【例文あり】外資系企業の志望動機作成のポイントと注意点

外資系企業の採用では、ロジカルシンキングが重視されます。それは志望動機においても言えることで、国内企業よりも高いレベルの志望動機が求められるのです。外資系企業に向けた志望動機の作成方法と例文をご紹介します。

外資系企業で志望動機が重視される理由

【理由その1】
国内企業よりも一足早く選考がはじまる外資系企業。働くということに意識の高い学生たちのなかから、自社に対して興味・関心が特に高い学生を選ぶ必要があります。そのため、より志望動機の完成度が重視される傾向があります。

【理由その2】
外資系企業が重視している能力のひとつである論理的思考力を見るため、という理由もあります。「なぜこの仕事か、なぜこの会社なのか」を第三者に納得できるよう伝える力が必要です。

【理由その3】
グローバル展開する外資系企業の多くは、働き方やキャリアステップについて、その企業ならではの特色を持っています。会社の風土に合った学生か見極めるため、ミスマッチを防ぐためにより深い企業理解のある学生を評価します。

▽英語での仕事に関する就活生のクチコミはこちら
英語を活かした仕事のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

f:id:epb0804:20180221130943j:plain出典:写真AC

外資系企業の志望動機作成のポイント

エントリーシートの段階から、高い完成度を求められる外資系企業への志望動機。その作成ポイントをご紹介します。

▼その職種(仕事内容)を希望する理由、その企業を選んだ理由、両方書く
志望動機を考える際、「なぜその企業なのか」を意識するあまり、その企業の特徴や強みだけを挙げるケースが見られます。そもそも自分がどのような基準で「仕事選び」をしているのか、という前提をきちんと提示しましょう。また、「外資系であること」を基準にしてしまうと、「外資系ならどこでもいいよね」という結果になりがちです。あくまで仕事内容にフォーカスしてください。

▼採用されたら会社にどんなメリットを提供できるか明らかにする
志望動機欄は「志望動機」だけを伝えるスペースではありません。志望動機欄でも「自分の能力」をPRすることができます。会社にどんな貢献ができるのかを述べることで、仕事理解ができていることを伝えられます。

▼将来のビジョンを明確にする
将来の理想のキャリアステップまで意識して作成しましょう。外資系企業では「入社後はいろいろ経験してみて配属先は会社にお任せ」というゼネラリストコースはあまりありません。キャリアビジョンと会社の方向性が一致しているかも重要なポイントです。

【例文あり】外資系企業の志望動機

続いては、外資系企業への志望動機の例文をご紹介します。ここでは、日本に拠点を持ち、新卒採用が比較的多い業界として、「外資系メーカー」「コンサルティングファーム」「投資銀行」「外資系IT・ソフトウエア」の4つをピックアップ。上記のポイントを踏まえて、それぞれの例文をチェックしながら読んでみましょう。もちろん、人によっては3つのポイントすべてを網羅する必要はありません。自分にとって重要な項目、重要でない項目ごとにメリハリをつけて記載してください。

▼外資系メーカー
自分の仕事が、世の中をよりよい方向に変えていくという実感を強く感じられる仕事がしたいと考えています。世界最大のトータルヘルスケアカンパニーである貴社のビジネスフィールドは、最先端医学から日常のクオリティオブライフの向上まで、一貫して世界万人に価値を提供できる点に興味をひかれました。「常に質の高いものを」という企業理念を実現するための考え方・行動基準も、成績や大会で常にトップを目指してきた自分にとって大変共感できるものです。入社後は、ゼミで学んだ地域医療の貢献についての知識を活かせる◯◯部で、お医者様への最先端医療機器のご提供を通じ、その地域の医療支援を行いたいと考えております。

▼コンサルティングファーム
新しいイノベーションやテクノロジーの最先端に関わりたいと、大学では情報工学を学んできました。そのなかで、「本当の最先端とは、問題をまだ顕在化させていないところにあるのではないか」と感じるようになりました。問題を顕在化させ、解決する仕事。それこそコンサルティングファームの仕事フィールドと感じています。なかでも貴社は、ひとりのコンサルタントの担当領域が広く、「経験だけで処理できない仕事」で常に自分を最先端の環境に置けるのではないかと考え、志望しております。

▼投資銀行
責任の重さと仕事の面白さは比例すると考えています。資産運用ビジネスの営業職に課されるミッションは、投資家のサポート・信頼関係の構築、そして期待される結果を出すこと。これは個人が関われる「最大の責任」ではないか、そして世界最大の投資銀行である貴社であれば、その責任感ややりがいは特に大きいでのはと考えています。
学生時代、自分を成長させるステージを求めて、最終的に1,000人規模のインゼミトップとして組織を率いた経験と能力をさらに向上させ、キャリアビジョンとして「世界の課題」に取り組む国際機関へのステップも将来的に希望しています。そのための経験を積める点にも魅力を感じています。

▼外資系IT・ソフトウエア
父がITエンジニアだった私にとって、物心ついたときから貴社の商品がいつも身近にありました。そのため、世界のビジネスシーンを支える貴社への憧れは、父を通してずっと感じて参りました。世の中のごく一部で使われるアプリケーションやソフトウエアではなく、グローバルに何億、何十億の方に使っていただけるシステムに携われる可能性は、他社で感じることはできません。自分の学んできた情報工学の知識をひとりでも多くの方の役に立てたいと考え、貴社を第一に志望しております。

【注意】外資系企業の志望動機のNG例

最後に、外資系企業でありがちな「志望動機のNG例」をご紹介します。作成後には、当てはまる点がないか必ずチェックしましょう!

▼自己成長を強調しすぎる
「自分を成長させてくれる環境」という志望理由は外資系企業への志望動機で大変よく見る内容です。しかし、「この環境に身を置けば、誰でもキャリアアップ!」などという会社はありません。自己成長への期待を過度に持っていると受け取られてしまうと、「他力本願」という評価につながってしまいます。

▼年収や待遇を理由にする
本音としては高額報酬を期待して…という学生も少なくありませんが、「本音」を伝えるのが必ずしも良い結果を生むわけではないことは言うまでもありません。報酬や待遇はあくまで「仕事の対価」です。志望動機は「仕事そのもの」への動機を聞いています。

▼論理性がない
「外資系金融なら、個人の能力が評価されるから」といった、企業によって異なる点、個人のイメージに過ぎない理由だけでは論理性がないと判断されてしまいます。

外資系企業について十分に研究しておくことが大切

志望動機が曖昧であったり一貫性がなければ、選考を突破することは難しくなります。外資系では特に論理性を見るため、客観的に見て納得できるような志望動機になっているか、複数の第三者に確認してもらう習慣をつけましょう!

関連リンク

英語を活かした仕事のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

f:id:epb0804:20171018144023p:plain

著者:沼田絵美

最低求人倍率0.98を記録した2000年卒。当時流行だった就職サークルをインカレで立ち上げ、某新卒就職サイト運営会社に企画営業として就職。東京・名古屋・大阪3都市で中堅から大手企業の採用支援に計10年携わった後、大学キャリアセンター相談業務を担当するキャリアコンサルタント、就職関連ライターとして独立。標準レベルキャリアコンサルタント資格であるキャリア・ディベロップメント・アドバイザー資格所持。