就活の面接でよくきかれる「他社の選考状況」の答え方

就活の面接でよくきかれる「他社の選考状況」に関する質問には、どのように答えればいいか戸惑うこともあるのではないでしょうか。ここでは「他社の選考状況」を聞きだしたい面接官の思いや回答のポイントを紹介します。

就活の面接でよくきかれる「他社の選考状況」とは何を意味するのか

エントリーシートや面接では「他社の選考状況」についてきかれる場合があります。この質問は就活で複数の会社を受けている場合、どの程度他社の選考が進んでいるか確認するためのもので、尋ねられる可能性が非常に高いと認識しておきましょう。もちろん細かい文言は異なりますが、ほぼ全ての企業で尋ねられると思っていてもいいぐらいに、質問されるケースが多いです。

面接では他社の選考状況を確認したうえで、「自社は第一志望か?」といった志望度を問う質問もよく投げかけられます。第一志望かどうかを尋ねられるときは、基本的には第一志望ですと答えることになりますが、必ずしも本心ではないケースもあるということは面接官も理解しています。

また、(1)志望動機(2)第一志望かどうかの確認(3)他社の選考状況の確認といった順番で質問されることもあります。企業がどのような意図で質問をしているのか理解したうえで、会話のキャッチボールを意識し、熱意を込めて答えていきましょう。

「他社の選考状況」については一度方針を決めたら他社でも同じように答えられるので、面接が本格的に始まるまでに方向性を決めておくといいでしょう。どの程度本当のことをいえばいいのか迷うかもしれませんが、自分のなかで確固たる基準を決めておけば自信を持って答えられるはずです。

f:id:hito-contents:20180514104011j:plain出典:imasia

就活の面接で「他社の選考状況」を尋ねる企業の意図とは

ここでは就活の面接で「他社の選考状況」を尋ねる企業の意図を確認しておきましょう。

自社に対する志望度の高さを確認したい

併願先の企業や業界を問うことで、自社に対する志望度の高さを確認したいという思いが面接官にはあります。たとえば業界や職種の異なる企業を他に受けている場合、面接官は「なぜうちの会社を受けたのだろうか。志望度が本当は低いのではないか」と疑念を持ちやすくなります。自社は第一志望か、と直接的にきくこともありますが、併願先を聞きだすことで志望度を推測するという方法をとることもあるのです。

就活生の興味、関心を知りたい

志望度の高さだけでなく、就活生の興味、関心を知りたいという思いも面接官は持っています。志望している業界や企業が複数に渡っている場合は、なぜそこを志望しているのかといった突っ込んだ質問も予想されます。

同業他社の状況を知りたい

企業からすると、同業他社は事業内容だけでなく採用活動においてもライバルです。同業他社がどの程度選考を進めていて、内定を出していっているのか気にしている採用担当者は多くいるのです。内定が早めに出たところを就職先としてすぐに決めてしまう就活生もいるので、他社が内定を早めに出している場合、自社も早めに内定を出そうとするケースもよくあるそうです。

この就活生の能力、人柄を推測したい

面接を担当する採用担当者も1人の人間であることには変わりないので、「自分の判断が本当に正しいのだろうか」と不安に思うことがあります。そのようなときに「他社から内定が出ている」といった情報を参考にするケースもあります。他社から内定を得ているか、どの程度選考が進んでいるかを聞きだし、就活生の能力や人柄を推測したいという思いを持っている採用担当者も多くいるのです。

就活の面接で「他社の選考状況」を回答する際のポイント

それでは「他社の選考状況」について問われたとき、どのように回答すればいいのでしょうか。いくつかのポイントをお伝えします。

細かい状況まで話す必要はない

他社の選考状況について細かく説明する必要はありませんし、もちろん全ての志望先を挙げる必要はありません。特に様々な業界を受けている場合、一貫性がないという評価や、志望度が低いのではという疑念につながりやすいので注意しましょう。同じ業界にしぼって選考状況を伝えるなどして、志望先を決める基準が一貫しているというイメージを面接官に持ってもらうことが大切です。

選考が通っていない情報を多く語らない

選考が通っていないという情報を多く伝えてしまうと、能力や人柄に疑念を持たれることになるので注意が必要です。もしこのような情報を伝える必要があると考えるのであれば、なぜ選考を通過しなかったのかしっかり分析しておきましょう。「なぜその企業から内定を得られなかったと思うか」といった質問をされることも考えられるからです。

第一志望だと伝える

選考状況とあわせてされやすいのが「自社が第一志望ですか?」という質問です。内定を得たいと思うのであれば、「第一志望です」と答えるのがいいでしょう。あえてここで「いいえ、他に第一志望があります。」といった答え方をするメリットは正直見当たりません。「第一志望ではない」といったことを伝えると、面接官から熱意がないとみなされ、内定を得られる可能性が低くなります。それに面接官は「第一志望です」といってくれることを密かに期待している可能性もあり、第一志望でないと伝えてしまうと面接官のモチベーションが下がってしまい、低評価につながることも懸念されます。
もちろん正直にいうことが逆に好印象につながる可能性もありますが、相当高い評価を得ていない限り、内定にはつながりづらくなってしまうでしょう。

自信を持って即答して面接官に疑念を抱かせない

答え方にも注意が必要です。選考状況や「自社が第一志望ですか?」という質問に対して、「えーっと…」といった感じで即答できずにいると、面接官は不信感を持ちやすくなります。自信を持って即答できるように準備をしておきましょう。

熱意が試されていることを忘れない

志望動機や選考状況の確認、「第一志望か?」といった質問は、入社意欲や会社でどのようなことを実現したいかといった熱意を試されていると肝に銘じておきましょう。熱意だけで内定を得られるわけではないですが、ないよりもあるほうが内定に近づくのはまちがいありません。自分の思いがどうすれば伝わるか、考え抜くことが大切です。

就活の面接でよくきかれる「他社の選考状況」に関する質問では熱意と一貫性をアピールしよう

「他社の選考状況」に関する質問では熱意と一貫性が大切です。同業種の選考状況だけ伝える、選考を通らなかった企業に関しては伝えないなど、自分の方針を決めることから始めて、熱意を面接官へしっかりアピールできるように準備しておきましょう。

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著者:沖 圭祐

関西在住のライター、キャリアコンサルタント。 総合大学卒業後、大学受験予備校で進路相談の職員を経験。大学職員として勤務した後、ライター、キャリアコンサルタントとして独立。 現在では就職活動、転職活動、働き方といった分野を中心に記事を書いています。履歴書、エントリーシート、小論文作成のアドバイスや添削といった仕事もしています。食べることが大好きで、お土産やグルメの記事も執筆中。教員免許や国家資格であるキャリアコンサルタントの資格も所持しています。