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【業界座談会#2】人気総合商社の若手社員が、業界の現状と就活について語る「覆面座談会」開催!3/4

覆面座談会の第2弾テーマは総合商社!4記事に渡り、大手総合商社で活躍されている若手社員5名の方から、就職活動エピソードを中心にお話を伺います!

人間力が試される総合商社の就職活動。学生時代の過ごし方はもちろん、ES(エントリーシート)対策や面接対策にも、先輩たちは万全の準備をしていました。そのリアルな努力のプロセスを、この記事ではES対策を中心に深掘りしていきます。皆さんそれぞれの独自の工夫があり、それに対する商社の反応についても必見です!

前回までの記事

【業界座談会#2】人気総合商社の若手社員が、業界の現状と就活について語る「覆面座談会」開催!1/4
【業界座談会#2】人気総合商社の若手社員が、業界の現状と就活について語る「覆面座談会」開催!2/4

座談会に参加していただいた方々のプロフィール

・Aさん(男性)総合商社1 神戸大学文系学部卒
・Bさん(女性)総合商社2 慶應義塾大学法学部卒
・Cさん(男性)総合商社2 同志社大学商学部卒
・Dさん(男性)総合商社2 慶應義塾大学法学部卒
・Eさん(男性)総合商社3 神戸大学法学部卒

ESの内容と面接で見せる自分が、どれだけマッチしているかが重要

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司会:前回うかがった皆さんの学生時代の過ごし方や商社志望の動機があまりに強烈で、盛り上がり過ぎてしまいました。ここからは皆さんがそれぞれ就活時代に取り組んでいたES対策、面接対策を伺っていきたいと思います!まずはエントリーシートについて教えていただけますか?

Aさん:エントリーシートは第三者にチェックしてもらうことが何よりも重要だと考えていました。ESというのは、面接官が面接前に読み、ある程度どういう学生なのかということをあらかじめ判断するためのものなので、自分という人間がESを通じてどう見えるのかを誰かにチェックしてもらうことが大切です。ある意味、ESは応募者を判断する全てだと思います。

司会:ESを出して落とされるケースもありますよね。

Aさん:前回も少しお話したのですが、私は神戸大学のサッカー部で主将をしていまして、神戸大学の体育会の主将は毎年どこかの商社に入社するという流れがあって、言ってみれば商社から内定をもらえる可能性が高いんです。とりあえずESの時点で落ちることはないと思っていたので、いかにESの内容と面接がマッチしていて、相手にそれがどう伝わるかが重要だと考えていました。面接官がESを読んでどういう印象を持つかという点と、実際の自分と会ってどの感じるのかという点を追究していく必要があると考えたんです。
同じ神戸大学に五大商社内定者が30人ほどいたので、各商社の内定者に1人ずつ1時間くらい時間を取ってもらって、ESを見てもらい、面接のロープレもしてもらいました。アドバイスを貰いながら、段々とどういう内容がいいのかを掴んでいきましたね。

司会:気合い入ってますね!内定者の方とは、どこで会われたんですか?

Aさん:交流会や学内セミナーで知り合った人達です。後は、芋づる式に紹介して頂きました。

司会:ほとんどの総合商社の内定者に1時間くらいの時間を取ってもらって、面接のロープレも含めてESのフィードバックをしてもらった人はいないんじゃないですか?

Aさん:いないと思います。皆さんこれをやれば、総合商社は絶対受かると思います(笑)。

全員:凄い!

司会:1時間で具体的にどのようなことをしたのですか?

