就職活動・インターンシップに名刺は必要?就活生の名刺交換のマナー

「就職活動やインターンシップでは自分の名刺は必要なのかな?」と、疑問に思う学生も少なくないようです。そこで今回は、就職活動中の名刺についてメリット・デメリットを解説し、合わせて基本ルールやマナーの紹介をしていきます。

就職活動・インターンシップで本当に名刺が必要なのか?名刺を持つメリットとデメリット

就活中に名刺を持つことは、メリットもデメリットもあります。まずはその両面を紹介しましょう。

1.メリット

(1)企業に印象に残る可能性がある
営業でビジネスマンが名刺を出すのは、相手の記憶に後々まで残してもらうためです。就活生がインターンシップや企業説明会の場面で、自分の名前や学校名を名乗りながら名刺を渡すことは、間違いなく印象づけとなります。

(2)名刺を出すことは名刺をもらえるメリット
もうひとつのメリットは、相手からも名刺をもらえる可能性があることです。うまく名刺交換ができた場合、相手が人事部や採用部署の誰なのか、どんな立場にある人なのかを一目にして知ることができます。当然、電話番号やメルアドなど連絡先が書いてあるので、その後の就活にも役立ちます。また、他大学の同じ就活生とも名刺交換できれば、就活の情報交換にも使えます。

2.デメリット

(1)背伸びした印象を与えてしまう
名刺をもらった人事部員や採用担当者、あるいはインターンシップ先の責任者の中には、就活中の学生が名刺を出すことを唐突に感じる人もいます。場合によっては、名刺を持っていることを背伸びしていると感じたり、売り込みの度合いが強すぎるといった悪い印象につなげたりする人もいます。

(2)記載する情報によるデメリット
前述した「背伸びした印象」は、名刺に書いてある情報に左右されることがあります。たとえば、学校名・名前・連絡先以外に、ゼミや専門科目・趣味など、あからさまに売り込みを目的に作成したとわかる名刺だと抵抗を感じてしまいます。

以上のように、名刺を持つことはメリット・デメリットがあります。もし就活に名刺を使いたいのであれば、内容や渡すタイミングなどにも十分な配慮が必要です。

また、企業の採用担当者によっては、「就活解禁前であるため」「個人情報の観点から、個々人の名刺をあえて受け取らない」ところもあるので、インターンシップにせよ企業説明会にせよ原則は必須ではないと思っておいていいでしょう。ただし、企業側から名刺を差し出す人もいますので、受け取り方のマナーは必須です。ぜひ以下を参考にして下さい。

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【ポイント解説】就職活動・インターンシップでの名刺交換のマナー

就職活動中のインターンシップなどで、企業担当者と積極的な名刺交換はしないとしても、相手から名刺をもらうことはよくあります。最低でも受け取り方はマナー通りにできるようにします。

<受け取り方のマナー>

1.相手が自分の所属や姓名を名乗り終え、名刺を差し出した時点で「両手」を差し出し受け取る。

2.名刺を受け取り、相手のお名前を確認した後、自分の学校名と名前を名乗る。
(1)自分の名前を名乗り終えるまで、受け取った手の位置は同じ高さで維持する。
(2)名乗る時は、「はじめまして。〇〇大学からまいりました△△と申します。」と述べた後、相手の名刺で名前を確認し、「〇〇様、この度はインターンシップでお世話になります、どうぞよろしくお願いいたします。」と述べ、約45度で礼をする。
(3)もらった名刺の名前をじろじろ見たり、すぐにポケットに入れたりしない。

3.相互の挨拶を終え、その場を離れた後に名刺入れに入れる。
 
<名刺の渡し方>

1.名刺を持っている場合は、いつでも出せるように常に出しやすいところに入れておく。

2.左手に名刺入れ、右手に自分の名刺を持ち、受け取るのは左の名刺入れの上、渡すのは右手を差し出し、同時に交換する。
※渡す名刺の向きに注意。自分からは逆向けに持つこと。

3.相手が先に出してきたら相手が名乗った後に、少し遅れてもいいので自己紹介をして名刺を渡す。
※名刺を持っているからといって、こちらから担当者に近づき名刺を差し出すことはしない。基本は謙虚な態度に徹する。

