【公務員】志望動機に何を書く?例文付きで紹介~地方公務員編~

都道府県や市区町村で住民を支える地方公務員。採用試験の中でも志望動機は熱意をアピールするうえで重要なポイントです。ここでは、地方公務員の志望動機の書き方について、例文を交えながらポイントをご紹介していきます。

地方公務員を目指す学生がエントリーシートで志望動機を書くときの前提

各地方自治体のエントリーシートで志望動機を書き始める前に、前提として知っておきたいことを確認しておきましょう。

エントリーシートをもとに面接試験が行われる

各自治体が実施する採用試験では最初に筆記試験があり、その後面接試験が行われるケースが一般的です。面接試験ではエントリーシートが参考資料となるため、エントリーシートを書く際には、面接官に鋭く質問されても答えられるように準備しておきましょう。

安定性や待遇面を志望動機にしない

公務員というと、「安定していて、福利厚生が充実している」といったイメージがあるかもしれません。ただ、そのことを前面に出した志望動機はよくありません。その理由としては、「安定しているならどこでもいいと考えているな」と面接官に捉えられてしまう可能性が高く、そうすると大きく評価が下がってしまうからです。そのため、「なぜその自治体で働きたいと思ったのか」という理由を熱意を込めて、かつ具体的に伝える必要があります。

自己分析をして、自分の意志を明確にしておく

志望動機を考えるにあたって、大切なのは「どのような仕事をしたいのか」や「どのような社会を実現したいのか」という自分の意志です。自己分析といっても難しく考えすぎる必要はありません。自分の本音を掘り起こしたうえで、自分は何をしたいのか突き詰めていきましょう。

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地方公務員を目指す学生の志望動機のポイント

志望動機を書く際には、具体的にどのように書いていけばいいか悩むこともあるかもしれません。志望度があまり高くない自治体であればなおさらです。しかし、以下の2つのポイントをおさえておくと、とても書きやすくなるので実践してみるといいでしょう。

「携わりたいもの」を探す

志望動機を書き始める際にまずやるべきことは、その自治体について調べることです。すると、おそらくその自治体独自の取り組み(政策、施策)や、解決へ向けて力を入れている行政課題が見つかるはずです。その中から特に自分が携わりたい取り組みや改善策を探し、「どのように携わっていきたいか」を書くと、志望動機として形になります。

ここで注意したいのは自分自身の興味、関心を大事にするということです。自分が全く興味を持っていないのに、その自治体が力を入れているからといって、それを志望動機にするのはよくありません。面接で深掘りされた際に答えに詰まりやすくなりますし、面接対策のモチベーションも上がりにくいためです。それに自分を偽って内定を得られたとしても、配属先を一生懸命調整している職員の方々を裏切る形にもなるので、真っ赤なウソは絶対にやめましょう。

その地域への愛着をアピールする

もう1点大切なのは、その地域への愛着を示すことです。「その地域が好きだ」という思いを伝えられると、説得力のある志望動機につながるからです。ただし、実際のエントリーシートでは記入欄が限られているので、愛着に関しては簡単に記述し、面接での質問を誘う形にしてもいいでしょう。面接で愛着について聞かれた際には、熱く話ができるように準備しておくことが大切です。

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地方公務員の志望動機の例【市区町村職員】

まずは、市区町村職員の志望動機の例から確認していきましょう。今回は、子育て世帯の多い自治体を想定しています。

志望動機例

「私は子育て環境の整備に携わりたいと思い、◯◯市を志望しました。子育て支援に強く興味を持ったのはNPO団体での子ども支援のボランティア活動に参加してからです。支援を必要としている保護者の方の切なる思いを耳にし、行政による環境整備が必要だと痛感しました。
◯◯市は子育て世帯が多く、保護者同士だけでなく、子ども同士が自由に交流できる場の提供に力を入れています。そのような環境で、私は自身の「人の話にしっかりと耳を傾ける力」を活かし、子育てをしやすい地域づくりに貢献していきたいと思っています。
また、◯◯市は私が学生時代に慣れ親しんだ、思い出の町でもあります。そのような愛着のある地域を今以上に住みよい街にしていきたいと思ったことも、◯◯市を志望した理由のひとつです。」

