仕事選びの軸として、好きなことに関わっていたいという想いは重要な要素です。今回は植物が好きで、植物に関係した仕事に就きたいと漠然と考えている就活生のために、企業探しの参考になる関係業界や業種をまとめました。
就職活動前に確認!植物に関係する仕事とは?
まず、植物に関係する職種にはどんなものがあるのか整理してみましょう。
1.「栽培」に関係した仕事
「栽培」は、穀物・果樹・野菜・草花・花卉などの植物を、食用・鑑賞用・薬用などを目的として育てることを言います。工業製品や一般商品の生産と同じように、種苗の育成や生産管理、市場への出荷・流通まで、さまざまな仕事があります。
2.「研究」に携わる仕事
食用にせよ鑑賞用にせよ、消費者のニーズや目的に適切に応じられるよう研究や開発をする仕事です。種苗や栽培段階でおこなわれる場合が多く、特に植物栽培の場合、品種改良や育成のための環境づくりが重要で、バイオテクノロジー(生命工学)など専門知識が必要な分野です。
3.「販売」に関連した仕事
市場に流通させ、最終消費者の手元に届ける仕事が販売の仕事です。ただし、販売と一口に言っても、たとえば野菜の販売と、鑑賞用の生け花の販売は、使う目的が異なるため流通チャネルも異なり、販売方法も違ってきます。
4.「コーディネーター」と呼ばれる仕事
植物関係でコーディネーターといえば、花卉植物類(観葉植物、生け花)を素敵に演出する仕事です。名称は、ガーデニングアドバイザー、グリーンコーディネーター、フラワーコンサルタントなどさまざまです。広く見れば、華道も植物のコーディネートと言えます。
5.公務員
公務員の中にも植物に関連した仕事があります。ひとつは国や自治体の環境政策の一環で、公園や緑地管理などで緑化政策に携わる仕事などが挙げられます。またその他には、植物を海外から輸入する際、病害虫侵入を防ぐための植物検疫を行う植物防疫所(農林水産省)で国内の植物を守るといった仕事もあります。
出典:写真AC