「就職活動の軸」について知りたい学生必見!見つけ方と回答例

「就職活動の軸はなんですか?」という質問は面接で定番の1つです。そもそも就職活動の軸とは何か、そしてどのように軸を考えれば良いのでしょうか。今回はESや面接に役立つ就職活動の軸の見つけ方について例文を交えてご紹介します。

就職活動の軸とは?就職活動の軸をなぜ見つける必要性

そもそも「就職活動の軸」とは、企業や自身の目指す将来像を選択するための基準となるものです。詳細は後ほどご紹介しますが、一例として手掛ける製品・サービス、働き方、企業の風土などさまざまな切り口の軸が考えられます。

企業側がこうした質問をするのにも、もちろん理由があります。一般的には下記の2つのポイントを見られています。

  1. あなたがどういった判断基準でその企業を見ているのか
    →あなたの判断基準が自社の環境や考え方と整合性があるかという確認や、その具体性から志望度の高さをうかがっています。
  2. 自律的に考え、発信ができる人物であるか
    →自分なりの考えを持って将来のことを考えているか、それを発信できるのかという主体性を確かめています。

このように、複数の要素を確認できる質問であるため、重要視する企業は多いです。就職活動が本格スタートする前にしっかり考えておきましょう。

f:id:hito-contents:20180427165735j:plain出典:アマナイメージズ

就職活動の軸を早めに決めることは自分のためにもなる

就職活動の軸を早めに決めておくことは、自分自身に対してもメリットとなります。よくあげられるメリットとして、下記の3つがあります。

(1)志望企業を絞り、効率良く就職活動を進められる

まずあげられるのが、志望企業を絞る基準となり、結果的に効率良く就職活動を進められるという点です。就活生のなかには、「闇雲に大手企業ばかりにエントリーして、一通り落ちてからようやく就職活動の軸を考える」という失敗をしてしまう人が毎年存在します。事前に軸を考えておかなかったことにより、限られた受験チャンスを逃してしまうのは非常にもったいないことです。こうした失敗を防ぐためにも、志望企業を絞る基準を自ら考えることが重要となります。

また、明確な基準を持つことでESの作成や面接の回答もしやすくなるため、選考対策をするうえでも効率化につながります。

(2)入社後のミスマッチを未然に防ぐ

就職活動の軸は、入社後のミスマッチも減らしてくれます。具体的に企業の事業内容、職務内容、社風や理念、将来性などについて研究をしたうえで、判断基準となる軸と照らし合わせてみましょう。そうすることで、入社してから「そんなこと知らなかった」「何か思っていたのと違う」と感じる可能性が格段に減ります。

また、それと同時に「何が自分にとってその企業の魅力であるのか」「入社後どのように働きたいか」といったポイントについては、軸を持つことで見出しやすくなります。就職活動の軸は、よりマッチング度の高い企業に出会える可能性を高めてくれるものでもあるので、よく考えて活用してみましょう。

(3)面接での回答に一貫性が生まれる

さらに、選考に挑むうえでも就職活動の軸は役立ちます。自分の判断基準として軸を言語化しておくことによって、あらゆる質問への回答がしやすくなるのです。また、そのおかげで回答が曖昧になったり、矛盾したりということも減らすことができます。

もちろん、このメリットを最大限享受するには事前準備も大切です。想定される質問と就職活動の軸との関係を考えて、回答を考えておきましょう。そうすることによって、より軸に関する考えが整理されるので、想定していなかった質問に対しても答えやすくなっていきます。

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就職活動の軸を見つけてみよう!就職活動の軸を見つける方法&回答例

では、ここからは具体的に就職活動の軸を言語化するための取り組み方について説明していきます。下記の3つのステップで、自分自身の就職活動の軸とその伝え方を整理してみましょう。

(1)自己分析を通じて、軸のベースとなる考え方を整理する

就職活動の軸を明確にするためには、まず自己分析がしっかりとできていることが大切です。自分の考えを明文化することで、軸を設定するための材料とすることができます。下記のようなポイントについて考えを整理してみましょう。

