卒就活生のために、考え方の基本と、具体的な書き方のポイントをお伝えします。

新卒の就活生が頭を抱える「企画提案型エントリーシート」とは?どんなところが難しい?

企画提案型のエントリーシートとは、自己PRや志望動機といった「学生自身のこと」ではなく、商品やサービスに関して何らかの企画を提案させる設問があるタイプのことです。たとえば、

  • 売り上げを2倍にするにはどうすればよいと考えるか、企画書を書いてください。
  • 弊社新商品の企画書を書いてください。

といった設問があります。

新卒学生の場合、企画提案そのものが未経験な人も多いですし、「マーケティングの知識がないから…」とハードルが高く感じてしまい、エントリー自体をあきらめてしまう学生も少なくありません。しかし、企画提案の経験やマーケティングの知識、その分野の商品知識などがなくても、ポイントをおさえることで誰でもチャレンジするこができます。

▽エントリーシートに関するクチコミはこちら
履歴書・エントリーシート・志望動機・自己PRのクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

f:id:epb0804:20180330103017j:plain出典:写真AC

企画提案型エントリーシートを書く前にプロの企画書に触れる

企画提案型エントリーシートは、多くが「自由に記載してください」という設定になっています。A3もしくはA4のエントリーシートに、枠だけ用意されたほぼ白紙のスペースを使って自由に記載するスタイルが主流です。テキストだけではなく、写真や図表、イラストなど、表現方法は自由な分、すべて自分で決めなければなりません。

文字数を指定されたレポートしか書いたことがない…という学生にとって、フリーフォーマットの「企画書」を書かなければならない、というだけで大きなプレッシャーを感じてしまうのも当然です。

まずは、商品企画やコンサルティング営業、マーケターといった「プロ」が書いた企画書がどういうものか、実際に読んでみましょう。「A3一枚でまとめる企画書」など、エントリーシートに応用しやすいタイプを中心に参考にするといいでしょう。

▼プロが書く企画書を参考にできるサイトのご紹介

・宣伝会議
マル秘公開 これがプロの企画書だ! | 宣伝会議デジタルマガジン 特集
https://mag.sendenkaigi.com/feature/hansoku/pro-presentation/

企画提案型エントリーシートを書くときのポイント(1)提案する商品のことを知る

それでは、実際に企画提案型エントリーシートの書き方や考え方を解説していきましょう。

たとえば、「中堅規模の食品メーカー(主力製品:飴その他お菓子)」での企画提案型エントリーシート・テーマは、「弊社の代表的商品になるような新商品を提案してください。」という設定で例をあげていきます。

ひとつめのポイントは、提案する商品の特徴や、消費者が得られる利益(メリット)をはじめに提示することです。何を提案するのか、お客様に何を訴求するのかを明確に記載するところからスタートします。自分の思いや、その会社の特徴などから書き始め、最後に提案をまとめるスタイルは、企画書向きではありません。まず、結論からスタートしましょう。

【例】
提案する新商品:乳幼児向けキャンディー
商品特徴:小さく(直径5~7ミリ)・手で溶けにくい・優しい甘さ・虫歯になりにくい・開け閉めが可能なプラスチック容器を利用
商品名:赤ちゃんのためのはじめてキャンディー
お客様への訴求ポイント:大切な赤ちゃんに、安全・安心なおやつとして食べてもらえる「キャンディー」のデビュー商品としてご利用いただく

企画提案型エントリーシートを書くときのポイント(2)ターゲット・使用する場面を明確にする

エントリーシートの項目自体が設定されている場合で、スペースが小さいようであれば上記で紹介したような「商品概要・お客様へ訴求する利益」を説明すれば十分です。

しかし、A3,A4サイズまるまる一枚以上、さらに「コピーして使用すれば枚数に制限はありません」といった既定のエントリーシートであれば、提案として弱くなります。いい面や利益について説明すると同時に、より具体性が必要です。

この場合の具体性とは、ターゲットと使用する場面を明確にすることです。なにも思いつかないときは、学生という立場を活かして、「自分だったらどんなものが欲しいか」と考えてみるところからはじめてみましょう。

