周りの就活生より3倍充実!合同説明会の効率的な回り方とは?

3月に入ると、開催数が増える合同説明会。いつ、どの回に参加すべきか迷う学生も多いのではないでしょうか。この記事では、どんな内容の合同説明会に参加すれば良いのか。また、1日で効率的にブースを回る方法をお伝えします。

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「美味しい」時間帯は15時以降

合同説明会を制する一つの鍵は、混雑を避けることです。人気企業のブースは話を聞くためにも順番待ちが発生。話を聞くのに最大1時間待ったという声も聞きます。
実際、『みん就フォーラム 参加者アンケート』によると、話を聞けた企業は2~4社という学生が半数ほどで、5~6社を回れたという学生は3割以下となりました。「たくさんの企業を回ろう」と参加したのに、混雑のためうまく各ブースを回れなかったという学生も多いのではないでしょうか。

※「訪問したブースの数」19卒 みん就フォーラム 参加者アンケート調べ

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 ※「来場した時間」「退場した時間」19卒 みん就フォーラム 参加者アンケート調べ

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同アンケートによると、来場者は10時台の27%を筆頭に、午前中(9~11時台)に来場する学生が7割程となっています。正午以降に着いたという学生は少なく、13時以降の総計来場者は2割を切る結果となりました。

退場時刻で見ると、ピークは17時台ではあるものの、15時台までに4割強、16時台までには6割強の学生が会場を後にしています。

では、何時に会場に到着するのが効率的なのでしょうか?その合同説明会の開催時間にもよりますが、終了2~3時間前頃は学生が半数ほどになるケースが多く、「美味しい」時間帯だと言えるでしょう。特に人気企業を回りたいと思う人は、学生が減る夕方頃を狙うのもテクニックのひとつです。

▽就活イベントの情報収集はこちらから
イベント・合同説明会(みん就フォーラム)開催一覧 - みん就(みんなの就職活動日記)

狙い目は本命企業ではなく「エントリーすべきか迷う」企業

合同説明会を上手に使うもう一つのテクニックは「悩む企業」を回るという方法です。本命企業や、エントリーをしたいと思っている企業にはあえて行かず、正直エントリーをするか悩ましい企業がたくさん参加する合同説明会こそ、実は参加すべきなのです。

■本命企業ブースに訪問しても、二度手間
多くの企業では、選考に進むために企業が開催する個別説明会への参加が求められます。つまり、合同説明会に参加したとしても、その後他の学生と同じように個別説明会にも参加しなけらばならないということです。また、基本的に合同説明会で企業が話す内容は、個別説明会の短縮版となるため、聞ける情報も重複しています。「合同説明会で自分を印象づけたい!」などといった目的がない限り、エントリーを心に決めた本命企業のブースを回る必要性は低いといえるでしょう。

■「迷う企業」をジャッジする場に
ぜひ、合同説明会はエントリーに迷う二番手・三番手企業こそ足を運びましょう。実際に社員の姿を見て、社員の言葉で会社の説明を聞くと、何か感じるものがあるはずです。HPなどではビジネスモデルをなかなか理解できなかったものも、生で話を聞くとやりがいを理解することができることもあるでしょう。

また、もしも「エントリーしない」という判断になったとしても、それはそれで大きな実りがあります。本命企業と比較して、何かの魅力が欠けるからエントリーをしないという決断は、自分が働くうえで何を求めているのかを考える一つの材料となります。また、業界首位の会社は、そうではない企業と比較して何に優れているのかを比較するネタにもなるでしょう。

次に狙うべきは「空席がある」企業

こんな場合は「空席があるブース」をランダムに回るのもお薦めです。
・3月上旬などまでの比較的早い時期
・自分の軸や働くための価値観がまだ定まっていない方

■人気企業は、多くの場合ネットなどでも情報収集できる
合同説明会でブースが埋まる企業、つまり「人気企業」は、言ってしまえば「BtoCや大手企業であるため、学生認知度が高い」という会社です。このような企業は、製品やビジネス情報も充実しています。ネットやビジネス誌を調べればいくらでもその会社を知るための情報を見つけることができます。

