【例文あり】エントリーシートの自己PRはセルフ添削で見直し必須!

コツをつかめば簡単!自己PRはこうやって掘り下げる!

しっかり自己分析をして、自己PRを考えたはず!
でも書けば書くほど「本当にこの自己PRでいいのだろうか?」と不安になる人も多いと思います。そんな時は一度書いた自己PRをセルフ添削すると更によくなるための改善点が見えてきます。
そこで自分でできるセルフ添削のコツをご紹介します。
実際に以下の自己PRを添削してみましょう。

《例文1》
私のアピールポイントは行動力です。ラグビーのサークルに4年間、所属していました。

まず、「行動力」という自己PRの根拠としてラグビーのサークルが論理的につながらりません。そこで、ラグビーのサークルで何に注力したのか掘り下げます。すると「粘り強く耐えて、最後まで勝負を投げ出さないこと」だったとします。次のように文章は変わります。

《添削1》
私のアピールポイントは、最後まで勝負を投げ出さないことです。ラグビーのサークルでは、圧倒的に差を付けられて負けそうな試合でも全力で戦いました。

これなら自己PRと根拠が紐づいたと言えそうです。しかし、さらに掘り下げます。勝負を投げ出さない耐久力を付けるためには何が必要だったのか? 日頃の地道な鍛錬があったからこそ耐えられたと考察しました。それを書き加えます。

《添削2》
私のアピールポイントは、最後まで勝負を投げ出さない耐久力です。ラグビーのサークルでは、圧倒的に差を付けられて負けそうな試合でも、勝負を諦めずに全力で戦いました。この耐久力は、どんな天候の日でも毎日最低2km走るという日々の地道な鍛錬があったからこそ得られたと考えています。

かなり説得力がありますが、採用担当者が求めているのは「その体験は自社の仕事でどのように役に立つのか?」ということです。採用されたときのメリットを付け加えます。

《添削3》
私のアピールポイントは、最後まで勝負を投げ出さない耐久力です。ラグビーのサークルでは、圧倒的に差を付けられて負けそうな試合でも、勝負を諦めずに全力で戦いました。この耐久力は、日々の地道な鍛錬があったからこそ得られたと考えています。貴社は、競合他社と熾烈な市場シェア獲得の競争にあることを、インターネットで調べて知りました。私は貴社で「勝つまで諦めない営業」になりたいと考えております。

ほぼ完成でしょうか。まだブラッシュアップする部分はありそうです。

自己PRは、提出するエントリーシートごとに、応募先に合わせた内容に変えることが理想です。しかし、まったくゼロから書くと手間がかかるので、どの企業や業種でも通用する「ベース」、企業や業種などによって最適切な具体的な自己PRに変える「カスタマイズ」の部分で構成するとよいでしょう。ベースの部分は自分の長所とその根拠、カスタマイズの部分は自分のベースである長所をその企業でどう活かせるかを意識して構成しましょう。

一度書いた自己PRを完成形としないで、カイゼンし続けることも重要です。インターンシップや面接で質問されたこと、面接官が身を乗り出した言葉、あまり関心がなさそうだった言葉をフィードバックして修正します。

▽就活生同士で自己PRをチェックしあおう!
自己PRを評価のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

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就活を契機として自分を見つめ直そう

内定取得をゴールに掲げて、努力することは大切です。しかし、それだけを目的とした就活は殺伐なものに感じるのではないでしょうか。自分を見つめ直し、社会を知る機会として就活を捉えると、自己を成長させる貴重な体験として有意義になります。

採用担当者に向けて背伸びをしてよいイメージを作る必要はありません。むしろ、自分の足りない部分を正直に見つめ、足りない能力を徐々に伸ばしていくことは社会人として大切なスキルなので、足りないものを素直に伝え、それを伸ばしたいと語る方が好印象です。そして、取り上げたエピソードが自分のどんな側面を象徴するのか徹底的に掘り下げます。

実際の仕事においても、課題を発見する着眼点、深く掘り下げる思考力が求められます。あらゆる職種に共通する能力です。

いままで生きてきた自分の人生で、何が課題だったのか、どんな工夫をして成果を出したのかという内容に採用担当者は注目しています。したがって、アピールすることが何もない学生生活であっても、平凡な生活から新たな視点で課題を抽出し、ユニークな着想を得たなら、それが自己PRになります。

サークルのリーダーやアルバイト経験を自己PRとして挙げる就活生がいますが、体験や実績自体は、採用担当者には意味がありません。採用担当者は、体験や実績から見出した課題の着眼点と論理的な解決方法と、それが採用後に自社の現場でどのように生かせるかを重視しています。

そこで自己PRは、志望する企業に貢献する内容がベストです。そのためには、ひとりよがりな自慢や単なる実績の紹介ではなく、客観的な視点が重要になります。客観的な視点の作り方として、客観的にその自己PRが「確かに納得できる」と思える根拠や数字を入れることが大切です。自分が体験したエピソード自体は主観的なものであっても、客観的な分析を加えて採用担当者が注目するアピールに変えることが必要になります。

客観的な判断が難しいなら他人の目を借りる

自己PRでは「はたして自分の自己PRはこれでいいのだろうか。ひとりよがりになっていないだろうか」と客観的な判断ができないために不安になる就活生が多いようです。

エントリーシートの自己PRで客観的に正しいかどうか不安になったときは、他人にエントリーシートを見てもらうことも有効です。両親や兄弟でも構いません。社会人の兄や姉がいる場合には、実際の社会人体験からアドバイスがもらえるはずです。

積極的に活用したいツールとして、自己PRを就活生同士で添削しあう掲示板があります。内定取得のライバルではありますが、ともに切磋琢磨した経験は、社会人になってからも貴重な存在となるかもしれません。客観的な自己PR作成に活用してください。

関連リンク 

自己PRを評価のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

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監修:おくいはつね 

2006年より人材系企業にて、中途採用営業、営業支援、新規事業を経験。その後、東証一部上場企業などの採用コンサルティングや組織開発、研修プログラム開発、新卒採用ツール企画制作などに携わる。慶應大学などの教育機関でキャリア開発ワークショップを実施。また人材育成領域の事業立ち上げやマーケティングも行っている。