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【業界座談会#3】大手外資コンサル社員が業界の現状と就活対策について語る「覆面座談会」1/4

銀行、総合商社と続き、第3弾となる「覆面座談会」は、大手外資系コンサルティング企業で働く社員の皆様にお集まりいただきました! 外資コンサルといえば入社のハードルが高い超難関企業。仕事ぶりはドライでハード、そして高収入で知られています。 そんな外資コンサルの選考プロセスは日本企業とどう違うのか?実際働いてみてどうなの?転職事情は?などなど、外資コンサルに興味のある就活生なら誰もが知りたいテーマについて、どんどん切り込んでいきます!

座談会に参加していただいた方々のプロフィール

・Aさん(男性)外資系コンサルティング企業A 一橋大学商学部卒 新卒入社
・Bさん(女性)外資系コンサルティング企業A 早稲田大学文化構想学部卒 新卒入社
・Cさん(男性)外資系コンサルティング企業B 某私立大学卒 中途入社
・Dさん(女性)外資系コンサルティング企業C 慶応義塾大学SFC総合政策学部卒 中途入社
・Eさん(男性)外資系コンサルティング企業D 神戸大学卒 中途入社

学生時代のインターン経験が職業観の原点に

司会:お忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。本日は、外資系コンサルティング企業の第一線で活躍されている若手社員の方にご参加頂いています。
外資系コンサルティング企業といえば、一般的に非常に入るのが難しいと言われ、年収が高い分、その仕事ぶりは高度でハードなイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか。また外資系コンサルティング企業に入るためには、どんな準備をしておけばいいのか、面接ではどんなことを聞かれ、実際にどう答えたのか。そういった就活生のみなさんが知りたいことを、先輩方の実体験をもとにリアルに浮き彫りにできればと思います。
まずは参加者の方々全員に自己紹介も兼ねて、それぞれのバックグラウンドをお聞かせいただけますでしょうか。

Aさん:一橋大学商学部出身です。学生時代はコンサルティングファームでインターンシップを経験しました。

司会:そのインターンでは、具体的にどのようなことをしていたのですか?

Aさん:クライアントの新規事業立案の作成に関わっていました。そこではひたすら、「脳に汗をかく」生活をしていましたね(笑)。そうやって頭をフル回転させてもがくうちに、自分が出来ることが徐々に増え、それに比例して自分に要求されることも増えていく、という流れに醍醐味を感じるようになりました。それが、私の職業観の原点になっています。

司会:なるほど。学生時代の過ごし方が、人生に大きな影響を与えることは間違いないです。言い換えると、就活に入る前の学生時代の経験が就活や現在の仕事にどう役立っているかも、この座談会で伝えていきたいですね。

Bさん:私は早稲田大学文化構想学部の出身です。学生時代には早稲田祭の実行委員を務めた経験があります。また、アメリカのシアトルにあるワシントン州立大学へ1年留学していました。現在は、顧客の戦略立案をサポートするカスタマー戦略の部署で働いています。

司会:学園祭の実行委員や留学経験がどう就活に生きたのか、教えていただけますか?

Bさん:ご存知の通り、早稲田大学はマンモス校なので、学園祭の規模も非常に大きなものになります。ですので、その運営自体も組織的に動かす必要があります。最後の方は、大学の近所に部屋を借りて寝泊りするぐらい大変でしたが、「大きな組織の中で大きな企画を自分達で動かすことの面白さ」を学べたことは大きかったと思います。
留学経験で良かったのは、知らない土地で生き抜くタフさが身に付いたことです(笑)。海外では、黙っていては誰も何もしてくれません。自らの頭で考え、行動を起こさないと何も生まれないんです。そういった日本とは全く異なる環境に身を置くことで、ディスカッション力やコミュニケーション力を高めることができたかと思います。

司会:ありがとうございます。やはり、環境は非常に大事ですね。

第二新卒や中途で外資コンサルに入社する道も

Cさん某私立大学出身です。私の場合、新卒で金融機関に入社し、第二新卒で今の外資系コンサルティング会社に入社しました。現在はクライアントのビジネス戦略などをおこなうコンサルティングをしています。

司会:ありがとうございます。本日の外資系コンサルティング覆面座談会では、新卒で外資コンサルに入る道だけでなく、中途で外資コンサルに入社する道やキャリア形成の方法を、読者の方々にご紹介したいと考えています。

Dさん:私は慶応義塾大学SFCの総合政策学部出身です。SFCは学部の枠を越えて何でも学べるので、アジア経済なども勉強していましたね。1年目からゼミで活動していて、論文も書いていました。

司会:かなりアカデミックな学生生活ですね。

Dさん:一方でテニスサークルにも所属していたので、半分勉強しながら半分遊ぶというような過ごし方をしていました。卒業後は外資系のメーカーに入社し、その後外資コンサルに転職しました。現在は、イネーブルメント(組織能力構築)の部署で働いています。

司会:ありがとうございます。では最後にEさん、お願いします。

Eさん:神戸大学海事科学部出身です。学生時代は、外洋帆走部に所属していました。現在の仕事は、テクノロジーコンサルティングとITコンサルがメインで、IT部門改革やIT中期戦略立案を担当しています。新卒で外資系SI企業に入社し、その後現在の外資コンサル企業に転職しました。

司会:ありがとうございました。
次回より、具体的な就職活動のプロセスについて伺っていこうと思います。コンサルティング業界はどの企業も非常に狭き門です。その激しい競争をどうくぐり抜けたのかは、就活生の皆さんの大きな関心事だと思います。引き続き、よろしくお願いいたします!

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草地稔

司会・執筆:草地稔

大阪生まれ。立教大学経済学部卒業後、リクルートに入社。広告ディレクターとして10年修行積む。日本経済新聞社主催環境広告ポスター展で優秀賞受賞。その他社内の広告賞受賞多数。その後インターンシップ企業でフリーペーパーを創刊し、4年半で10万部まで伸ばす。編集部在籍の学生の就活サポートを実践し、電通、三菱商事、リクルート他有名企業へ続々と内定した。この時、学生時代の実績作りとPR方法で就活の結果が全く異なることを実感する。その後ベンチャー企業や上場企業の取締役を経て、株式会社DAWDYを設立。現在、Web企画の運営、オウンドメディアのプロジュースを中心に活動している。