▽名刺に関する就活生のクチコミはこちら
名刺のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

就職活動・インターンシップの名刺交換に備えて名刺入れを用意しておこう

前項で述べたように、名刺は持っていなくてももらう機会はあるので、まずはいただいた名刺を保管するために名刺入れが必要です。そこで、就活生にふさわしい名刺入れの選び方について紹介します。

1.シンプルで単色のものを選ぶ
一般の小売店で選ぶ場合は、使用場面が就職活動中であり服装がリクルートスーツなので、名刺入れは華美にならないよう「シンプルなもの」を選びます。また、色は男性女性問わず、黒、茶などダークカラーが無難です。社会人でも使えるようにと、見るからに高級感のある皮革製品や、有名ブランドのロゴが見えるものはヒンシュクを買う恐れがあるので注意しましょう。

2.大学の学章入りの名刺入れ
大学生協で売られている大学の学章入りの名刺入れは、シンプルなものが多く一番適しています。名刺入れの学章が大学生の証になり、派手になることはありません。大学生協で名刺入れが売られる目的は、就職活動に限らずクラブ活動で他大学と交流した時の名刺交換用の意味があります。
したがって、通常の学生生活で使う名刺と名刺入れを持っていてもなんら違和感がないのでおススメです。ただ、社会人になった時に使えなくなるのであまり高いものを買うと無駄になる可能性があります。

就職活動・インターンシップでもらった名刺の整理術

就職活動中にもらった名刺は、後ほど記憶が引き出せるように整理し大切に保管します。ここでは、就職活動中の名刺の整理術を説明しましょう。名刺も個人情報なので、取り扱いには注意が必要です。

1.名刺はなぜ重要か
就活中にもらう名刺は、内定につながる大きな一歩になる可能性があるので大切に保管します。インターンシップ、OB訪問、会社訪問などでお世話になった方へお礼の手紙を出したり、電話やメールを出したりする時に名刺に書かれている情報(相手のフルネーム、所属部署、連絡先)は重宝します。

2.アナログでの整理術
整理は、アナログとデジタルの両方で行います。まず、アナログとしては名刺をもらった後に裏面や余白を利用して、日付や会話メモ、その方の特徴などを書き込んでおきましょう。後ほどデジタル入力する時にも役立ちます。名刺はデータを集めるのが目的ではなく、就活に役立てるのが目的です。この時のメモが後日同じ人と会った時に、「〇〇様、先日はありがとうございました!あの時確かこんなお話しされていましたよね?」といったように、メモを見て会話の糸口にすることができます。

3.スマホアプリなどでデジタル管理
就活中にもらう名刺の量はさほど多くはないかもしれませんが、増えて来た場合はデジタル管理しておくと、引き出す時に非常に便利です。名刺のデータ管理は、パソコンはもとよりスマホでも便利なアプリがたくさんあります。
おススメは、写真撮影で文字データを吸い上げてくれるものです。ただ名刺の写真を撮るだけでは、あとになって「◯◯株式会社の△△さんのメールアドレスが知りたい」を思った時に、実際に写真を一枚一枚見て探さなければいけません。名刺情報を自動でデータ化し、検索できる機能のアプリを使うと便利です。

就職活動・インターンシップでは名刺を作ることよりも名刺を受け取る体制を整えておくべし!

就職活動・インターンシップでは、自分の名刺を作ったり渡したりすることを気にするより、名刺をもらう時のマナーと、後日の整理の方が大切だと思って下さい。また、初めての受け渡しはちょっと緊張しますが、誰かに協力してもらい練習をしておけばすぐ慣れるので自信をもって臨みましょう。

関連リンク

インターン求人検索 - 楽天みん就 求人サーチ
名刺のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

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著者:GAKUSUI

◆一部上場企業で人事・採用・能力開発を約15年経験。採用では、新卒を中心に面接官はじめ採用選考実務と管理職(採用課長、能力開発部次長)を経験。
◆採用業務だけでなく、人事異動、能力開発、教育訓練等トータルで経験。
◆上記企業で営業部、販売部、企画部で実務から管理職まで経験。また、転職経験もあり(中堅商社6年、国家公務員2年)。
◆新卒専門のキャリアコンサルタント(国家公務員)として直接大学生に対面指導。模擬面接、ES添削、自己分析指導等、就活カウンセリングの実務全般を2年間経験。その間、大学キャリアセンターと連携し講演実績あり。