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理系の就活で学校推薦を使うメリット・デメリットとは

理系であれば、就活で学校推薦枠が設けられていることが多く、その推薦枠を使うかどうか迷うこともあるかもしれません。今回は学校推薦のメリットなどをまとめるので、就活を進めるにあたっての参考にしてもらえたらと思います。

理系にしかない?就活の学校推薦とは

就活で学校推薦の枠に応募できる学生は、理系の学生が中心です。さらに推薦の対象となる就活生は学部生よりも大学院生に多く、専攻している分野ごとに推薦枠のある企業が決まっています。また、大学の研究レベルによっても推薦枠の数はちがうという点は理解しておいたほうがいいでしょう。
理系学生に推薦枠を設けられている理由は、企業側が今後研究開発に力を入れたい分野を専門にしている優秀な学生を推薦という形で確保したいという思いがあるため。また、理系の場合は、民間企業と大学が共同研究をするなど日頃から企業と大学が密にコミュニケーションを取っているケースが多いため、推薦枠が設けられているという背景もあります。

就活の推薦枠は理系がメインですが、文系学生向けの推薦枠もあります。特に数が多いのは、金融機関のいわゆる一般職の仕事。総合職とはちがって、定型的な事務作業が中心となるのが一般職で、女性にしか門戸が開かれていない職種といわれています。そのため、各金融機関は女子大を中心に一般職の推薦枠を設けています。

▽学校推薦に関するクチコミはこちら
学校推薦での内定のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

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就活で学校推薦を使うことのメリット

就活で学校推薦を使うことのメリットにはどのようなことがあげられるでしょうか。ここでは3つ紹介したいと思います。ただし、推薦枠といっても企業によってさまざまなので、ここでは一般的な傾向を知っておきましょう。

自由応募に比べて選考過程が少ない

推薦枠の場合、一部の選考過程が免除されるケースが多いです。たとえば一次面接がなく、最初から役員面接を行うといったケースも。選考過程が少ないと、スケジュールにも余裕ができるため、研究との両立がしやすいというメリットにもつながります。研究に特に力を入れたいと考えている学生は、その研究成果を面接でアピールすることで高評価にもつながりやすくなります。

競争倍率が低い

推薦枠に応募できる学生は、特に成績や性格が優れている人に限られているため、競争率が低いという点もメリットといえるでしょう。そもそも文系の学生に比べて理系の学生は人数が少ない(※)ため、技術職の競争倍率は低い傾向にありますが、推薦枠の場合さらに競争率が低くなりがちです。

※平成29年度学校基本調査では学生数の比率(大学・大学院)が示されています。
この調査によると、文系(人文科学と社会科学の合計)は全体の46.4%、理系(理学、工学、農学、医・歯学、薬学の合計)は全体の26.7%となっています。合計で100%にならないのは、家政学部、教育学部など文系、理系の判別が難しい学部がたくさんあるためです。

参考:学校基本調査-平成29年度結果の概要-
http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2017/12/22/1388639_3.pdf

就活で学校推薦を使うことのデメリット

学校推薦はメリットだけでなく、デメリットもあります。ここでは3つご紹介します。

必ずしも内定が出るとは限らない

学校推薦の競争倍率は低い傾向にあるものの、推薦枠に入ったからといって必ずしも内定が出るとは限りません。油断をせずに面接などに向けて準備をする必要があります。特に研究内容についてはしっかりとアピールできるように準備しておきましょう。

内定を得た場合基本的に断るができない

推薦枠は大学と企業の信頼関係で成り立っているため、内定を得た場合、基本的に入社を断ることができません。志望先の企業が複数ある場合、選択肢が自動的に少なくなることもあるので注意が必要です。

自分自身の本音と向き合う機会を失いかねない

推薦枠を使う前提で就活を考えていると、狭い選択肢から選ぶことになり、自分自身の本音と向き合う機会を失うことにもつながりかねません。推薦枠はあくまで手段でしかないので、どのような会社に入って、どのようなことを実現したいのか、深掘りすることを忘れないようにしましょう。

