就活の面接で趣味はアニメやゲームと答えてもいい?答え方のポイント

履歴書やエントリーシートの項目によくある、「趣味・特技」の欄。趣味がアニメ、特技がゲーム…という学生さんも多いはず。とはいえ、ホントにそう答えてもいいの?と不安な方に、面接での答え方のポイントを解説していきます。

就活の面接で趣味を聞かれたら正直にアニメやゲームと答えてもいいのか?

アニメやゲームを取り扱う会社で、趣味や特技はアニメやゲームと正直にアピールするのは、まったく問題ありません。しかしそれ以外の会社だと、面接官によってはマイナスの印象を持たれてしまうリスクがあるのは否定できません。その理由は、職務内容によって、ゲームやアニメが好きな人の持つステレオタイプなイメージにはそぐわないものもあるからです。

たとえばマイナスなイメージとしてあげられるのが、ゲームやアニメが「一人で楽しめるもの」という意味で、
・インドア派で大人しいタイプではないか?
・人付き合いが苦手なタイプではないか?
というものがあります。もちろん、このようなタイプの方ばかりではないのですが、今よりもゲームやアニメが身近でなかった世代の面接官には、上記のようなステレオタイプなイメージを持つ人がいるのも事実です。

上記の可能性に対して不安を感じてしまう学生さんもいるでしょう。そのため、一般的に印象が良いといわれる趣味をほかに持っているのであれば、そちらの趣味・特技について答えるのもひとつの方法です。

しかし、「実は好きではないが、印象がいいと思った」という理由で適当な趣味・特技について答えてしまうと、回答の内容に矛盾が生じ、違和感が出てしまう場合があります。やはり、まったく興味のないことを趣味や特技として答えるのはおすすめできません。

それでは、「自分が趣味として、自信を持って話せるのはアニメやゲームだ」という場合に、良い印象につなげられるコツをご紹介していきます。

▽関連リンク:就活の合間に好きなアニメについて語ってみる
好きなアニメのクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

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就活の面接で趣味がアニメやゲームと答えるときのポイント(1)成長できた点を伝える

基本的に趣味や特技は、自己PRのような採用選考の「重要項目」ではありません。
学生が話しやすいように、アイスブレイク(初対面の人同士がコミュニケーションをとるときに、緊張をときほぐすための手法)として、話しやすいであろう趣味や特技についてまず話を振り、その学生の印象をおぼえておくためのキーワードとして利用するだけの企業も少なくないのです。

しかし、いずれにしても趣味や特技の話も含めた、面接全体で合否を判断するのは事実。前述したように、「好きな話題だから、話しやすいから」と、やみくもにアニメやゲームが好きであると伝えることはマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。「アニメやゲームの魅力」をどれだけ面接官に伝えても、「あなたはどんな仕事ができるのか」を判断することはできません。

趣味が何であるにせよ、その話を通じて、「何を得たのか」を伝えていく姿勢が大切です。その答え方のポイントは2つあります。

まずひとつめのポイントは、「アニメやゲームを通じて成長した点」をアピールすることです。

例:
ゲームを短期間でクリアするために、ゲームをはじめる前の情報収集を欠かしませんでした。ゲームの傾向と対策を徹底的に分析してきた習慣で、ゼミでのデータ分析作業では、グループで作業量・速さとも常にほかメンバーの倍の作業をこなしていました。

このように例をあげることで、趣味を通じて情報収集力・分析力・忍耐力などのアピールをすることができます。

就活の面接で趣味がアニメやゲームと答えるときのポイント(2)考えさせられたことを伝える

2つめのポイントは、「アニメやゲームを通じて考えさせられた点」をアピールすることです。

例:小さなころから、アニメが好きです。子どものころと、大学生の今とでは感じ方が違うようになりました。小学生のころまでは、単にわくわくする、楽しいという感想だけでしたが、アニメを通じて、社会問題についても考えるようになりました。たとえば、貧困・紛争問題についてテーマに扱った作品を見たことをきっかけに、ボランティアサークルに入会することに決めました。実写ではないぶん、年代や設定も自由に設計することができるアニメだからこそ、重いテーマに若い人も向き合える力があるのではないかと考えています。

例:
最近購入したゲーム機は、社会現象ともいえるほど、一時期入手困難なものでした。気軽なフリマアプリの登場で、せどりと呼ばれる行為をする人が増えていますが、やはりゲームはまず子どもに喜んでもらえるものであってほしいと考えています。次のゼミの研究では、ゲーム機の需要と供給問題について取り上げる予定です。

アニメやゲームは「虚構の世界」ではありますが、現実問題ともリンクさせながら見ているという印象になり、イメージアップにつながります。

就活の面接で趣味がアニメやゲームと答えるときのポイント(3)ポジティブな体験を伝える

ポイントの3つめは、「アニメやゲームを通じてしたポジティブな体験」をアピールすることです。

例:私が好きなオンラインゲームは、世界中からアクセスがあり、月間プレーヤー数は世界で1億人ともいわれています。これまで、様々な国籍の人とプレイをする機会がありました。当然、コミュニケーションは日本語ではありません。なかには、「日本語を話せるようになりたい」という外国の方と日本語でコミュニケーションすることもありますが、ほとんどは英語を使います。なんとか強いチームに貢献したい、と英語の勉強もはじめました。試しにTOEICを受けたところ、高校時代350点台だった点数が、730点まであがりました。

例:
70年代や80年代に放送されていた、古いアニメシリーズが好きです。やはり、その時代のアニメが好きな人は、同世代にはほとんどいません。アニメの情報収集を通じて、父や母世代の方ともコミュニケーションをとることができました。なかには、会社を経営しておられる方、海外に移住されている方など、普通に大学生活を過ごしていたのでは交流できなかっただろう方と、定期的に食事をし、社会について教えていただけた経験も、思いがけないことではありますが、大変貴重なものだと感じています。

アニメやゲームを通じて、実際に語学力やコミュニケーション能力などが向上した、新たなコミュニティができたというメリットを伝えることで、アニメやゲーム自体にもポジティブな印象を持ってもらえます。

就活の面接では「趣味を通じてどのようなことが身に着いたか」をアピールする

「一般的に印象が良いとされる趣味」であってもなくても、それらを通じて身についたことや学んだことをアピールすることで、面接での好印象につなげることができます。「なぜそれが好きなのか・面白さは何か?」は特によく聞かれる追加質問です。準備しておいてくださいね!

関連リンク

好きなアニメのクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

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著者:沼田絵美

最低求人倍率0.98を記録した2000年卒。当時流行だった就職サークルをインカレで立ち上げ、某新卒就職サイト運営会社に企画営業として就職。東京・名古屋・大阪3都市で中堅から大手企業の採用支援に計10年携わった後、大学キャリアセンター相談業務を担当するキャリアコンサルタント、就職関連ライターとして独立。標準レベルキャリアコンサルタント資格であるキャリア・ディベロップメント・アドバイザー資格所持。