転職して商社マンになるには?各社のキャリア採用が大きなチャンス!

就職人気ランキングで常に上位に位置する総合商社を筆頭に、就職先としては常に人気の商社。その商社に転職するには、どのようにすればいいのでしょうか。商社業界の現状と転職先としての可能性を考察してみましょう!

日本の経済を牽引する総合商社と専門商社

商社には幅広い分野の物の取引を行う総合商社と、特定分野の物の取引を行う専門商社の2つがあり、両者ともに日本経済を支えています。商社の中で特に知名度が高い企業としては、総合商社で三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅、豊田通商、双日の計7社が、専門商社では電子・食料を手掛ける兼松、化学大手の長瀬産業などが知られています。

現在の商社業界は、資源の市況に左右されない自動車関連事業、リース事業、海外発電事業、金融、不動産などを下支えにして業績を上げています。なお2018年の総合商社の業績は、石炭や鉄鉱石など資源の価格上昇を受けた市況回復による、史上最高益の更新が相次ぐ見込みです。安定した収益に伴って商社業界では今後も採用は一定ペースで行われる予測なので、商社業界への転職も今チャンスと考えて良いでしょう。

職種としての商社は、物の取引を主な事業としています。日本国内だけでなく海外現地での直接取引も行い、時には数億円単位の金額が動く交渉に携わることも多いうえ、世界を舞台に取引を行う非常にエキサイティングな職種です。体力勝負で強い精神力も必要となるので体育会組織の企業も多いですが、高収入の職種としても知られています。

商社の業務を見てみると、基本かつ伝統的な業務である物の取引に関するトレーディング業務のほか、近年では取引や収益の拡大のために他企業・事業への出資や投資を行う、事業投資業務を手掛ける商社も多くなりました。例えば、三菱商事はイオンやローソン、三井物産はセブン&アイホールディングス、伊藤忠商事はファミリーマートに出資し、事業経営を支えています。

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商社への転職事情を把握して成功確度を上げる!

商社は転職先としても人気が高くなっているので、商社への転職を目指すなら各社の採用状況を把握した上での転職活動が必須です。各社が毎年実施しているキャリア採用の方法や期間などの情報収集は欠かさず行いましょう。例えば、三菱商事は2017年度4/12から4/30のエントリー、5月面接、6月内定のスケジュールで10名強キャリア採用した実績があります。

商社への転職が成功しやすい職業例を挙げると、戦略コンサル、総合研究所、監査法人、ITコンサル、ファンド、証券会社、自動車、保険、医療などで、専門性の高い職種からキャリア採用を経て優秀な人材が商社へ転職している事が分かります。これは、商社が事業利益を上げるために、キャリア採用を経てグローバルな活躍ができるリーダーの育成と、商社で働く人材の多様化の実現を目指しているからです。

商社が求めているのは、その商社の該当事業で自分自身が利益貢献できる、情報ネットワークを自ら作り出しお金に変える能力がある人材です。この2つの人材ニーズを満たすことが商社への転職成功のポイントといえます。

商社業界への転職を成功させるポイントとは?

商社への転職を成功させるために、ここでは、PR方法や転職に必要なスキル、そして志望動機の例を説明します。

まず、自分自身が事業で利益貢献ができる人材であるとアピールするには、「前職の成功経験を商社の現行事業でも活かして働ける」と伝えられることが重要です。そのためには、職務経歴書と面接で、高い再現性を持った有効なプレゼンができるかが鍵となります。志望する商社のキャリア採用情報を正確に把握するだけでなく、例年の採用人数の実績、何の職からの転職が多いか、試験や面接内容の傾向などの詳細を企業サイトと転職エージェントから入手し、対策を立てましょう。

また、取引する商材によって海外と直接取引・交渉を行う機会もあるので、英語力が必須となることが多いです。場合によっては、中国語やフランス語、スペイン語など他言語が必須となることもあるので、自分が志望する企業が他言語を必須としているかを把握しておきましょう。とはいえ、高い言語力があっても取引や交渉で使いこなせなければ意味がありません。時には大胆さも必要になる行動力や未知の領域にも踏み込めるチャレンジ精神、人とのコミュニケーション能力、リーダーシップも商社では求められます。

続いては、商社への転職のための志望動機のポイントを解説しましょう。総合商社の場合は、英語力を生かしたグローバル社会での活躍、人との関わり、未開分野へのチャレンジなどが志望動機として挙げられます。専門商社の場合は、食品専門商社なら食品に、鉄鋼専門商社なら鉱物などその商社が取引で扱っている物に興味を持った、物を通じて将来性を感じた、などが志望動機として有効です。

次に、志望動機の文章例を挙げます。

志望動機(1)人と関わる仕事がしたいから

私が貴社を志望した理由は、人と関わる仕事がしたいと感じたからです。私は、〇〇(前職での経験など)を通じて多くの人と出会い、自分自身も大きく成長できました。この経験を生かして御社で多くの人と物を繋ぎ、自分自身もより成長していきたいと考えております。

志望動機(2)グローバルな舞台で活躍したいから

私が貴社を志望したのは、私自身が世界で活躍できる人材を目指しているからです。〇〇で培った体力や精神力の強さと、海外留学経験を踏まえた英語力を生かして、貴社でなら幅広い国や地域で活躍できると感じ、志望いたしました。

志望動機(3)未知の世界にチャレンジしたいから

私は前職で〇〇(営業実績など)を通じて、大きな目標に挑戦することの大切さと、達成する喜びを経験いたしました。○○(事業投資など)を行っている貴社でなら、新しい目標にチャレンジし、自分自身も一緒に成長できると考え、志望いたしました。

志望動機(4)鉄に興味を持ったから(専門商社向け)

私は大学在学中研究室で鉄について学び、人類の発展に貢献してきた鉄に深い興味を持ちました。今後も鉄道や自動車、船舶など日本の鉄を使用した技術力は世界中から求められると感じ、貴社の中で鉄を通じて日本社会の将来の発展に貢献したいと考え、志望いたしました。

まとめ 商社業界への転職は、ここを押さえる!

商社では英語力だけでなくコミュニケーション能力、チャレンジ精神、リーダーシップ、精神的にも肉体的にもタフであることが求められます。これらは全て商社の利益を上げる目的に直結しているので、前職の成功経験をいかに活かして働けるかを有効に伝えなければいけません。キャリア採用情報を企業サイトから入手し、転職エージェントを通じて対策を練れば、商社業界への転職の成功に繋がります。 

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監修:草地稔

大阪生まれ。立教大学経済学部卒業後、リクルートに入社。広告ディレクターとして10年修行積む。日本経済新聞社主催環境広告ポスター展で優秀賞受賞。その他社内の広告賞受賞多数。その後インターンシップ企業でフリーペーパーを創刊し、4年半で10万部まで伸ばす。編集部在籍の学生の就活サポートを実践し、電通、三菱商事、リクルート他有名企業へ続々と内定した。この時、学生時代の実績作りとPR方法で就活の結果が全く異なることを実感する。その後ベンチャー企業や上場企業の取締役を経て、株式会社DAWDYを設立。現在、Web企画の運営、オウンドメディアのプロジュースを中心に活動している。