Aさん:最初の30分間で、志望動機や自己PRを見てもらってフィードバックを頂きます。次にその内定者の方が実際の面接でどのようなことを言ったかをお聞きし、五大商社各社の社風と刺さる言葉、キーワードを把握するのです。それぞれの商社の特徴にあわせて、ESに書く内容、面接で話す内容を変えました。とある商社では「組織での行動が重要と判断し、組織の中でリーダーシップをとってきた」ということを話し、別の商社では「自分が目標をもって主体的に動いたこと」を前面にアピールするという具合です。

司会:5大商社それぞれが欲しがるターゲット像になりきる、カメレオン作戦ですね(笑)。しかも受かった内定者複数から丹念に裏付けを取っているところに、凄みを感じます。

Aさん:やはり就活は、内定を獲得するという結果が重要だと思います。スポーツと同じで、結果が全てと割り切って取り組んでいましたね。

司会:内定獲得を最終目標に設定して、そのための研ぎ澄まされたプロセスにしたんですね。でもそんなに人数の多くない大学で、よく30人もの内定者を見つけたなと思います。

Aさん:内定者の方に他の内定者の方を紹介して頂いていたのですが、逆に自分がその紹介すらしてもらえないくらいの人間では、就活も乗り切れないし、社会人としてもダメだなと思っていました。父親がよく「金融系の営業では、紹介してもらえる人間になれるかどうかが重要だ。」と語っていたんです。
あと、「実際に内定者に会って感覚が研ぎ澄まされた」という話を先輩から聞いたんです。内定者の方々にお会いする中で「全然ダメだね」と指摘されてへこむこともありましたが、へこむことも重要だったなと思います。

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ESも面接も、自信を持って堂々と語れるトピックを作れるかどうか

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司会:なるほど!ありがとうございます。では、Bさんお願いします。

Bさん:反省も踏まえて振り返ると、商社の就活は他の業界とは異なるステップだったと感じています。商社を受けるなら、「商社のための就活」の準備を行わないといけないんです。

司会:異なるステップというのは、具体的にどういうことですか?

Bさん:外資系や銀行の場合、ある程度ESの段階で応募者を切って、面接まで進んだ学生に対しては30分や1時間かけて学生のことを知ろうとします。一方、商社の場合、ESの段階で大幅に学生を切るということをあまりしなくて、面接の段階で多くの学生を見ていくスタイルでした。なので、ESをいかに工夫するかということに重きを置くよりも、面接での受け答えをどうするかを考えたほうがいいかと思います。多くの学生が面接に進むので、1人1人の持ち時間が短く、限られた時間の中でどのように自分をうまくアピールかできるかにフォーカスしていく必要があるんです。
ちなみに、面接の話になってしまいますが、複数の商社の面接を受けていて感じたことは、商社の面接は、話し始めて1分くらいで決まってしまうのではということです。きっとそれは、商社では外見や明るさもわりと重視されるからなのかなと思います。

司会:ありがとうございます。これは、是非就活生に伝えたいですね。続いて、CさんはどのようにES対策をされていましたか?

Cさん:僕はESで、がむしゃらに働くことに対して抵抗がない人間であることをアピールしました。総合商社で求められる「ハードに働く」ということはウェルカムだったんです。あとは、ひたすら自分の経験をについて自信を持って書きましたね。
僕のESは、他の皆さんと比べてほめられたものではないかなと思いますが、ESは通るだろうという自信ははありました(笑)。その理由は「同志社大学出身」というネームバリューを持っていたことと、海外留学の経験など、今まで自分がやってきたことに自信があったからです。あとは面接で強気に出るだけだと思っていました。ESも面接も、学生時代にやってきたことなど、他人に堂々と語れるトピックを作れるかどうかが重要だと思います。

司会:そうですね。特に学生時代に、他人ができないような経験を作ることが就活で重要なポイントになってきますね。商社に受かるイメージはお持ちでしたか?