志望動機例の解説

「携わりたいもの」が志望動機を作るうえでの1つのポイントですが、この例では子育て環境の整備に関して書かれています。自分の経験(ボランティア活動)をきっかけとして述べており、そのエピソードについてもっと深く聞いてみたいと考える面接官もいるのではないでしょうか。

さらに、市の取り組みについても具体的に述べているため、好印象につながりやすくなっています。自治体の取り組みをしっかり調べていることが伝わり、熱意もアピールすることができていますね。そのあとに、「人の話にしっかりと耳を傾ける力を活かし」など、自己PRを含めているのも有効です。志望動機を読んだ面接官に「この人ならしっかりと仕事をしてもらえそうだ」と思われることが重要になります。

最後には、「〇〇市に愛着がある」ということを簡単に付け加えているところもポイントです。このように書かれていると「◯◯市のどういったところが好きなのか、もっと詳しく教えてほしい」と面接官が思うきっかけになります。面接で詳しく聞かれたら、その自治体の好きなところやエピソード、また、改善したいことなどを伝えましょう。

このように、志望動機を書く場合には、自分自身の意志や動機が大切です。自分がやりたいこと、伝えたいことを面接官の気持ちを考えながら書くことによって、高評価につながりやすくなるでしょう。

地方公務員の志望動機の例【都道府県庁職員】

続いて、都道府県庁職員の志望動機例を確認しましょう。市町村と同様に「どのような取り組みに携わりたいのか」という点と「愛着」について書いていくとバランスのとれた内容になりやすいです。

志望動機例

「◯◯県の魅力を発信し、地域の発展に貢献したいと思い志望しました。大学では大学広報誌作成の団体に所属しており、取材や記事の執筆、編集を担当しています。地元密着型の情報発信も行っていく中で、ほかの地域にはない魅力が◯◯県にはあることを知りました。◯◯県は芸術祭の開催やツーリズム戦略の策定など、観光振興に力を入れています。私もそのような環境で大好きな◯◯県の魅力発信に携わりたいと思っています。」

志望動機例の解説

各都道府県は観光施策に力を入れているため、地域の魅力発信は重要なテーマです。大学時代のサークル活動などに参加していなくても、地域情報に精通しているのであれば、面接官も興味を持つ可能性が高くなります。「◯◯県でオススメの観光スポットはどこか」などと面接でも会話が弾むかもしれません。

「芸術祭の開催やツーリズム戦略の策定」といった形で、その都道府県が力を入れている取り組みを具体的に書いている点も評価につながります。数ある取り組みの中でなぜそれを選んだのか、深掘りしてくる質問も予想されます。

ツーリズム戦略の策定といった施策について触れるのであれば、その施策の目的やポイントをしっかりと調査したうえで面接に臨むことが大切です。エントリーシートは面接で参考材料になることを念頭に置いておきましょう。

「大好きな◯◯県」という強い言葉を使っているので、「そんなに大好きなら、色々質問してみよう」と面接官の興味を引き出しやすくなります。どういったところが「大好き」なのか、あらゆる角度から説明できるように準備しておきましょう。

都道府県の仕事は多岐に渡るため、あまりにもニッチな志望動機を書くと「興味の幅が狭い人」との認識を面接官に持たれる可能性があります。そのため、都道府県庁の応募にエントリーする場合には、ほどよい具体性を意識するといいでしょう。

志望動機をじっくりと考えて地方公務員試験を突破しよう!

志望動機はエントリーシートだけでなく面接でも聞かれます。面接で突っ込んだ質問をされたとしても対応できるよう、応募段階でじっくりと考えて、記入することが大切です。読みやすさも含めて面接官の立場を考えたうえで、自分の意志をしっかり表明しましょう。

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著者:沖 圭祐

関西在住のライター、キャリアコンサルタント。 総合大学卒業後、大学受験予備校で進路相談の職員を経験。大学職員として勤務した後、ライター、キャリアコンサルタントとして独立。 現在では就職活動、転職活動、働き方といった分野を中心に記事を書いています。履歴書、エントリーシート、小論文作成のアドバイスや添削といった仕事もしています。食べることが大好きで、お土産やグルメの記事も執筆中。教員免許や国家資格であるキャリアコンサルタントの資格も所持しています。