【ライターや編集への転職】未経験者でも文章のプロになれる?

WEBメディアなどの増加を背景に、記事コンテンツのニーズが高まっています。そのため、ライターや編集は未経験でも目指しやすい職業です。ライターや編集への転職を目指す人に向けて、転職成功のために役立つ情報をお届けします。

【ライターや編集への転職】仕事内容とは?

転職してライターや編集者になるには、まずそれぞれの仕事内容について理解しましょう。中にはライターと編集を同じ仕事として認識している人がいるようですが、実際はまったく異なります。

ライターとは書き手であり、取材や情報調査、あるいは自身の持つ知識・経験から記事を制作します。これから派生し、写真撮影・カメラマン手配や構成案の作成、取材先へのアポイント調整等を担う場合もあるでしょう。ただし、媒体運営そのものに深く関わるケースは少なく、あくまで書き手として執筆記事を提供します。

これに対して編集は、媒体の方針やコンセプト、読者層等を把握したうえで、その媒体を作り上げていく立場です。ライターの執筆した記事をチェック・校正したり、あるいはライターのアサインからレギュレーション制作、制作指示・管理等を行うディレクションを担うのも編集の役割となります。ただし、場合によってライターと編集両方の業務を兼務する場合もあるでしょう。特にWEBメディアで、そうしたポジションが多く見られます。

ライターや編集者は会社員だけでなく、フリーランスとして独立することも可能な仕事です。最近では子育てしながら働くライター・編集者も多く、働き方の幅が広がります。転職するうえでは、そうした将来的キャリアも見据えておくと良いでしょう。

f:id:hito-contents:20180426171414j:plain出典:pixavay

【ライターや編集への転職】未経験の場合は?

未経験からライターや編集者に転職する場合でも、過去の経験をアピールできる場面はたくさんあります。ただし未経験の場合、編集者でも最初はライターとしての活動を求められるケースが多いでしょう。

実務経験のある業界や職種、専門知識を持つ分野で勝負する

過去の実務経験を活かすことで、専門ライターとして活躍できる可能性があります。例えば経理部門での経験を活かして金融関連の媒体で活躍したり、キャリアコンサルタントの経験から転職メディア等で執筆したりといった形です。
実務経験以外にも、専門資格を保有していれば、その分野のメディアで強みとなるでしょう。特に専門性の高い分野のライターや編集者は、給与水準も一般より高い傾向にあります。

オールラウンダーとして活躍する

特に強みになる経験や資格がなければ、オールラウンダーとして活躍を目指しましょう。特にWEB業界では分野の異なる複数の媒体を運営している企業が多く、「どんな分野でも対応できる」ことも1つのアピールになります。その場合、日頃からインターネット検索で情報を収集したり、トレンドを敏感にキャッチできていたりすると、情報感度・収集力を評価してもらえるはずです。

ブログを書いているとアピールポイントになる

誰もが自由に書けるブログですが、継続的に書き続けていることでアピールポイントになります。「書き慣れている」ということだけでも、企業側としては活かせるスキルの1つとして判断するのです。もちろん、記事が多くの人からシェアされていれば、さらに評価は高まります。

ただしブログをアピールする場合、中身に注意しましょう。他者を批判するような文章、あるいは、殴り書きのように読まれることを意識しない文章では、かえってマイナスの印象を与えかねません。

【ライターや編集への転職】経験者の場合は?

ライターあるいは編集者として既に経験があるなら、同職種はもちろん、他職種への転職も目指せます。

ライターから編集者を目指す

ライターとして実績を積んだ場合、編集者への転職にもその経験は活かされます。書き手として数多くの文章に触れているほか、例えばディレクション業務ではライターの気持ちをわかっていることで、円滑に制作を進めてもらえるようになるでしょう。
また、急な事態でライターが対応できなくなった、あるいは新規媒体の立ち上げ期などライターのリソースが不足する際、自らも書くことができることは企業にとってリスクヘッジの面から安心感に繋がります。

編集者からライターを目指す

編集者からライターを目指す場合、書き手としての経験はライター経験者と比べて劣ります。しかし、編集者の視点から考えて執筆できることは、大きな強みとなるでしょう。
例えば媒体方針や編集者の気持ちを汲み取れば、より媒体の求める理想に近い記事が作成できます。相手の気持ちを理解できれば、コミュニケーションも円滑に進められるはずです。

過去の実績を整理しておく

転職する際には、あらかじめ過去の実績を整理しておきましょう。どのような媒体に、どのような形で関わってきたのか。WEBメディアであれば、コンテンツのアクセス数などまで把握できていると完璧です。ライターや編集者にとって、実績はそのまま他転職者と自身とを差別化する武器となります。

【ライターや編集への転職】持っておくといい資格は?

