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就活前に確認!外資系企業と国内企業の違いをさまざまな角度から比較

「グローバルな仕事をしたい!」などの思いから外資系企業に憧れを持つ就活生も多いことと思いますが、国内企業と比較するとさまざまな違いがあります。どのような違いがあるのかを理解し、ミスマッチを自分自身で防ぎましょう。

外資系企業と国内企業の違い(1)給与体系比較

国内企業と外資系企業の違いとしてまず挙げられるのは、給与体系の違いです。一般的には、下記のような違いがあります。

《外資系企業》
・年俸制を採用
・業績に応じてインセンティブが付与される
・業績を考査して、定期的に年俸額の変更が行われる(下がることもある)
・福利厚生や手当などの制度が国内企業より少ない

《国内企業》
・月給+賞与を採用
・年齢給を採用している企業が多く、在籍年数に応じて給与が上がる
・手当が支給される(例:残業手当、家族手当、住居手当 など)
・福利厚生が外資系企業より充実していることが多い

外資系企業は国内企業に比べて額面の給与は高い傾向にありますが、その分福利厚生や手当が少なく、総合して考えると国内企業と条件がそれほど変わらないというケースもあります。一方、業績に応じてインセンティブが付与されたり、年俸額が上がったりするので、業績次第では早くから高年収を獲得できる可能性があるのは魅力の1つです。
しかし、この成果主義のスタンスはリスクもあり、業績が悪ければ減俸、最悪の場合退職勧告にもつながりますので、その点は理解しておきたいところです。

国内企業でも年俸制や成果主義での給与決定を採用しているケースも増えていますが、業績が悪い場合には退職勧告よりも異動をさせて別の業務を任せるということが多い、という違いもあります。

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外資系企業と国内企業の違い(2)仕事のやり方

次に、それぞれの仕事のやり方について違いを見てみましょう。

《外資系企業》
・職務範囲が明確に決まっている
・基本的に決められた仕事を個人で遂行する
・結果への評価が中心で、プロセスはあまり重要視されない

《国内企業》
・職務範囲が曖昧なことが多く、雑務なども適宜対応しなければならない
・チームで働くことが多く、お互いに助け合いながら仕事を進める
・結果も大切だが、外資系企業と比べてプロセスも評価されることが多い

外資系企業での仕事のやり方は「個人主義」とよく言われます。それは職務分担によってやるべき仕事内容と責任が明確であり、個人でそれをやりきることが求められるためです。

一方、国内企業は「全体主義」な仕事のやり方が多いのが特徴です。雑務などの「誰がやるか決まっていない仕事」を臨機応変に対応する必要があるのは一見デメリットに感じるかもしれませんが、その分相互の助け合いが定着しているのは国内企業の良い点とも言えます。

また、日常の業務のなかで違いが出やすい点としては、下記の3点が挙げられます。

(1)会議
外資系企業の場合、それぞれの職務の責任に基づき意見を出し、意思決定にどう関与できるかが重要視されます。一方の国内企業の場合、企業にもよりますが形式的な会議が多い傾向にあり、聞き役に徹しなければならない場合もありえます。

(2)残業
外資系企業の場合、裁量労働制が導入されていることが多く、その場合残業をしてもしなくても給与が変わりません。そのため、いかに短時間で効率良く仕事をできるかが重視されます。
対する国内企業は、前述の雑務を残業時間に対応しなければならないケースや、環境によっては上司が残業していると帰りにくい…というような「お付き合い残業」が発生することもあるようです。

(3)時差の影響を受ける業務
外資系企業の場合、連携する海外拠点との時差に影響を受けることが少なくありません。オンライン会議やメール対応などを早朝や深夜にしなければならないというようなケースも職場によってはありえます。

こうした違いは普段の仕事のスケジュールにも大きな違いを与えますので、事前に理解しておきましょう。

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外資系企業と国内企業の違い(3)キャリア形成

次に、キャリア形成に関する違いを見てみましょう。

《外資系企業》
・職種別採用が一般的なので、スペシャリストとしてのキャリア形成が求められる傾向にある
・研修制度は国内企業に比べて少なく、新人でも自発的な能力開発が求められる

《国内企業》
・総合職採用が多く、ゼネラリストとしてのキャリア形成が求められる傾向にある
・研修制度が充実していることが多く、新人にはビジネスマナーなどの基礎的な社会人スキルから業務のことに至るまで手厚い支援がある