▼ターゲットとは?:商品を使用する人、想定するお客様のこと
▼使用する場面とは?:その商品をどこで、どのように使うのか、ということ

【例】
(パターン1)はじめての子育てをしているお母さん。こどもが1歳になって、そろそろ果物や赤ちゃんせんべい以外のおやつをあげてもいいかな?と思っているが、虫歯やのどへの詰まらせは怖い。果物は持ち歩きは難しいし、赤ちゃんせんべいはこぼしたり残してゴミが出たりするから、外出中にぐずったときなどに気軽にちょっとあげられるおやつはないかな?と探している。
(パターン2)上に兄弟がいる乳幼児がいるお母さん。一人目の子のときは、幼稚園にあがるまで飴やチョコは与えなかったが、兄弟は食べているのでまだ小さい下の子も欲しがる。乳児用の味がないお菓子は上の子は食べてくれない。一緒に食べられるようなお菓子が欲しいと思っている。

企画提案型エントリーシートを書くときのポイント(3)5W1Hを意識する

「具体性」と言われても、なかなか思いつかない…そんなときは、「5W1H」を意識して考えてみましょう。

【5W1Hとは?】
▼What(何を)
▼When(いつ)
▼Who(誰が)
▼Where(どこで)
▼Why(なぜ)
▼How(どのように)
上記6つの項目の略語です。

頭のなかで、「こんな商品があったら、こんな人が喜んでくれるだろうな」とぱっと思いつくときばかりではありませんよね。「飴の新商品かあ…普段お菓子売り場に行くこともないし、思いつかないな」というときは、この5W1Hを意識して考えてみるのもオススメです。

企画提案型エントリーシートは、発想力や独創性を問われているのか?と考えて、「突飛な発想や商品を提案しないといけないのではないか」と思い込んでいる学生さんが多く見受けられます。
もちろん、発想力や独創性も評価項目のひとつではありますが、最優先事項というわけではありません。むしろ、論理的に自分の考えを展開できるか、説得力があるか、といった、どんな職種であってもビジネスに必要な素養をチェックしていると考えてください。

5W1Hは、物事を具体的に伝えるときに必要不可欠な要素です。文章力に自信がない場合は、この形式で具体性をまとめるという方法もオススメです。

【例】
▼What(何を):赤ちゃんがはじめて食べるキャンディー
▼When(いつ):赤ちゃんが1歳をすぎたころ
▼Who(誰が):孫にお菓子を与えたいが、何を買っていいかわからないおばあちゃん
▼Where(どこで):ベビー用品店の食品コーナー
▼Why(なぜ):赤ちゃん用キャンディーがあまり販売されていない理由
▼How(どのように):赤ちゃんオヤツコーナーで、「ぼうろ」と「赤ちゃんせんべい」以外でなにか新しいおやつはないかと探していて見つける

魅力的な企画提案型エントリーシートを書いて印象アップにつなげよう!

発想力や独創性に自信がなくても、企業研究をしっかり行い、自分の考えを役立ててもらえるよう熱意を込めて論理的にまとめることで、採用担当者の目を引く企画提案型エントリーシートになります。今回ご紹介したポイントを意識して、印象アップを目指しましょう!

参考

・宣伝会議
[1]マル秘公開 これがプロの企画書だ! | 宣伝会議デジタルマガジン 特集
[2]https://mag.sendenkaigi.com/feature/hansoku/pro-presentation/
[3]2018.2.10

関連リンク

履歴書・エントリーシート・志望動機・自己PRのクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)
ESと筆記で落ちまくりのクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

f:id:epb0804:20171018144023p:plain

著者:沼田絵美

最低求人倍率0.98を記録した2000年卒。当時流行だった就職サークルをインカレで立ち上げ、某新卒就職サイト運営会社に企画営業として就職。東京・名古屋・大阪3都市で中堅から大手企業の採用支援に計10年携わった後、大学キャリアセンター相談業務を担当するキャリアコンサルタント、就職関連ライターとして独立。標準レベルキャリアコンサルタント資格であるキャリア・ディベロップメント・アドバイザー資格所持。