■「学生が知らない」企業は、「やりがい・面白みのない仕事」ではない
空席ブースは多くの場合「学生が知らない」企業です。しかし学生の認知度と「やりがい・働く面白さ」は相関しません。

学生が知らない企業としては、例えばBtoBや業界首位企業ではないためCMなどメディアに出る機会もない企業などが挙げられます。しかし日本中には、広く知られていなくても業績が堅調で特定の分野では大きな業績を残していたり、社員のやりがいが大きく、福利厚生が充実していたり…といった「隠れた優良企業」が多く存在します。

ブースが空席の企業で、人事の方と対面で話すと、新しく気づくことができるものがあります。ビジネスや仕事の理解はもちろん、「仕事に高いプライドを持っていそう」「エネルギッシュだな」といった人事の人間性もその一つ。待ち時間ゼロで1日をフルに使いながら優良企業を精査するには、空席の企業巡りは良い手段と言えるでしょう。

「自分の軸」を人事に見せることで、更に深い情報収集が可能に

一度の参加でより深い情報収集ができるのが、人事に「自分の就活の軸」を見せ、アドバイスを得るという方法です。ある程度自己分析が進んだ学生には特にお薦めです。

例えば自己分析を進める中で、「浅く広くではなく、特定の相手に深く感謝される仕事をしたい」という軸が見えてきたとしましょう。ぜひそれをそのまま「自分はこんな軸で仕事を探したいが、御社ではどうでしょうか?」と質問して下さい。きっと、具体的なエピソードや向いている職種を回答してもらえるでしょう。

多くの場合、企業には多様な職種が存在します。例えば同じ営業職でも、新規営業が多い部署や、既存顧客と息の長いビジネスをしている部署の2つがあり、同じ会社なのに仕事のやりがいが異なるという企業は多く存在します。人事担当は、なるべく丁寧に仕事の説明をしたいと思ってはいるものの、時間やコストの都合もあり、会社説明会やHPなどで代表的な部署の説明しかしないというケースはよく見ます。この場合、受け身でただ説明を聞いているだけでは「合わない会社だな」で終わってしまうこともあるでしょう。

■欲しい情報をピンポイントで得る就職活動を
ある程度自分の中で納得する軸や、譲れない想いがある学生は、ぜひ攻めの就職活動をしてみてください。「相手の話を全部聞いたうえで、自分に向いているか判断する」のではなく「自分が欲しい情報を提示し、それに回答してもらう」方法を使うと、必要な情報が集まるので、その企業を受けるべきか否か精査しやすくなります。

とはいえ、この方法は諸刃の刃でもあります。自分の軸が本当に腹に落ちていれば良いのですが、ビジネス経験のない多くの学生が見つけた「軸」は、働き始めると変わることも多く、働いてみて初めて、自分の適性や仕事観がクリアに見えたという社会人は多数存在します。そのため、就活は「軸」を中心にしながらも、就職活動中に別のひらめきや「その価値観って素敵だな」と思える経験があった場合は、別の軸を採用するなどの柔軟性も必要です。

回り方次第で3倍美味しい合同説明会。ぜひ上手に活用しよう!

就職活動序盤の花形イベントでもある、合同説明会。いかに上手に情報収集ができるかが、就活のスタートダッシュを決めるためのひとつの鍵になります。会場への到着時間、「本命企業以外」への話を聞くこと、空席ブースへの着席といったテクニックを活用し、より効率的に説明会を回ってみましょう!

関連リンク

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著者:おくいはつね

2006年より人材系企業にて、中途採用営業、営業支援、新規事業を経験。その後、東証一部上場企業などの採用コンサルティングや組織開発、研修プログラム開発、新卒採用ツール企画制作などに携わる。慶應大学などの教育機関でキャリア開発ワークショップを実施。また人材育成領域の事業立ち上げやマーケティングも行っている。