就活生必見!面接で聞かれる「最近読んだ本」の質問意図と回答例

採用面接で「最近読んだ本は?」「好きな本は?」と質問されることがありますが、どのように答えればいいのか迷ってしまいますよね。ここでは、「最近読んだ本」についての質問意図を解説しながら、回答例もご紹介します。

就活面接で「最近読んだ本」を聞く意図は?

就活の採用面接で「最近読んだ本は?」と聞かれたときに適切に答えるためには、採用担当者がなぜこの質問をするのかという意図を理解しておく必要があります。考えられる意図は以下の通りです。

読書の習慣

採用担当者が面接時に質問をするのは応募者の人物像を把握するためであり、「最近読んだ本は?」という質問もそのひとつと言えるでしょう。まず、この質問をすることで、応募者に読書の習慣があるかどうかを確認しています。なぜなら、一般的に読書の習慣のある人は「向上心がある」「学ぶ姿勢がある」と考えられるからです。

説明能力

読んだ本を説明させることで、応募者の説明能力を見極めています。本の概要や何を学んだかを分かりやすくロジカルに説明できれば、高い評価につながるでしょう。

応募者の興味・関心

応募者が読んでいる本は、その人の興味や関心が反映されます。この質問をすることで、応募者が持つ興味や関心を探り、人物層の把握に役立てているのです。

知的好奇心

上記の興味・関心にも通じるものがありますが、読んだ本から応募者の知的好奇心を探るという意図もあるでしょう。恋愛小説を否定するわけではありませんが、やはり実用書などと比較すると、知的好奇心があまり高くないと判断されてしまうかもしれません。

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面接で答える本選びのポイント

次に、面接で答える本選びのポイントをご紹介します。

雑誌やマンガはNG

この質問に対して雑誌やマンガを挙げるのは控えましょう。質問の意図で解説した通り、本を読む習慣を確認しているので、雑誌やマンガを挙げれば、本を読む習慣がないと受け取られてしまいます。文章が主体となる小説やエッセイなどを選ぶようにしましょう。

虚勢を張らない

雑誌やマンガはNGですが、だからと言って難しい本を選ばなければならないということではあではありません。背伸びをして難しい本を選んでも、分かりやすく説明できなければ逆効果。きちんと理解ができ、ロジカルに説明できる一冊を選びましょう。

学ぶべきことがあった本を選ぶ

読んで学ぶべきことがあった本を選ぶのがベストです。なぜその本を読んだのか、読んだことで何を学んだのかを上手く説明できれば、学ぶ姿勢があることもアピールできます。

志望企業に関連する本を選ぶ

志望企業や志望職種に関連する本を選ぶことで、企業や職種に対する興味を示すことができます。

「最近読んだ本」がないときは?

本を全く読まないという人もいるかもしれませんが、「本を読まない」という回答は避けるべきでしょう。なぜなら、「向上心がない」「学ぶ姿勢がない」と受け取られ、イメージダウンになるからです。しかし、中には「最近読んだ本がない」という就活生もいるかもしれませんね。そのような場合の対処法をご紹介します。

今から読む

採用面接まで時間があれば、今から読むというのもひとつの方法です。長編作を選ばなければ、2~3日で読めるでしょう。今から読むなら、興味・関心がある本を選ぶのがおすすめ。読みながらポイントを書き出しておけば、効率よく回答を考えられます。

以前に読んだ本を選ぶ

以前に読んで内容を把握している本があれば、その本を選んでもいいでしょう。なぜなら、採用担当者は、いつ応募者が本を読んだのかは分からないからです。きちんと内容を説明できるなら、以前に読んだ本でも問題はありません。

WEBサービスの活用

これまで全く本を読んだことがないという就活生は、WEBサービスで要約を読んでみましょう。ただし、深く内容を質問されると危ういところがあるので要注意。併せて、ブックレビューサイトなどで他の人の感想を読んでみてもいいかもしれません。どちらにしても、何が学べるのかに焦点を当てて読み進めることをおすすめします。

