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アルバイトでも確定申告は必要?アルバイトの確定申告のやり方とは

2018-07-06 更新

アルバイト収入にも一定額以上になると税金がかかりますが、アルバイト先が年末調整を行う場合と、自分で確定申告が必要となる場合があります。今回は学生アルバイト収入の確定申告についての概要と、申告方法をご紹介します。

アルバイトするなら知っておこう!確定申告とは?

確定申告とは、1年間の所得を計算し、納めなければならない税金の申告と納税を行う手続きのことをいいます。

一定額以上の収入を超えると、支給時にアルバイト代から所得税分が概算で差し引かれ、年末調整で正しい額が計算されることが一般的です。しかし、年末調整が受けられなかった場合や、アルバイトを掛け持ちしている場合などには、確定申告によって正しい所得を確定する必要があります。

■確定申告の時期
1月1日から12月31日までの1年間の所得を、翌年の2月16日から3月15日(曜日により変動あり)に、住所地を管轄する税務署へ申告します。

■年間103万円以下で所得税を支払っていなければ申告不要

アルバイトの場合、基礎控除38万円と給与所得控除65万円、合計103万円までの給与収入については所得税が課税されません。
アルバイト収入が年間103万円以下で所得税が天引きされていない場合、納付すべき税金もなく、還付される税金も存在しないため、特に申告する必要はありません。

f:id:epb0804:20180319131016j:plain出典:写真AC

アルバイトでも確定申告が必要になる場合とは

アルバイトで月の給与が8万8,000円を超える場合には、所得税分をあらかじめ給料から天引きする、源泉徴収が行われています。そして、1年の所得が確定した年末には、会社が正確な所得税額を計算し、過不足分の徴収・還付をする年末調整を行いますので、通常確定申告は不要です。しかし、年間103万円を超えるアルバイト収入があるのに所得税が引かれていない場合や、以下に該当する場合には、自分で確定申告を行う必要があります。

2ヵ所以上で働いていたり、給与以外の副業がある場合

2ヵ所以上から給与の支払を受けている人で、主たる給与以外の給与の収入金額と給与所得及び退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円を超える人は、確定申告義務があります。

アルバイト先が年末調整を行ってくれない場合

アルバイト先によっては、年末調整を行ってくれない場合もあります。その場合には自分で確定申告をして税金を正しく計算し直すことが必要です。

1年の途中でアルバイトを辞めた場合

1年の途中でアルバイトを辞めた場合には、アルバイト先は年末調整を行ってくれません。確定申告をすると、払いすぎた税金が戻ることがあります。

アルバイトで確定申告をするとどうなる?

アルバイトで確定申告をした場合、払いすぎた税金があれば還付されますし、不足している金額があれば追加で支払わなければなりません。

税金の払い過ぎや不足があった場合

税金の払い過ぎがあった場合には、後日指定の口座に、還付金が振り込まれます。還付金が振り込まれるまでには1~2か月程度。逆に税金の納付が必要となった場合には、納付書を使って支払います。納付期限は、確定申告最終日の3月15日までです。

確定申告をせずに税金を支払わなかったら?

本当であれば納税が必要であったにも関わらず、確定申告をせずに納税を怠った場合には、いわゆる脱税の状態になってしまいます。その際、申告しなかったペナルティとしての罰金、および支払日までの利息が加算されるために大きな金額になることもあります。申告と納税は正しく行いましょう。

アルバイト収入の確定申告の方法とは?

確定申告の方法には、確定申告の用紙に記入、もしくは国税庁のホームページの「確定申告書等作成コーナー」を利用して入力したものをプリントアウトしたものを税務署へ提出する方法と、e-taxというオンラインでデータを送信する方法とがあります。e-taxは専用のソフトのインストールやICカードリーダーなどの準備が必要。手軽な方法は、パソコンで入力して、プリントアウトする方法でしょう。なお、税務署の確定申告会場に出向いて作成・提出することもできますが、例年大変混み合うので郵送での提出がおすすめです。

申告書類の作成

国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」を利用した場合、画面の指示にしたがって必要事項を入力していけば、あとは自動で計算が行われます。確定申告書類の作成にあたり、特に難しいことはありません。作成前には、源泉徴収票など、所得に関する書類を準備しておきましょう。

書類提出時に必要なもの

確定申告書のほか、源泉徴収票の原本、各種控除を受ける場合には証明書も同封しなければなりません。また、確定申告書にはマイナンバーの記入が必要ですので、本人確認書類の写しも忘れないように準備しましょう。自分で保険料や年金を支払っている場合には、控除を受けられますのでその証明書類も必要です。

アルバイトの確定申告の注意点

アルバイト代について確定申告をする場合、どのようなことに注意したらよいのでしょうか?

申告期限に遅れないようにしよう

確定申告の期間は、毎年2月16日から3月15日まで。期限を過ぎてしまった場合でも申告は可能ですが、納税が必要な場合には、延滞税や無申告加算税が発生することもあるので、申告は期限内に行いましょう。
なお、確定申告の義務がなく還付の申告を行う場合には、翌年1月1日以降5年以内であれば、期限にかかわらず申告ができます。

アルバイト代が年間103万円を超える場合の注意点

アルバイトの収入が年間103万円を超える場合、親の扶養から外れることになります。その結果、親は扶養控除が適用されなくなるため、支払う税金が大幅に増えることも。そのため、アルバイト収入は103万円までに抑えるようにしたいものですが、万一越えてしまった場合には、すぐに親に報告しましょう。また、自身の所得税については、年末調整や確定申告で勤労学生控除を申請すれば、年間130万円までは所得税はかからなくなります。

アルバイトでも確定申告することで税金が戻ってくるかも!会社がしていない場合は確定申告をしてみよう

アルバイトで税金が引かれていて、年末調整がされていない場合には、確定申告を行うことで、払い過ぎとなっている税金を取り戻せる場合もあります。源泉徴収票や給与明細でアルバイトの収入を確認し、必要な場合は確定申告を行いましょう。

参考

[1]【確定申告・還付申告】|確定申告期に多いお問合せ事項Q&A|国税庁
[2]http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/qa/02.htm#q02
[3]2018.3.9

[1]No.2024 確定申告を忘れたとき|所得税|国税庁
[2]https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2024.htm
[3]2018.3.9

[1]【確定申告・還付申告】|確定申告期に多いお問合せ事項Q&A|国税庁
[2]https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/qa/02.htm#q10
[3]2018.3.9

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監修:高橋昌也 (たかはしまさや)

税理士。高橋昌也税理士・FP事務所代表。2006年税理士試験に合格し、翌年3月高橋昌也税理士事務所を開業。その後、ファイナンシャルプランナー資格取得、商工会議所認定ビジネス法務エキスパートの称号取得などを経て、現在に至る。