自由応募で就活することのメリット

推薦枠を使わずに自由応募のみで就活をすることももちろん可能です。ここでは、自由応募で就活をすることのメリットを確認しておきましょう。

自由に複数の企業へ応募できる

自由応募の場合、理系学生は技術職、研究職はもちろんのこと、営業職や事務職などにも応募できるため、志望する企業や職種が増え、選択の幅が広がります。志望する企業が増えることは企業リサーチにかかる労力が増えることになりますが、反面、自分がやりたいことを深掘りしやすくなるというメリットにもつながります。

内定を複数得てそのなかから選ぶこともできる

推薦枠のように、内定したら入社しなければならないという制限がないため、複数の企業から内定を得て、どこの企業に入社するか選ぶことができるというメリットがあります。選考の過程や内定者交流会などを通じて、入社先を吟味するのもいいでしょう。また、OB・OG訪問などを通じて、会社の実情を知るのもいい方法です。

自由応募で就活することのデメリット

自由応募の就活にもデメリットはあるので、ここで確認しておきましょう。

競争倍率が高く、就活が長期化しやすい

学校推薦に比べると競争倍率が高くなる傾向にあるので、内定を得るのはその分難しくなります。そのため、内定がなかなかもらえずに就活が長期化するリスクが高くなります。

企業研究や業界研究、面接などに時間を取られる

志望する企業が多ければ多いほど、企業研究に時間がかかります。複数の業界を志望するのであれば、業界研究にも時間が割かれ、当然面接などの回数も多くなりがちです。学校推薦に比べて、多くの時間を割く必要性があるということは理解しておきましょう。

研究などとの両立が難しい

就活が長期化しやすく、企業研究や業界研究、面接などに時間を取られがちなので、大学での研究と両立が難しくなります。特に理系学生の場合は大学の研究に時間を割かなければならないケースが多く、両立に悩むことも多いようです。自由応募で就活を進めていくのであれば、就活、研究ともに長期的な計画を立てることが大切といえるでしょう。

就活で学校推薦を使うかどうかまわりの人にも相談してみよう

ここまで学校推薦と自由応募についてご紹介してきました。それぞれのメリット、デメリットを理解したうえで、自分はどちらの方法を選択するかしっかりと吟味しましょう。
選択に迷うことがあれば、教授やOB、OG、ご家族などと相談するのもいいでしょう。最終的に決定するのは自分自身ですが、新たな視点を得られることもあるかもしれません。

実際に就活を進めていくうえでも相談相手の存在はとても大切なので、早い段階から話をきいてもらうのもいいかもしれません。就活が始まるとエントリーシートの作成や面接対策など第三者に見てもらいたいと思うケースも多くなりますし、そういった意味でも人とのつながりを大切にするといいでしょう。

就活で学校推薦を使うかどうかは大きな分かれ目になる

就活で学校推薦を使うかどうかは大きな分かれ目となります。メリット、デメリットを把握したうえで、どちらを選ぶか吟味しましょう。自分の第一志望の企業で推薦の枠があるのであればチャレンジするのもいいですが、選択肢が狭くなるということを十分に理解したうえで決定することが大切です。

関連リンク

学校推薦での内定のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)
学校推薦を蹴れるかのクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

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著者:沖 圭祐

関西在住のライター、キャリアコンサルタント。 総合大学卒業後、大学受験予備校で進路相談の職員を経験。大学職員として勤務した後、ライター、キャリアコンサルタントとして独立。 現在では就職活動、転職活動、働き方といった分野を中心に記事を書いています。履歴書、エントリーシート、小論文作成のアドバイスや添削といった仕事もしています。食べることが大好きで、お土産やグルメの記事も執筆中。教員免許や国家資格であるキャリアコンサルタントの資格も所持しています。