業界研究で調べておこう!女性が活躍できそうな業界とは?

結婚や出産など女性のライフスタイルの変化に合わせて働ける仕組みづくりが進められていますが、女性にとって働きやすい業界とそうでない業界があるのが日本の現状です。そこで今回は女性が活躍できそうな業界について紹介していきます。

業界研究で調べておきたい!女性が活躍できる業界の条件とは

就職活動を始めるにあたって、早い段階で進めておきたいのが業界研究です。ここでは女性が活躍できる業界の条件を整理しておきたいと思います。

ライフスタイルの変化があっても続けやすいかどうか

一般的に女性は、結婚でライフスタイルが大きく変化します。例えば、出産や育児など女性特有のライフイベントの経験や、夫の転勤などで職を離れなければならない状況にもなりがちです。このようなライフスタイルに変化が起きたとき、育児休暇が取りやすかったり、会社が異動を検討してくれたりするかといった点は、就活を考えるうえでの1つのポイントといえるでしょう。

女性の社員数、職員数が多いかどうか

女性が多い会社は、それだけ女性が定着しているということであり、女性への理解、男女平等の評価が進んでいる可能性が高いです。社員数(職員数)の男女比はしっかりと確認しておきましょう。

男女平等の評価を受けられるかどうか

男女平等の評価を受けられるかどうかに関しては、管理職に占める女性比率を確認するといいでしょう。女性活躍推進法では、301人以上の労働者を雇用している事業主に対して、管理職に占める女性比率を公表することと定められています。

同じ業界であっても、企業によって実情が異なることも多いので、企業ごとに分析することが大切です。

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業界研究で知っておきたい!女性が活躍している業界(1)サービス業

女性が活躍している業界として、まずサービス業が挙げられます。サービス業は旅行会社のように形のないものを売るケースが多いのが特徴で、これまで多くの女性が活躍してきた業界です。サービス業の場合はほとんどの企業で力仕事があまり必要でないことも、女性が活躍している要因のひとつと考えられます。

たとえばウエディングプランナー、ウエディングプロデューサーといったブライダル関係の仕事は女性の割合が高い仕事です。カップルのニーズを引き出すコミュニケーション力や企画の提案力、臨機応変に式を運営するマネジメント力が求められます。コミュニケーション力に優れている女性や人の喜ぶ顔を見たいと考えている女性が多く活躍している業界といえるでしょう。

サービスを提供している企業側も女性活躍推進に力を入れています。たとえば旅行会社大手のJTBは男女共通の選抜研修などを実施し、女性の管理職登用度も高い会社として知られています。

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業界研究で情報収集!女性が活躍している業界(2)小売販売業

小売販売業とはメーカーや商社などから商品を仕入れ、消費者へ販売する業種のことです。以前からある対面式の店舗運営だけではなく、インターネットを使った販売にも力を入れている企業が多くあります。

小売販売業には百貨店やスーパー、コンビニ、アパレル販売店などがありますが、この小売販売業は以前から女性の割合が多い業界です。学歴不問であることが多いため、女性の大学進学率が低かった頃から女性の割合が高かったと考えられます。
アパレル販売店では、女性用の洋服やアクセサリーを販売する際に女性店員のほうが親身にアドバイスしやすいという点も女性が多く活躍している一因といえるでしょう。女性のお客さんには女性の店員が対応したほうが、ニーズをつかみやすいというメリットもあると考えられます。

小売販売業大手のセブン&アイ・ホールディングスは、女性活躍推進が進んでいる企業のひとつです。女性管理職登用、残業削減、育児や介護をしながら働き続けられる制度の充実といった点において高い評価を受けていて、以下のように表彰もされています。

  • 「女性が輝く先進企業表彰・内閣総理大臣表彰」(2015年1月)
  • 株式会社東京証券取引所の「企業行動表彰」(2015年1月)
  • 経済産業省と株式会社東京証券取引所が共同で実施する「なでしこ銘柄2017」
  • 「日経ウーマノミクス・プロジェクト」と「日経ウーマン」が発表した「女性が活躍する会社ベスト100」において2015年・2016年に総合2位、2017年に総合3位

