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学生が出版社でアルバイトするメリットとは?仕事内容やデメリットも紹介

書籍の企画から製本までを行う出版社の中には、学生アルバイトを募集しているところもあり、志望してる方にとっては、業界の実態を知るチャンスだと言えます。この記事では出版社でのアルバイトの仕事内容について詳しくご紹介します。ぜひ最後まで読んでみてください。

「出版業界に憧れているけどアルバイトは採用しているのかな」
「出版社でのアルバイトってどんな感じなんだろう」
「就職活動に活かせるアルバイトがしたい」
と思ったことはありませんか。本や漫画、雑誌が好きな方や将来は出版社で働きたいと考えている人にとって、実際に企画から出版するまでの流れに携わることができる出版社のアルバイトは魅力的でしょう。

 

また、他のアルバイトと比較して身につくスキルも多くあり、多くの貴重な経験を積むことができます。

 

この記事では出版社でのアルバイトがどのような仕事を任されるのか、メリットやデメリットなどについて紹介しています。この記事を読むことで、出版社のアルバイトに応募することがどのようなメリットがあるのか理解できるようになります。

 

是非この記事を読んで、出版社のアルバイトについて検討してみてください。

出版社のアルバイトで学生が任される仕事内容

出典:fotolia

出版社は新しい書籍の企画や製本などが主な仕事です。

 

具体的には、新しい本の内容や執筆者を決める「企画」、実際に原稿を仕上げる「編集」、出来上がった原稿を印刷会社に渡す「入稿」、ゲラと呼ばれる試し刷りの原稿をチェックする「校正」、出来上がった原稿を本の形にする「製本」などの業務があります。

 

出版社のアルバイトでは上記の業務のうち、原稿を作成する過程である「編集」のアシスタントを担当することが多いです。

 

アルバイトの仕事内容としては、たとえば、原稿に使うネタ探しや資料のコピー、取材のアポイント取りや現場での補佐、インタビューの文字おこしといった作業が挙げられます。

 

文章力や専門的な資格を持っている場合は、原稿のライティングを任されることも珍しくありません。また、出版社に届いた郵便物の整理や、オフィスの簡単な清掃、読者アンケートの集計、電話応対といった雑務を頼まれることもあります。

データ入力業務

データ入力作業とは、言葉通りデータをパソコンに入力するという作業です。出版社でのデータ入力作業は本や雑誌の内容や、アンケートなどのデータをWordやExcelに入力します。

 

全くパソコンに触れたことがないような人だと難しい場合もありますが、学生であればある程度学校でパソコンに触れる機会があり、WordやExcelも日常的に使っている人も多いでしょう。

 

そのため、データ入力作業の仕事をしたことがなくても問題はなく採用して貰える可能性があります。

校正作業

校正作業とは、文字の誤字脱字や文法、表記ゆれがないか確認する作業のことを言います。

 

校正作業のアルバイトは仕事が基本的に忙しいですが、将来に活かせるようなスキルがつくというメリットがあります。出版社で働きたい人やそうでない人でも就職活動でアピールすることができるでしょう。

記事のライティング

記事のライティング作業は資料や企画をもとに記事を書く仕事です。企画に基づく必要な情報を集めながら記事を書きます。

 

学生が記事のライティングを経験できる場としては、アルバイトの雇用形態で企業の長期インターンとして働く場合が多いでしょう。

編集アシスタント

編集アシスタントの仕事内容は主に編集部のサポートを行う仕事です。

 

編集部の仕事は企画からライターやカメラマン、デザイナーの方々と連携して指示をしたりとりまとめたりしながら一つのコンテンツに仕上げる作業を行いますので、それをサポートします。それらの制作の現場を近くで見ることができるポジションと言えるでしょう。

事務作業

事務作業は書類の作成、電話や来客の対応、備品発注、オフィスの掃除など、出版社のアルバイトに関わらず一般的な事務作業です。

 

縁の下の力持ちとして会社全体の管理やサポートをする仕事です。細かい作業をすることが得意な人や、サポートをするのが好きな人に向いている仕事だと言えるでしょう。

学生が出版社でアルバイトするメリット

学生が出版社でアルバイトするメリットはたくさんあります。

 

出版社でのアルバイトでは、アルバイト時代に得た人脈やビジネスマナー、コミュニケーションスキルなどは就活に活かすことが可能です。アルバイト時代に様々なビジネススキルを磨いて、就活に備えてみてください。

  • 実務経験つが積めるので就活に役立
  • 文章力や語彙力が身につく
  • 就活に必要な社会人としてのマナーを学べる
  • 自分の興味のある分野で働ける
  • 社会人に必要となるスケジュール管理能力を学べる

実務経験が積めるので就活に役立つ

出版社への就職には学歴が重視される面がありますが、同様に「本の企画力」も求められます。特に就活の最終面接などでは、実際に企画の提案を求められることもあるでしょう。

 

実際に本作りに携わった経験があれば、出版業界の第一線で働く先輩社員の視点を知ることができる他、「常にネタを探す姿勢」も身につきやすくなります。

 

