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合否を左右することもある?就職活動で提出する大学の成績の意味とは

就職活動で成績証明書の提出を求められることがありますが、大学の成績は選考に関係あるのでしょうか?もし成績が良くない場合は何か対策ができるのでしょうか?この記事では就職活動における大学の成績の重要性について紹介します。

就職活動に大学の成績って関係あるの?

大学の成績は採用に大きく関係するのかというと、答えはNOです。なぜなら、大学の成績のつけ方は教授の裁量によるところが大きく、成績は同じ大学の同じ学部内でしか比較できないことが現状だからです。また、人事担当者が受験者1人1人の4年間の成績を確認して評価を付けていくことはとても労力がかかる仕事です。
しかし、あまりにも成績が悪いと「4年間大学で何をしていたのか?」と印象は悪くなりますし、「仕事はきちんとやってくれるのだろうか?」と不信感にもつながります。そのため、最近はGPA値に注目している企業も増えています。

■GPAとは
GPA(Grade Point Average)とは、各科目の成績から算出された学生の成績評価値で簡単にいうと、自分の成績の平均値を指します。欧米の大学や高校では広く利用されていて、留学をする際など学力を測る指標として使われています。
日本では成績評価指標として導入している大学が増えています。算出方法は成績ごとの評価数値を合計してそれを合計単位数で割ります。その数値がGPA値となるのです。学生平均は大学により異なりますが、2.5当たりが平均レベルといわれています。
日本の場合、大学によってGPAを算出するためのベースとなる評価基準が、大学や教授によりまちまちであり、安定していません。評価数値(秀、優、良、可、不可など)の算出方法は教授により異なることも多々あるのです。(例えばある教授はテストの点数、出席点、レポートの点数などで算出しますが、ある教授はテストの点数と出席点数のみで評価する、など。)正確な比較検討を考えた時には、同じ科目の成績で比較しなくては難しくなるでしょう。
こういった課題もあり、まだまだ日本では企業によってGPA値を採用の判断材料にすることがアメリカのように一般的ではないようです。

▽成績証明書に関する就活生のクチコミはこちら
成績証明書のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

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就職活動で大学の成績証明書の提出は求められる?

成績証明書はどのタイミングで提出するのでしょうか?エントリーの段階で提出を求める企業は少ないですが、選考が進んでいき、後半戦の二次面接や最終面接などで提出を求められる傾向にあります。では企業は成績証明書から何を見ているのでしょうか?3つのポイントを紹介します。

■大学を卒業できるかどうかの確認
二次面接、最終面接と進めていくと、応募者の人となりはある程度企業側に把握されています。しかし、いざ採用すると決めたものの、大学を卒業できないとなれば採用できませんので、内定を出しても無駄になってしまいます。そのために企業は成績証明書を提出してもらい、応募者の単位数を確認しているのです。

■性格や優秀度の判断材料
成績証明書を見ることで、企業は応募者がどの分野に興味があり、どのように取り組んできたのかを見ることができます。そこから自社の文化に合うか、自社が求めている人材かどうかを見極めている企業もあります。

■履歴書の内容が正しいかどうかの確認
履歴書の自己PRや志望動機などに大学で学んだ内容などの記載があれば、虚偽の記載がないかどうか成績証明書と照合して確認します。面接の質問も、成績証明書と照らし合わせながらされることがあります。

就職活動で大学の成績が関係しやすい企業とは

では、どのような企業が成績証明書を採用時に活用しているのでしょうか?
まず、外資系企業で大学の成績を採用材料にすることが多いようです。また、近年日本の大企業も大学での成績を加味する傾向にあるようです。

■外資系企業
アメリカではGPAの提出を必須としている企業が多く、成績が選考の対象になっています。GPAの最低ラインを設定している企業もありますので、外資系を志望している学生は特に、今から良い成績が取れるようしっかり授業に臨むようにしましょう。また、外資系の企業では高い語学力が求められますので、語学力のレベルや受講している科目を、成績証明書でチェックしている企業もあります。成績があまりよくない場合は、英検やTOEICなどの点数で補えないか確認し、忘れずに記載しておきましょう。

■大手企業
外資系のようにGPAの数値を選考の基準とする企業は少ないですが、成績を見て選考に一部活用されることあります。例えば「同じようなランクの応募者が複数名いた際に、何かを基準として不採用にしないといけない」となった場合に、成績が判断材料として使うこともあります。
あとは、専門職や専攻している内容が就職先の仕事と直接結びつくような場合だと、どのような科目を専攻してどのような評価をもらったのかを企業が確認して評価しているケースもあります。

大学の成績が良くない場合でも大丈夫!就職活動で有利になるためにやっておきたいこととは?

成績が悪い場合、就活では戦えないのかと不安になる方もいるでしょう。まずは、なぜ成績が悪くなったのかを自分自身で分析しておく必要があります。怠惰なのか、その他に打ち込むことがあったからなのか、単位を落とさないことを優先し、背伸びして難しい科目を専攻したのか、など振り返ってみましょう。
もし成績が悪くても、それ以外でアピールできることや取得資格があればその説明ができるようにしておきましょう。「学業より○○を優先してしまったけれど、○○をやったことにはきちんと意味があります」ということをきちんと伝えられるようにすることが大切です。成績よりもアピール力やコミュニケーション力を重視する企業も多いので、面接対策として準備しておきましょう。

■学業以外でアピールできることを準備する
学業以外で学生時代に取り組んできたことはないでしょうか?「部活動に励んで記録を達成した」、「幼少時から続けている習い事などについて、どのようなモチベーションで何年続けている」などが説明できると、企業に対してアピールすることが可能です。忍耐力や継続力なども、アピールできるひとつの要素です。

■資格取得に励んだことをアピールする
語学系の資格や簿記、エンジニア系の資格など仕事に直結する資格をもっていればさらにアピールポイントにつながります。その資格を取得しようと思った動機や取得後の目標なども話せるとよいでしょう。

■学業より優先したけど意味があるもの
例えば、アルバイトに打ち込んでいた方の場合は、どのようなアルバイトで、何を学んで、どのような役割を与えられていたかを考えてみましょう。10名のアルバイトメンバーの中からリーダーに抜擢され、シフト管理や新人教育などを行い、社員がいない時間は自分が責任者として店を回していた、などという社員と近い仕事をしていた学生もいるでしょう。そのようなスキルは、働く際に重要であるため、活躍できる人材だと企業側に期待をもってもらえる可能があります。

就職活動で大学の成績が影響するかどうかは、企業によって変わる

就職活動において大学の成績は良いに越したことはありません。しかし、成績が良くなくても学業以外の資格や経験など、アピールできる材料を自分で探しておくことが大切です。今まで自分がしてきたことを振り返り、自分の強みを再度考えてみましょう。

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著者:RIKUA

大手アパレルにて4年勤務後、広告業や人材業にて人事系統に8年、企画系統に5年勤務。広告会社にてフリーペーパーの記事作成やリライト、校正、新卒社員に向けたメルマガ配信等,ライティング経験有。また、人事部の立ち上げや運用等人事採用関連の知識を活かし、大学内や就職支援機関での就職セミナー講師も行う。