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業界研究前に調べておきたい!女性が活躍している職種(3)金融業

続いては、保険業界です。保険業界とは、生命保険や損害保険などで個人や企業、団体の保険料などを運用し、お金を動かして利益を得る金融業界のひとつです。

保険業界にかかわらず、銀行などを含む金融業界はメーカーや商社などに比べて女性の比率が高い傾向にあります。定型的な一般業務に取り組む職とされる「一般職」の採用は金融業界に多く、そのほとんどが女性であることが、女性の割合を高めている一因となっています。一般職の場合、転勤を伴う異動が基本的にないことから、育児、家事、仕事を両立したいと考えている女性に人気が集まっていると考えられます。

女性活躍推進には多くの保険会社が力を入れており、社員の意識改革、女性リーダーの育成、管理職登用制度、残業削減施策などを進めています。たとえば第一生命保険株式会社は、2017年4月1日時点で管理職のうち24.2%が女性と発表されていますし、新卒の採用割合も女性の割合がかなり多くなっている(2016年:男性 212名、女性:671名)ことから、女性の力で成り立っている会社といえるでしょう。第一生命保険株式会社以外にも、女性活躍推進に力を入れている保険会社は住友生命保険、明治安田生命保険などたくさんあります。女性がキャリアアップを目指したいのであれば、保険業界を視野に入れるのもいいでしょう。

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業界研究の参考に!女性の活躍が今後期待できそうな業界とは?

人口減少・少子高齢化が進むなかで、今の日本の経済規模を維持するためには、女性や高齢者も含めて多くの働き手が必要となります。女性活躍推進法が施行されたことも追い風になることでしょう。

女性活躍推進法では、301人以上の労働者を雇用している事業主には以下の事項が義務化されています。

  • 自社の女性の活躍状況の把握、課題分析
    (1)採用者に占める女性比率
    (2)勤続年数の男女差
    (3)労働時間の状況
    (4)管理職に占める女性比率
  • 行動計画の策定、届出
  • 情報公表

このような動きを踏まえると、今まで男性中心のイメージが強かった建設業や不動産業などにおいても、女性の採用が増えてくると考えられます。また、建設業であれば、理系出身の技術職志望の人にも門戸が開かれていますが、理系へ進む女子学生が増えていることからも女性の割合が今後増えると予想されます。

たとえば『就職四季報2019年版 総合版』によると以下のようなデータが見受けられます。

  • 鹿島建設の従業員で女性が占める割合は15%
  • 鹿島建設の新卒採用(2018年入社)で女性が占める割合は全体の17%

現社員の女性比率よりも新卒採用では多くの割合で女性を採用していこうとする姿勢がうかがえますね。他の建設会社や三井不動産などの不動産業界においても同様の傾向が見られるので、これまでは男性中心の業界であっても、少しずつ女性の雇用が進んでいくと予想されます。

女性が活躍できそうな業界は今後増えていきそう!業界研究ではあまり絞らず色々なところにチャレンジしてみてもよいかも!

女性活躍推進法などが後押しとなり、女性が活躍できそうな業界は、今後増えていく傾向にあります。もちろん自分の人生において、何を重視するかは自分自身に決定権があります。自分の本音を掘り下げながら、多くの業界を選択肢に入れることで、納得のいく決定につながるのではないでしょうか。

参考

[1]東洋経済新報社  (編集)
[2] 2017年
[3]就職四季報 総合版 2019年版
[4]東洋経済新報社

関連リンク

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著者:沖 圭祐

関西在住のライター、キャリアコンサルタント。 総合大学卒業後、大学受験予備校で進路相談の職員を経験。大学職員として勤務した後、ライター、キャリアコンサルタントとして独立。 現在では就職活動、転職活動、働き方といった分野を中心に記事を書いています。履歴書、エントリーシート、小論文作成のアドバイスや添削といった仕事もしています。食べることが大好きで、お土産やグルメの記事も執筆中。教員免許や国家資格であるキャリアコンサルタントの資格も所持しています。