金融志望の学生にFinTechインターンをおすすめするワケ

金融業界に興味のある学生の皆さん、インターン先としてメガバンクだけでなく、今注目のFinTech(フィンテック)インターンも検討してみませんか?FinTechの経験や知識がなぜ金融業界志望者に役立つのか、ご紹介します。

そもそもFinTech(フィンテック)って何?

そもそもFinTechとは、「Finance(金融)」と「Technology(技術)」という2つの言葉を掛け合わせて造られた造語です。
AIやクラウドをはじめとする新しいICT技術を活用し、これまでの金融業界の仕組みや、既存概念にとらわれない革新的なサービスを一般的に指しています。この動きを牽引するのは米国をはじめ、世界中のベンチャー企業です。
現在よく見られるFinTechの事業には、以下のようなものが挙げられます。

(1)融資・投資

個人間の融資や投資を、インターネットを通じて実現するソーシャルレンディングや不特定多数から資金を得るクラウドファンディングなど

(2)決済

スマートフォンやタブレット端末などを利用したモバイル決済サービスなど

(3)会計

クラウドを利用して銀行口座やクレジットカードなどと連携し、自動的に会計処理がなされるサービスなど

(4)資産運用・家計簿

銀行口座、クレジットカード、証券会社などと連携して自動的に資産や家計を管理するサービスなど

(5)仮想通貨

国や格好の中央銀行が管理する通貨ではなく、ビットコインのようにオンラインのコミュニティ上で貨幣価値を持つ電子通貨サービス

このように、幅広いビジネスモデルが存在し、現在成長を続けているのがFin Techなのです。

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FinTechでのインターンの具体例を紹介

FinTechと一口に言っても、具体例がないとその内容は理解しにくいかもしれません。そこで、FinTechにはどのような事業があるのか具体的な企業をあげ、あわせてその企業でどのようなインターンを実施しているのかを紹介します。

(1) freee株式会社

freee株式会社の代表的なサービスは、クラウド会計ソフト「freee」です。
AIを活用して銀行やクレジットカードの使用データから明細を自動的に収集・分類、請求書の発行や帳簿付けまでを一貫して行なうソフトウェアです。経理・会計部門が少ない中小企業や個人事業主に支持されています。この他にも給与計算、人事労務、会社設立、開業などをクラウド上で効率良く行なうサービスを手がけています。

《これまでのインターン内容》

  • 2017ウィンターインターン
    freeeの事業展開や考え方に基づいた、新サービスの企画・立案・経営陣へのプレゼン

(2)株式会社マネーフォワード

前述のfreee同様、クラウド会計ソフトを手がけるほか、個人向けに自動家計簿・資産管理サービスなども展開しています。代表的なサービスである「自動家計簿マネーフォワード」は2,600以上の金融関連サービスに対応しており、銀行やクレジットカードの利用履歴や残高から自動的に家計簿を作成してくれます。

《これまでのインターン内容》

  •  エンジニア
    既存サービス及び新サービスの企画・開発・運用
  •  デザイナー
    既存サービス及び新サービスの企画・開発・運用
  •  総合職
    既存サービス及び新サービスに関わる多岐にわたる業務
    職種はセールス、マーケティング、事業開発、カスタマーサポート、ライター経営企画、広報、人事など多数

(3)maneo株式会社

ソーシャルレンディングと呼ばれる、お金を投資したい人とお金を借りたい人をインターネットを通じて結びつけ、個人間での融資を実現するサービスを展開。国内のソーシャルレンディングサービスのシェア50%以上を誇るリーディングカンパニーです。

《これまでのインターン内容》

  •  新規事業立ち上げインターン
    学生主体のチームで企画立案を行ない、新しい事業創出を目指す。
    考えた企画が採用されれば、実際に分社化して社長になることも可能。

