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【企業研究・JTB】多角的に事業を展開する旅行業界の巨大企業

インバウンド開拓が課題の旅行業界

2019年卒 新卒就職人気企業ランキングでは総合第10位のJTBグループ。商事会社から出版、ホテルまで展開する旅行業界のガリバーです。

まず旅行業界の現状および動向を俯瞰してみましょう。

顕著な傾向は、外国人旅行客の急増です。国土交通省観光庁によると、2014年度の外国人旅行は、対前年比35.2%増、取り扱い額は過去最高の約1,125 億円でした。日本人の海外旅行は対前年度比で1.6%減。アベノミクスによる円安で日本人の海外旅行客が減少し、逆に訪日外国人が増えています。

日本政府観光局(JNTO)の推計では、2015 年の訪日外国人は過去最高の1,973万人。政府が掲げていた2020年までに訪日外国人観光客2,000万人という目標は、ほぼ前倒しで実現しました。そこで安倍晋三首相は、次に3,000万人をめざす発言をしています。

このように外国人が日本に旅行で訪れることを「インバウンド(Inbound)」と呼びます。中国人の日本における「爆買い」もニュースになりました。訪日外国人が観光で訪れる場所は、東京、箱根、富士山、名古屋、京都、大阪といった「ゴールデンルート」が中心となっています。

長崎県の軍艦島をはじめとする「明治日本の産業革命遺産」全国23施設の登録も海外から注目を集めるようになりました。5年後に開催を控えた、東京オリンピック・パラリンピックもインバウンドが期待できる契機のひとつであり、大きな経済効果が予測されます。

したがって現在、旅行業界の大きな課題は、インバウンド開拓です。各社が積極的にサービスの拡充に取り組んでいます。しかし、日本の旅行会社では、まだ取り扱いが少ないといえるでしょう。

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JTBの掲示板・クチコミ - みん就(みんなの就職活動日記)

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多角的な事業を展開する旅行業界の巨人

JTBは、JTBグループ15社のほか連結対象会社171社を有する巨大な企業です。2016年度の連結決算による売上高は前年比3.5%減の1兆2,965億円、営業利益は前年比37.0%減の102億円となっています。

国内法人事業、国内個人事業、グローバル事業、地域交流ビジネスという柱で事業を展開。ブランドスローガンは「感動のそばに、いつも。 Perfect moments, always」、標榜する事業の理想像は「交流文化事業」です。

交流文化事業とは、「お客様の感動と喜びのために、JTBならではの商品・サービス・情報および仕組みを提供し、地球を舞台にあらゆる交流を創造すること」。旅行にとどまらず、地域の人々や文化の魅力を磨き上げて、交流を促進して新たな需要の創出を図ります。

グループでは、「2020年ビジョン」を掲げ、「アジア市場における圧倒的No.1ポジションを確立し、長期的・安定的な成長を可能とする基盤を完成させる」ことに注力。「世界発のアウトバウンド」「世界着のインバウンド」のビジネスモデル確立をめざしています。

インバウンド開拓では、東南アジアを中心に積極的に投資を行いました。シンガポール、フィリピンでは、企業買収や現地法人を設立。ヨーロッパにおける事業展開としては、スペイン企業に資本参加。訪日の需要がめざましい中国では、中国発による日本やアジア、北米・ヨーロッパなどの体制を強化しました。また、訪日旅行客のためにWeb事業にも注力しています。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催も契機として、「日本の観光立国の実現と、ツーリズム産業の発展」に、業界のトップ企業として取り組んでいます。

感動を創ることができる人材を

JTBグループの行動規範としては、「公正」を重んじて行動し、社会との信頼関係を築きあげることを重視しています。お客様の満足度の追求はもちろん、株主、事業パートナー、地域社会、地球環境や歴史・文化的な資産などに配慮し、さまざまな側面から信頼される人材であることが求められます。

お客様のニーズを的確につかみ、旅行を通じて感動的な体験を創ることがJTBのミッションです。現地調査や日頃の情報収集、パートナーシップも重要になります。したがって、ただ旅行商品を扱うだけでなく、海外から日本に訪れた旅行者、日本から海外に訪れる旅行者、ブランドスローガンにも掲げられている「感動」を創り出すための努力が求められます。難しい課題も数多くありますが、それだけにやりがいのある仕事といえるでしょう。

社員の一人ひとりの能力を生かして、さまざまな価値観や働き方を認めるダイバーシティにも積極的な企業で、経済産業省の平成26年度「ダイバーシティ経営企業100選」にも選ばれました。

旅行が好きということはもちろんですが、自分なりの価値観や仕事のスタイルを確立し、世界中の文化や歴史に探求心を抱き、感動というムーブメントを起こせる学生がJTBの求める人材ではないでしょうか。

【参考資料】

関連リンク

2019年卒 新卒就職人気企業ランキング│総合ランキング - みん就
JTBの掲示板・クチコミ - みん就(みんなの就職活動日記)

 

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監修:YAN

・東証一部上場メーカー(従業員数:2万人以上)にて新卒・中途採用の採用業務を担当。新卒・中途採用では、高校・大学・就職活動イベントでの会社プレゼン、書類選考、面接官(1000人以上の学生と面談)を経験。
・会社以外では大学在籍時、就職活動支援サークルにて後輩の就職活動を支援。就職後も学生の就職活動を支援中。