まず大きな違いとして挙げられるのが採用職種の違いです。

外資系企業は職種別採用が主流であり、それゆえに前述の職務範囲が明確であるという特徴があります。それに従って、専門性が明確なスペシャリストとしてのキャリア形成が求められることが多いです。

一方の国内企業は、新卒採用では総合職採用が非常に多く、配属される部署、職務が採用企業によって判断されることはもちろん、入社後の異動やジョブローテーションによる職種転換も少なくありません。これは、「その企業の発展のために、さまざまな知見や経験のある人材を育てる」という文化が強いことが影響しているかもしれません。

こうした背景から人材育成のスタンスもそれぞれ大きく異なります。自社で長く働く人材を育てるというスタンスの国内企業は支援が手厚い傾向です。

外資系の場合は最低限の研修はあるものの、本社がある国のスタンダードに則っていることが多いので、自分自身で能力開発に努める必要性が国内企業より高いと言えます。

外資系企業と国内企業の違い(4)企業風土

次に、企業風土に関する違いを見てみましょう。

《外資系企業》
・仕事とプライベートの線引きが明確な傾向にある
・人材の入れ替わりが早く、企業は「個の集合体」という状態のことが多い

《国内企業》
・企業によって差があるが、プライベートも含めて社員同士の交流を促進する傾向がある
・外資系と比べて勤続年数が長い傾向にあり、独自の企業文化が形成されている企業が多い

まず挙げられる違いは仕事とプライベートの線引きです。
国内企業は社員交流と称して、社内でレクリエーションを行ったり、社員旅行を実施したりというケースもあり、家族的な関係性を作ろうというスタンスも少なくありません。一方の外資系企業の場合、個人的な交流を除けば国内企業の例に挙げたような、仕事とプライベートを織り交ぜたイベントは一般的にはありません。交流があるとすれば食事の機会程度で、仕事とプライベートを明確に線引きしていることが多いです。

この背景にあるのが、勤続年数の違いやそれによる独特な企業文化の有無です。外資系企業の場合、キャリアアップのための転職や成果主義による評価によって離職する社員は非常に多く、人材も流動的です。

一方の国内企業は、終身雇用とまではいかなくとも、まだまだ「入社したらなるべく長く勤めるのが良い」という考え方を持っています。その影響もあり、外資系企業よりもその企業の持つ考え方や雰囲気などが保たれやすく、集団としての特徴=企業文化が形成されていることが多いと言えます。

外資系企業と国内企業の違い(5)採用活動や選考方法

最後に、採用活動や選考方法の違いを見てみましょう。

《外資系企業》
・日本経済団体連合会(経団連)のスケジュールに縛られることがないため、採用活動の時期が早い
・英語面接や英語での書類(履歴書やエントリーシート)提出などが求められることが多い
・選考ステップとしてインターンが導入されているケースや、インターン参加が内定にも直結するケースが多い

《国内企業》
・大企業は日本経済団体連合会のスケジュールに従っての採用活動がメイン
・説明会参加やOB訪問が必要なケースが多い
・インターンを通じての採用は原則無し

外資系を目指す場合にまず注意が必要なのがスケジュールです。外資系は大学3年生の夏にサマーインターン、10月〜12月頃に本選考というスケジュールが一般的で、国内企業のスケジュールよりも遥かに早いのが特徴です。さらに国内企業との最大の違いがインターンからそのまま内定が出ることが珍しくないという点です。選考の一部としてインターンを課している場合も多いので、インターンの重要度は国内企業よりも高いと言えます。

国内企業と比べて、説明会への参加やOB訪問の必要性があまりない点は負担が減るので良い点ではありますが、インターンも含めて大学3年生の6月には遅くとも準備をスタートさせる必要があることを理解しておきましょう。

▽インターンシップの評判・クチコミを探すなら
みんなのインターンシップ - 募集企業情報と体験談のクチコミサイト

外資系企業を目指すなら国内企業との違いを知っておこう

外資系企業と国内企業では就職活動のタイミングや内容、入社後の環境や待遇までさまざまな点に違いがあります。外資系企業の選考は早くから始まるので、就職活動が本格化する前に余裕を持って準備に取り組み、よく比較をした上で選考に臨みましょう。

関連リンク

残業代のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)
みんなのインターンシップ - 募集企業情報と体験談のクチコミサイト

 

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著者:山崎えま

大手人材会社にて新卒就活ナビの大学向けプロモーションを担当。都内私立大学を中心に年間5,000名を対象とした就活ガイダンスや面接・グループディスカッション講座などを実施。現在は海外在住で就活・キャリアライターとしてコラム記事執筆を中心に就活生を支援しています。