FinTechでのインターンをおすすめする理由

FinTechに関わる企業でのインターンは、金融業界を目指す学生にとって、就活で役立つ可能性が非常に高くなっています。その理由として、以下の3つがあげられます。

(1)これから発展していく新しい分野の金融ビジネスに関する経験を積み、知識を持つことができるため

現在、FinTechによる金融ビジネスを手がける企業は急速に成長しており、これからさらに市場が拡大しくと考えられます。金融業界全体としてもこの流れは見逃すことのできない大きな動きであり、今現在FinTechを手がける企業以外でも、インターンを通じて得た経験や知識は将来的に活かせる可能性が高いものと言えます。特に、個人間融資のソーシャルレンディング、ビットコインなどの仮想通貨のような既存の金融機関が持たないサービスに関わる内容は、FinTech企業だからこそ得られる経験・知識を得るチャンスとなります。

(2)FinTechを手がける企業はベンチャー企業が多く、インターンでも実務を任される可能性が高いため

現在FinTechを手がけている多くの企業は、ベンチャー企業です。それゆえに、実務経験を任せてもらえる可能性が高いという点はインターンのメリットの1つです。一般的な大手金融系企業のインターンは、インターン用に作られたプログラムを通じて仕事を疑似体験したり、グループワークを実施したりと実務に触れる機会は少ないと言われています。そのため実際に働く経験をしたい場合には、メガバンクなどの企業よりもFinTechを手がける企業でのインターンを選んだ方がいいかもしれません。

(3)FinTechに関わるインターンで得た経験は、メガバンクなどの就職面接でも自己PR材料となるため

現在、既存の金融機関もFinTechを取り入れた新しい事業を行なったり、FinTechを手がけるベンチャー企業と提携したりという動きが増えています。こうした流れのなかで、インターンで得た経験・知識・スキルなどは、メガバンクなどの面接においても大きな自己PRの材料となる可能性があります。
自分自身が入社後にFinTechのサービスを構築していく立場を志すことはもちろん、FinTechを扱う企業が提携先となる可能性もありますので、職種や将来像を想定した自己PRを行なうためのよい経験となります。

▽インターンの体験談に関するリンクはこちら
みんなのインターンシップ - 募集企業情報と体験談のクチコミサイト

自分に合ったFinTechインターンの選び方

FinTechを手がける数ある企業のなかで、具体的にどのような企業でインターンをすれば良いのか迷う方もいるかもしれません。実際に、冒頭でご紹介した通りFinTechと一口に言ってもその事業は融資、決済、会計、資産運用など幅広く、闇雲に選んでは自分が本当に学びたい内容が少なくなってしまう可能性があります。

インターン先を選ぶ際に大切なのは、インターンを通じて「自分が何を専門的に学びたいか」という目的意識です。まずは、何のためにインターンに参加し、何を学び、それをどのように就職活動やその後の仕事に活かしていきたいかなどの考えを整理しましょう。

またインターン先を選ぶ上で下記の2つのポイントも押さえておくと、より充実したインターンの経験を得られる可能性が高まります。

(1)インターンの内容は目的にあっているか

  • 目的としている分野の事業に関わる内容か
  • 社長や社員の方々と接する機会はあるか
  • 実務経験を積めるチャンスはあるか など

(2)習得が期待できる経験・知識・スキルは何か

  • FinTech企業だからこそ得られる経験・知識・スキルはあるか
  • エンジニア職の場合、どの程度までインターンが開発に携わらせてもらえるチャンスがあるか など

このような観点を持ってインターン先を選び、将来の可能性を広げるきっかけにつなげましょう。

FinTechインターンを経験して実践力を養おう!

これからさらなる成長が期待されるFinTech企業でのインターンは、実務経験から知識やスキルを得るチャンスも多い貴重な機会です。将来メガバンク等を志望する場合でも、就職活動の幅を広げられるほか、その経験を仕事で活かせるチャンスもあるので、是非チャレンジしてみましょう。

関連リンク

みんなのインターンシップ - 募集企業情報と体験談のクチコミサイト
インターンシップ情報交換のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

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著者:山崎えま

大手人材会社にて新卒就活ナビの大学向けプロモーションを担当。都内私立大学を中心に年間5,000名を対象とした就活ガイダンスや面接・グループディスカッション講座などを実施。現在は海外在住で就活・キャリアライターとしてコラム記事執筆を中心に就活生を支援しています。