転職するなら知っておきたい!中途採用と新卒採用の違いとは

転職を成功させるために、まず中途採用と新卒採用の違いを知っておきましょう。企業が中途採用者に期待するのは即戦力。新卒に期待するのは可能性です。中途採用と新卒採用の選考方法、教育体制、待遇の違いについて説明します。

転職するなら知っておきたい!中途採用と新卒採用の違い(1)採用方法

中途採用と新卒採用では企業の採用手法が違います。企業は新卒を採用する場合、一年以上の期間をかけて会社説明会や適性テスト、2~3回の面接を実施したうえで内定を出します。面接も個別面接、集団面接、ディスカッション方式などいろいろなスタイルで行い、学生の人柄やポテンシャルを見極めます。採用された新卒社員は、基本的に総合職という位置づけであり、入社後一から教育することを前提としているため、採用時は学生時代の経験や、やる気があるかどうかが評価の基準となります。

中途採用は、欠員補充や新規事業のスタート、急成長中による採用などが背景にあり行われます。そのため採用は職種別に行われ、求めるスキルも決まっており、求人広告にはかなり具体的な募集条件が掲載されます。中途採用の場合は、面接時の会話や職務経歴により本人のビジネススキルも把握しやすく、2回ほどの面接で決まるケースも珍しくありません。新卒採用に比べると合否の決定がスピーディーで、早ければ1ヵ月以内に内定が出ます。

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転職するなら知っておきたい!中途採用と新卒採用の違い(2)企業の求める能力

中途採用と新卒採用では、企業の求める能力も違います。中途採用者は即戦力が求められます。ビジネスマナーやPCスキルなど基本的な能力を持っていることが前提であり、そのうえで業務スキルをジャッジされるのです。近年は、新卒入社後3年未満で転職する人材を「第2新卒」と定義し、新卒と同じようにポテンシャルに期待して採用する企業も増えつつあります。しかし、20代後半以上の転職であれば、プロフェッショナルとして求められることを自覚して転職活動にのぞみましょう。

実際は、同じ職種で転職しても、新しい企業の仕組みに慣れるまで時間がかかるもの。中途採用経験のある企業は、転職者が自社に慣れる時間も理解しているため、即戦力と言っても、必ずしも入社した翌月に大きな成果をあげなければならないわけではありません。しかし、真剣に仕事に取り組むこと、新しい仕組みや知識を貪欲に学ぶこと、周りの社員へ良い影響を与えることは、強く求められていると理解してください。スピーディーに仕事を覚えていく姿勢こそが、周りから見れば頼もしく、即戦力に映るものです。企業が人材を採用する目的の一つに、組織の活性化があることも意識していつも前向きに仕事に取り組みましょう。

転職するなら知っておきたい!中途採用と新卒採用の違い(3)入社後の教育

中途採用と新卒採用は入社後の教育体制が大きく違います。新卒採用の場合は、入社後1週間程の研修で、ビジネスマナー、企業の理念、組織の仕組みなどについての教育を一から受けることができます。この研修期間で同期の新入社員や、講師の先輩社員とのネットワークもでき、その後の業務に向けて何かとプラスになります。企業は総合職として採用された新卒社員を、いくつかの部署をジョブローテーションさせながらゼネラリストとして育成していきますが、特に初期研修に力を入れます。

中途採用社員は、そこまで手厚い教育は受けられません。基本的なビジネススキルがあるとみなされるため、業界や組織についての説明を受けた後は、職場で先輩社員から業務を学ぶケースが一般的。前任者が退職する場合、引き継ぎに時間がなく簡単な説明しか受けられないケースもあります。この場合、自分自身で確認したり勉強したりしながら、業務を円滑に進めていくことが中途採用者には期待されます。そもそも自社で必要な人材が確保できないから中途採用を行っているケースも珍しくありません。逆にいえば、教育をあまりしなくても能力を発揮できるところに、中途採用者の大きな存在価値があるのです。

転職するなら知っておきたい!中途採用と新卒採用の違い(4)入社後の待遇

中途採用と新卒採用は入社後の待遇も違います。新卒採用の場合は、企業が決めている初任給が一律に適用されますが、中途採用では前職の給与をベースに年収を決める傾向があります。募集企業の給与体系、応募者の経験・スキル、募集するポジションが管理職かどうかでも異なるため、一概に中途採用と新卒採用のどちらが有利だとは言えません。2018年時点では、売り手市場を反映し管理職求人の年収は数年前よりかなり高騰しています。キャリア層の転職者にとっては恵まれた状況になりつつあり、人事担当者からは、あまり好条件で採用すると既存社員の不満がたまるという悩みの声が聞こえるほどです。

昇格については、日本の大手企業では圧倒的に新卒社員が有利だと言えます。逆に、経営幹部をヘッドハンティングで採用する外資系企業では、生え抜き社員の頭越しに部長クラスが転職してくることもよくあり、中途採用者が有利だと言えるでしょう。ただ、日系企業か外資系企業か、ベンチャー企業かにより大まかな傾向はありますが、企業ごとの差が大きくケースバイケースです。入社後の待遇については、口コミサイトや人材紹介会社のエージェントなどを活用して企業ごとの情報を入手しましょう。中途採用者の比率が高く、活躍している社員が多い会社であれば安心です。

転職するなら知っておきたい!中途採用されるときのポイント

中途採用されるということは、社会人経験があって即戦力があると期待されているという意味です。中途採用の面接では、前職での経験をいかにうまく伝えるかがポイント。面接時は、営業職であれば「前年度で120%の数字を達成」「クライアントの売上を担当してから5倍に増加させた」など、成果をできるだけ数字で表現するようにしましょう。数字で表現できない間接部門の仕事の場合も、極力簡潔に自分の仕事を説明するように心がけてください。また、成果だけでなく、協調性があることを伝える必要もあります。たとえば、大きなプロジェクトを成功させた場合でも、ほか部門や同僚の貢献にも極力触れるようにしましょう。なぜなら、大きな仕事とは、たくさんの人の協力があってはじめて達成できるものだからです。人事担当者が中途採用を行うときに気にするのは、業務スキル、協調性、コミュニケーション能力です。自分の役割を客観的に把握でき、周りに感謝できる人材であることを面接で伝えてください。

転職での中途採用は企業が求める能力は新卒採用とは大きく違う!今までの社会人経験で培ったものをアピールするのが採用へ繋がる鍵

中途採用は、新卒採用と違い、即戦力が求められます。一から教育してもらうことができる新卒採用では、意欲が何よりも評価されますが、中途採用では自分が企業にどのように貢献できるかアピールすることが採用へ繋がる鍵となります。

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著者:HRM

10年間、求人メディアの営業職として大手企業~中小企業まで数多くの企業の採用コンサルティングに携わる。独立後はライターとして、人事制度、メンタルヘルス、転職市場、採用手法、海外転職市場についてなど、人と仕事に関するテーマを中心に書いています。