ライターや編集者に、特別な資格は不要です。その業務に携わっていれば、「自分はライター(編集者)だ」と名乗ることができます。しかしそれでも、以下のような資格を持っておくと、転職で有利に働くかもしれません。

WEBライティング能力検定

紙媒体ではなく、WEB媒体のコンテンツ制作に特化したライター向け検定資格です。インターネット媒体という特性を踏まえ、ライティング技能やコミュニケーション等を含む関連知識を身に付けます。
資格は年数回実施されている検定試験への合格で取得可能です。3〜1級に分かれており、検定に申し込むと公式テキストが受け取れます。このテキストを用いれば、基本的に独学で勉強することができます。

WEBリテラシー試験

こちらも紙媒体ではなく、WEB媒体を対象とした資格です。コンテンツ制作に関わる技能というより、WEB活用のための基本知識を広く身に付けられます。そのため、ライター・編集者とも転職時に役立つでしょう。
試験はコンピューターを用いたCBT方式で行われ、これに合格することで資格が得られます。公式のテキスト及び問題集、またeラーニング講座が運営元より提供されているため、独学でも問題ないでしょう。不安な方には、通学型の認定教育機関もあります。

校正士

校正士とは、誤字脱字をチェック・修正するための技術保有を表す資格です。所定の「校正実務講座」(実務教育研究所)を受講後、修了試験に合格することで資格が得られます。なお、修了試験は在宅で受験可能です。ライターとして誤字脱字のない文章を書く、あるいは編集者としても最低限のチェックを行えるものとして、転職時のアピールになるでしょう。校正実務講座をしっかり受講すれば、合格は難しくありません。

ビジネス著作権検定

特にWEB媒体では、著作権違反がたびたび問題視されます。しかし著作権とは何なのか、どういった場合に抵触するのかなどといった知識は、経験者でも理解しきれていないケースが少なくありません。ビジネス著作権検定では、著作権法について正しく理解するための資格です。
資格はBASIC・初級・上級の3つに分かれ、それぞれ筆記試験に合格すると資格を取得できます。公式テキストのほか、著作権法に関わる参考書籍がたくさん販売されていますので、独学で目指せる資格です。
そのほかセミナーやeラーニングもあるため、テキスト学習後に受講すると、より理解を深められるでしょう。

ライターや編集に転職して手に職をつけよう

転職してライターや編集者となるには、まずそれぞれの仕事内容を知り、自分が進みたい道を選ぶことが大切です。ニーズの高まっている昨今では、未経験者でも十分にキャリアを積むチャンスがあります。時間に余裕があれば、資格を取得しておくことで他者と差別化するアピールポイントになるでしょう。

参考

一般社団法人日本WEBライティング協会
https://xn--web-pi4be7e0holjd5279abzjl89cqqd.com/
2018.02.12

Webリテラシー | Web検定(ウェブケン)
https://webken.jp/literacy/
2018.02.12

校正士|日本の資格・検定
https://jpsk.jp/examination/koseishi.html
2018.02.12

ビジネス著作権検定 | 資格検定のサーティファイ│あなたのスキルアップを応援します|
https://www.sikaku.gr.jp/bc/
2018.02.12

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著者:三河 賢文(Masafumi Mikawa)

ライター歴12年・編集歴5年の“走る”フリーライター。スポーツ・ビジネス・IT・子育て分野を中心に、取材・執筆編集を手がける。そのほか、コンテンツ制作を主事業とするナレッジ・リンクス(株)代表、ランニングコーチとしても活動中。過去には人材サービス企業で営業職を務め、トップセールスの実績も。そのほか、人材領域での事業立ち上げやキャリア支援等を行ってきた。三男一女、4児の子を持つ大家族フリーランス。