また、出版社では様々な業務が任されるため、事務の経験者になることができたり、DTPのスキルを伸ばせばデザイナーやオペレーターへの道が開けたりすることがあります。

文章力や語彙力が身につく

出版社でのアルバイトでは原稿のチェックの他、校正作業やライティング作業を行うため、自然と文章力や語彙力が身につくでしょう。

 

文章を書いたり、本を読んだりするのが好きな人にとっては働きながら好きなことに携わることができ、またスキルアップもできるため魅力的なアルバイトだと言えるでしょう。

就活に必要な社会人としてのマナーを学べる

出版社ではライターやカメラマン、デザイナーの他にも印刷会社や取材する相手としてタレントなど多くの人と関わる仕事です。

 

アルバイトの場合、来客対応や電話対応などを行うため、挨拶や言葉遣い、振る舞いなどを考えて行動する習慣がつき、必然的に社会人のマナーが身につくようになるでしょう。

自分の興味のある分野で働ける

本の制作には大勢のスタッフの努力と苦労が必要となるため、中には激務に耐えかねて仕事を辞めてしまうスタッフもいます。しかし一方で、読者に本を読んでもらえる喜びや、書店で本が売れていくさまを見る感動、本作りの過程の面白さなどに魅了される人も珍しくありません。

 

本作りの楽しさを学生時代から味わえるのは大きなメリットといえるでしょう。

社会人に必要となるスケジュール管理能力を学べる

編集者は同時に並行して様々な企画を抱えていることからスケジュールの管理が重要になる仕事です。そのため、出版社のアルバイトでは様々な業務を同時に頼まれることが多く、優先順位を考え臨機応変に自分のスケジュールを管理する必要があります。

 

こういったことは普通のアルバイトではなかなか経験できないため、貴重なメリットと言えるでしょう。

インターンのような経験ができる

インターンの募集をしている出版社もありますが、アルバイトとして働くことでインターンのような経験をすることができます。

 

出版社のアルバイトは正社員の補佐が中心ではありますが、実際の本作りの流れや、出版業界の実情を直に知ることができます。

 

実際に社員の人のサポートとして、近くで仕事の流れに携わることができ、どのような企業なのかを見ることができるため、出版業界に興味がある人にとってはメリットが大きいでしょう。

出版社のアルバイトの時給はどれくらいか?

出版社のアルバイトの給与は時給1,000円前後、勤務時間は午前9時~午後6時の時間帯の中でシフト制とする企業が多いです。ただ勤務時間については、締め切りが近いと残業が発生することもあるため、学業と両立できそうかどうかを事前に考えたうえで応募するようにしましょう。

 

また、出版社の仕事は基本的にオフィスでしか働かないため、求人に「服装・髪型自由」と記載されていることが多いですが、好印象を与えるためにはオフィスカジュアルや落ち着いた髪型で働く方が無難です。

 

出版社のアルバイトを探す際は求人サイトだけでなく直接出版社のホームページにアルバイトの募集がないかチェックするのをおすすめします。

学生が出版社でアルバイトするデメリット

出版社でのアルバイトはスキルを身につけることができたり、貴重な経験をすることができたりとメリットが多いですがその分デメリットも存在します。

 

アルバイトであっても責任の大きい仕事を任されたり、スケジュールをアルバイト優先に考えたりしなくてはならない場合もあるため、サークルや学業などで学校生活が忙しい人は厳しいでしょう。

高いスキルが求められる

出版社の仕事は複数の指示が同時に飛んできたり、自分の仕事を進めながら来客の対応もしたりしなければならないシーンがあります。複数のタスクに正しく優先順位をつけてこなしていく必要があるため、慣れないうちはきつい可能性がある点に注意が必要です。

入稿前は忙しくなる

出版社のアルバイトは基本的にシフト制やフレックスタイム制となっていますが、入稿前の場合は仕事量やシフトが増えやすく、場合によっては学業に支障をきたすこともあります。

 

企業側もある程度、学生スタッフが学業とアルバイトを両立させられるよう配慮してくれるケースもありますが、「単位がギリギリなので大学は休めない」「サークル活動にも力を入れたい」など、大学生活が多忙である場合は応募を控えたほうが良いでしょう。

責任の大きい仕事を任される可能性がある

出版社でのアルバイトに向いているのは、体力がある人や、本にするネタを自分で見つけようと前向きに努力できる人、細かく気が回る人などです。

 

まず「体力がある人」が向いている理由は、出版社の仕事は勤務時間が不規則かつ長時間になりやすいことや、仕事量そのものが多いことなどが挙げられます。

 

あくまでアルバイトであるためシフトどおりに帰ることもできますが、締め切り間近の際は正社員からヘルプを求められることも多いことから、長時間の勤務についていける体力が求められるでしょう。

 

しかし、アルバイトと言えど他のアルバイトに比べて正社員との距離も近く、業務内容も正社員のサポート作業であることが多いため責任感を持って働ける人でないと厳しいでしょう。

出版社でのアルバイトを視野に入れてみよう

出版社への就職には学歴や経験が問われることも多くありますが、アルバイトの求人の場合は学歴等を不問とする場合も珍しくありません。

 

出版社で働きたい夢があるなら、業界の雰囲気や仕事内容を実際に体験できる「出版社でのアルバイト」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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