Cさん:うーん…実は同志社大学の場合、毎年五大商社に受かる学生は10人いるかいないか…くらいなんです。でも、いることにはいるので、自分はその中に入ると思っていましたね(笑)。

司会:やはり自信って大事ですね。ありがとうございます。

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事実を抽象化して、細かく課題と解決のプロセスを分けることを意識

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司会:Dさんは、自分の大学時代のアピールできる経験としては、慶應義塾大学の体育会軟式野球部の主将という点だと思うのですが、それをどうESに盛り込んで加工したのか、また面接のイメージなどをお伺いできればと思います。

Dさん:慶應体育会の主将であれば、その社会的な評価や主将時代の経験値から、本人が望む企業にはほぼ行ける素地はあるんじゃないかと思います。あとはそれをどうまとめるかだけなんです。ただ、企業の採用枠として大学ごとに数が決まっていて、五大商社も「慶應卒は何人まで採用する」という枠が設けられています。そうなると、いくら主将とは言え、同じような体育会の部が40部ほどあるので、他の人と同じようなことを面接で言っても駄目だなとわかっていました。

司会:なるほど。ライバル達に勝つためにどういうES対策をしていたのですか?

Dさん:最初は、私は嘘をつけない人間なので、ESには正直に事実だけを書いていました。そのESをある総合商社のOBの方に見せたところ、事実だけを書いても響かないぞと言われたんです。これは噓を書けということじゃなくて、事実をもっと抽象化し、それはどういう経験だったのかや、そこから何を学んだのかを書かないと相手に響かないということです。要するに自分をどうプレゼンするか・表現するかが大事なんですよね。そこでESを10回くらいブラッシュアップして、事実を抽象化して簡略化しました。

司会:具体的に、どういう内容に変化していったのですか?

Dさん:最初の方は、「レベルの異なる部員をどうにかまとめて、何とか結果を出しました」という感じで、ざっくりな内容のESを書いていたのですが、そこからだんだんと、何が問題だったのか、どのように解決したのか、周囲の環境はどうだったのか、その時自分は何を意識し、どのように考えていたのか…というように、細かく課題と解決のプロセスを分けて、冷静に分析して書けるようになりましたね。

司会:自分が書きたいことだけを書いた自己満足なESは通らない、ということですね。Aさんのカメレオン作戦ではないですが、やはり相手が欲しがっているものを用意するという意識は重要ですね。Eさんは、いかがですか?

Eさん:私も学生時代の経験に自信があったので、ESで落とされることはないだろうと思っていました。そのため、ES対策よりもテストセンター対策を重視していたので、ESにはあまり時間をかけていなかったんです…。
ただ、ESを書く上で大切にしてたポイントとしては、ESで切ってくる可能性が少しでもある会社に対しては自分らしさが見えるかどうか、ESで切られない会社用には、振たい話に誘導できるかどうかを重視していましたね。

司会:なるほど。これも面白い手法ですね!ESで切る会社用と切らない会社用に分けて作成するというのは、なかなか用意周到です(笑)。

次回はいよいよ、面接対策について伺います!

ES1つとっても様々な手法と工夫がありましたね。今回伺ったお話は、現役の就活生にとって有難い指南になるのではないでしょうか。

ある有名な広告マンの言葉で「プレゼンとは、相手へのプレゼントだ」という言葉がありますが、ESというものは、応募する企業への贈り物として捉えるべきなのかもしれません。贈り物は自分があげたいものではなく、相手が欲しいと思うものを選びますよね、それと同じように、ES対策としては、自分が書きたい話をただ書くのではなく、相手が聞きたい話をわかりやすく伝えようと考えることが大切ですね。

次回は、いよいよ就活のハイライトシーン、面接についてたっぷりお話を伺いますのでお楽しみに!

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司会・執筆:草地稔

大阪生まれ。立教大学経済学部卒業後、リクルートに入社。広告ディレクターとして10年修行積む。日本経済新聞社主催環境広告ポスター展で優秀賞受賞。その他社内の広告賞受賞多数。その後インターンシップ企業でフリーペーパーを創刊し、4年半で10万部まで伸ばす。編集部在籍の学生の就活サポートを実践し、電通、三菱商事、リクルート他有名企業へ続々と内定した。この時、学生時代の実績作りとPR方法で就活の結果が全く異なることを実感する。その後ベンチャー企業や上場企業の取締役を経て、株式会社DAWDYを設立。現在、Web企画の運営、オウンドメディアのプロジュースを中心に活動している。