「最近読んだ本」を説明するコツ

面接で回答する際には、最近読んだ本を「分かりやすく説明する」ことが大切です。説明のコツをご紹介しますので、参考にしてみてください。

説明は、下記の順序で行うようにしましょう。

  1. 結論
  2. きっかけ
  3. 本から得た学び

まず、最近読んだ本を告げます(結論)。その後、その本を読むきっかけを話し、最後にその本から得た学びにつなげます。このように話すことで、本を読む習慣があると能動的に伝わりますので、試してみてください。

<例文>
私が最近読んだのは、松下幸之助の『道をひらく』という本です。(結論)
一代で松下グループを築き上げた「経営の神様」と呼ばれる松下幸之助氏の思考を知りたかったからです。50年も前に発刊された本でありながら、時代を超えて読み続けられている理由を社会人になる前に知っておきたいとも思いました。(きっかけ)
正直なところ、全く古さを感じることなく読むことができ、多くの人が何度でも読みたくなるというのが分かる気がしました。なぜなら、松下氏の経験に基づくことが書かれているため、非常に説得力があるからです。この本から多くのことを学びましたが、一番心に残ったのは、「自らの力で歩むこと」の大切さです。自律し、信念を持って生きていけば、道はひらかれるということを信じて毎日を過ごしたいと思っています。(本から得た学び)

「最近読んだ本」の回答例(NG例・OK例)

最後に、「最近読んだ本」の回答をNG例とOK例に分けてご紹介します。

<NG例>
私が最近読んだ本は、太宰治の『人間失格』です。この本は、太宰治が自殺する1ヵ月前に書き終えた遺作であるため、自殺の原因につながる何かが書かれているのではと興味を持ちました。本当の自分を他人の前でさらけ出すことができない男の人生を男の視点から描いた作品ですが、正直なところ、理解できない世界観でした。太宰治が主人公に自らを重ねているのだとしたら、かなり自意識過剰な人だったような気がします。

『人間失格』という本のチョイスはいいのですが、「著者の自殺の原因に興味を持った」というきっかけは、好印象を与えないでしょう。また、本からの学びが何も語られておらず、友人に語る感想のようになってしまっています。

<OK例>
私が最近読んで印象に残った本は、スキー・ジャンプの葛西紀明選手が書いた『夢は、努力でかなえる。』です。冬季オリンピックで葛西選手が8度目のオリンピック出場ということを知り、偉業を達成できる人の人生とはどのようなものなのかと興味を持ちました。この本は葛西選手の自伝と言える内容で、不運に見舞われ、スランプに陥りながらも、決して諦めない強い意志を感じました。夢や目標に向かって前進するという、「前向きな人生」の本当の意味を教えてもらったような気がしています。上手くいかなくても卑屈にならず、強い意志を持ち続けることの大切さに気づきました。

偉業を達成した人が書いた本は、学ぶべきことが多く含まれているので、面接で答える本に適しているでしょう。読むきっかけとなった「8度目のオリンピック出場」というのは、広く世間にアンテナを張っていることを能動的に示しています。また、「偉業を達成した人」に関心があるというのも、向上心のアピールになるでしょう。

無理に難しい本や企業に関連した本を選ぶより、読みやすく学びが得られる本を選んだ方が真実味のある回答になるのではないでしょうか。

質問意図を理解した上で回答を考えよう!

質問意図を理解することが高評価の回答につながります。背伸びをした難しい本を選ぶ必要はなく、ロジカルに話すことがポイントです。自分なりの感想を持ち、何を学んだのかをしっかり説明できるように準備しておきましょう。

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著者:reisuke

人材派遣会社で数年間コーディネーターとして従事し、その後海外へ。現在は、ライター・翻訳者・日本語教師という3つの顔を持つ。政治・経済・教育を中心に幅広いジャンルで執筆中。