《これまでのことを振り返って分析》

  • これまでに達成感や嬉しさを感じたことは何か
  • これまでにどのようなことが辛かったか
  • 自分が得意としていることは何か
  • 組織やチームのなかでどのような役割を担うことが多いか など

《これからのことを想定して分析》

  • どのような仕事に挑戦したいか
  • 仕事選びをするうえで重要視したいこと何か
  • 5年後や10年後、どのようになっていたいか
  • プライベートはどのように過ごしたいか など

また、こうしたポイントを洗い出して終わるのではなく、「なぜそう考えるのか」というところまで深掘りしてみましょう。そうすることによって、最終的により納得度の高い就職活動の軸を形成することができます。

(2)就職活動の軸を「表向きの軸」と「本音の軸」の2つの視点から考える

次に、自己分析した内容を基に就職活動の軸を具体的に考えていきましょう。ここでポイントとなるのが、「表向きの軸」と「本音の軸」という2つの視点で考えておくことの重要性です。

「表向きの軸」とは企業に対してアピールとなる志などを表現する軸で、「本音の軸」とは給与や仕事内容などについて、企業に対して面と向かっては言えないものの判断基準となる内容です。それでは、具体的にどのような切り口でそれぞれの軸を考えれば良いのか、例を見ていきましょう。

《表向きの軸・例》

■事業内容・製品・サービスなどに関わる内容

  • 社会貢献度の高い製品やサービスに携わりたい
  • これから成長していく市場で勝負がしたい
  • お客様に寄り添って問題を解決したい など

■働き方に関わる内容

  • 海外で仕事をしたい
  • 仲間と協力して大きなプロジェクトに挑戦したい
  • 長い時間をかけてじっくりと専門性を高めたい など

■企業の風土や環境に関わる内容

  • 若手にも積極的に仕事を任せてくれる環境で早くから難しい仕事にもチャレンジしたい
  • 忙しくても成長スピードの速い環境で仕事に挑戦したい など

《本音の軸・例》

  • 給与は最低でも●万円欲しい
  • 福利厚生は充実している方がいい
  • 残業が少ない方がいい
  • 転勤はしたくない
  • 挑戦したい職種は●●で、やりたくない職種は●● など

企業に就職活動の軸を尋ねられた際に答えるべきなのは、ここで言う表向きの軸です。しかし、本音の軸も考えておくべき理由はもちろんあります。企業への応募を検討する際に消去法の指針となることや、入社後に後悔することを減らすことができるからです。もちろん、あまりわがままな条件を羅列して選り好みしすぎるのは問題ですが、バランス良くこうした考えも持っておきましょう。

また、自分のなかで表向きの軸と本音の軸が矛盾しないことも大切です。軸としたい内容を列挙して、何を優先するべきかを考えてみましょう。

(3)就職活動の軸+企業ごとに伝える内容を考えよう

就職活動の軸を考えたら、選考の前には企業ごとにどのように伝えるかも考えましょう。企業側の視点から見ると、自社に入社したいと強く思っている学生を採用したいので、なぜその軸に則って自社を選んだのかに関心があります。

「就職活動の軸は●●で、そのなかでも御社は●●なので志望しています。」というように、一歩踏み込んで具体的な伝え方ができるように準備してみましょう。

就職活動の軸を見つけ就職活動を有利に進めよう

考え抜いた就職活動の軸を持つことで、企業選びがしやすくなることはもちろん、ESや面接でも一貫性のある回答が可能になります。就職活動が本格化する前の早い段階から自己分析を徹底して行い、自分らしい軸を考えておきましょう。

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著者:山崎えま

大手人材会社にて新卒就活ナビの大学向けプロモーションを担当。都内私立大学を中心に年間5,000名を対象とした就活ガイダンスや面接・グループディスカッション講座などを実施。現在は海外在住で就活・キャリアライターとしてコラム記事執筆を中心に就活生を支援しています。