インターンシップは就活に有利?参加のメリットは?疑問を徹底解説!

インターンって就活に有利って聞くけど本当?

インターンシップには特に定義がないそうですが、文部省が平成26年に公表した『「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」の見直しの背景及び趣旨について』を見てみると、次のようになります(一部抜粋)。

「大学等におけるインターンシップは、大学等における学修と社会での経験を結びつけることで、学生の大学等における学修の深化や新たな学習意欲の喚起につながるとともに、学生が自己の職業適性や将来設計について考える機会となり、主体的な職業選択や高い職業意識の育成が図られる有益な取組です。また、体系化された知識を理解し学修する能力だけでなく、仕事を通じて暗黙知から学修する能力を身に付けることで、就職後も成長し続けられる人材の育成につながります。」

簡単に言えば、「インターンシップに参加すればより学修意欲が湧き、将来設計も具体的に考えられる。また、学生時代から社会の仕事に触れ学ぶことでこの先も成長できる人になれますよ」と、いうところでしょうか。

しかし、学生がインターンに参加するのは、「学修意欲を向上」させるためではなく、「就活活動を有利にするため」が現実的な理由ではないでしょうか?文部省の基本的な考え方を見てみると、就活に有利とは一言も書いていません。また、インターンを経験した学生によると、「インターン参加者は、採用選考でエントリーシート(ES)が不要。そのまま最終面接だった」という話も、あるとかないとか・・・。実際のところ、どうなのでしょうか? 就活をテーマにしたインターンのメリットを探っていきましょう。

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就活を自覚するきっかけ

ほとんどの学生にとって、就職活動は初めての経験。事前に情報収集したり、自分のキャリアプランを考えたりと、しっかり準備を進めている人もいるかもしれませんが、漠然とした不安を抱えて思い悩んでいる人の方が多いのではないでしょうか。しかし、「案ずるより産むが易し」ということわざもあるように、まずは行動してみるということも大事です。

インターンは「就活と企業の現場」を肌で感じることができる機会。あなたの就活の第一歩に大いに役立つはずです。例えば、インターンに参加するのも選考が行われるケースがあります。ますは選考に参加してみることで「就活が始まったのだ」だということを自覚する良いきっかけになるでしょう。

また、複数のインターンプログラムに参加してみることで、それまでの志望企業や業界以外に興味を持ち、そちらが第一志望企業になることもあるでしょう。こうしてみると、インターンは、それまで思い悩んでいた就活のイメージと現実のズレを修正できる場所と言えそうです。

採用選考の予行練習になる

これは大いにありえるでしょう。先ほども少し選考の話をしましたが、リアルに「予行練習」を行うのと行わないのとでは、やはり気の持ち様も違ってくるのではないでしょうか。本番の採用選考をイメージしながら望むと良い練習のチャンスになるでしょう。

リアルな企業情報を集められる

ネットや書籍に書いてある就活情報が必ず役立つとは限りません。なぜなら、多くの公開情報は特定の個人(つまり、あなた)に向けた情報ではないからです。

従って、自分に必要な情報を求めるのであれば、それは自分自身で探したほうが効果的。そこでも活用できるのがインターンです。もし、一緒にインターンで知り合った学生が、あなたの興味ある業界や企業の他のプログラムに参加していれば、率直に聞いてみるといいでしょう。インターンに参加しているということは、その業界や企業への意識は高いと思われます。さまざまに情報交換をしてみると、リアルな就活や企業情報を知ることができるのではないのでしょうか。

ところで選考には有利なの?

昨今の就活事情は、活動スケジュールの変更に伴い、学生、企業ともに混乱が生じているようです。こうした背景から、現在インターン熱が高まり、参加学生、募集掲載企業の数はともに、年々増加。学生は就活を有利に進めるべく、企業は採用人数を確実に確保するために、インターンを積極的に活用しています。18年卒のスケジュール変更の可能性もあると予想されていますので、今後もインターン需要は増えていくのではないでしょうか。

インターンの中には「内定直結」、または内定と謳っていなくても、限りなく採用選考活動の一部として開催されるプログラムもあるようです。就活が後ろ倒しになったことで、今後も、インターン経験の有無が採用で有利に働く可能性は高まっていくかもしれません。しかし、一方で1日でインターンを行うワンデーインターンについては、採用選考を目的としたものは実施しないという経団連からの発表もあり、すべてのインターンが採用に有利に働くとはいえないことにも留意しましょう。実際に、経団連企業の中には、採用期間が短くなったことと、外資系企業やベンチャーが経団連のルールに縛られないことに対抗して、全内定者の4割をインターン生から採用した会社もあったようです。

以上が、就活をテーマにしたインターンのメリットですが、総じてインターンシップは就職に有利といえそうです。ただ、プログラムの選び方、参加する姿勢などでも、結果はことなってくると思いますので、ぜひしっかりと準備をして、臨んでください。

【参考資料】

・『就活まとめるノート①「企業研究・インターンシップ・事前調査」坂本直文著 Gakken
・『就活「後ろ倒し」の衝撃』曽和利光著 東洋経済新報社
・ 2017年卒マイナビ大学生 広報活動開始前の活動調査

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監修:小室直子

臨床発達心理士
中級教育カウンセラー
東北福祉大学大学院修士課程卒業後、専門学校専任講師、大学の非常勤講師として心理学系科目の講義を行うかたわら、のべ200名の就職支援の経験を持つ。