海に関する仕事がしたい人の就職活動!押さえたい業界・職種・企業

長く働くことになるのだから、「好きなことに関わる仕事」を選びたいという人は多いはず。今回は、「海が好きで、海に関係する仕事がしたい!」という人向けに、企業探しの参考になる「海」に関係する業界や業種をまとめました!

就職活動前に確認!海に関係する仕事には何がある?

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まずは、「海に関係する職種」についてご紹介していきます。ひとくちに「海に関する職種」と言っても、その関わり方や実際の仕事内容はさまざまです。

【海のレジャーに関する職種】
▼マリーナ運営スタッフ…ボートやクルーザーを係留するマリーナの運営スタッフ。接客スタッフ、事務スタッフも募集するため、技術や経験のいらない職種もあります。
▼レジャー施設運営…海の家などをはじめとしたレジャー運営施設スタッフ。主に飲食サービススタッフとして働きます。ただし、正社員としての採用は少なく、夏季だけのアルバイト採用がほとんど。
▼ダイビングガイド…会社組織ではなく、個人事業主として独立しているケースが多くなります。ダイビングのインストラクターや、機材の運搬・管理などの仕事をします。インストラクターになるには、ダイビングのライセンスが必要です。

【海運系職種】
▼船員…貨物船や客船などの船舶に乗り組んで海上で働きます。商船大学もしくは海上技術短期大学などの卒業資格と同時に、一定の乗船実習を終えている人のみに受験資格がある海技士資格を持つ「職員」と、職員を補助する「部員」の2つに大きく分けられます。一般の大学を卒業した場合、「部員」として事務部のスタッフとして採用されるケースがあります。

【建設系職種】
▼潜水士…専用の潜水具を身に着け、港湾土木工事など、水中で作業をおこなう仕事です。スキューバダイビングの資格とは異なり、「潜水士」の資格を取得しなければなりません。

【漁業系職種】
▼漁師…漁船に乗り、漁をする仕事です。特に資格は必要ありません。漁師の多くは個人事業主ですので、就活ナビサイトではなく、個別に採用について問い合わせる必要があります。

【アパレル系】
▼マリンウエア系アパレルメーカー・ショップスタッフ…接客・サービススタッフとして、マリンウエアやマリンギアの販売をします。海が好きなスタッフ、お客様と共に過ごすことができます。

【公務員系】
海の安全を守ったり、海で必要な技術を開発する仕事です。
▼海上保安官…「海上保安大学校」か「海上保安学校」へ入学し、海上保安官として必要な知識と技能を身につける必要があります。また、採用人数はごく一部ですが、国家公務員採用試験に合格し、海上保安庁に採用されるコースがあります。
▼海事技術専門官…国土交通省造船職採用試験または、国家公務員採用II種試験(機械/電気・電子)に合格し、国土交通省に採用されることで、海事技術専門官になる道が開かれます。

海に関わる仕事ができる業種はどれ?

次に、海に関わる可能性のある業種をご紹介します。自分はどのように関わりたいのかを意識しながら、それぞれの業種がどのように海と関わることができるのかチェックしましょう。また、「職場が海の上」なのか、「海のそばで働く」かによって大きく生活スタイルが変わることも頭に入れておきましょう。

▼水産・食品
水産品の加工・販売をする食品業界です。全国各地に、水産加工品会社があります。全国展開するような大規模な水産加工品企業も存在します。多くは海のそばに加工工場を持ち、本社もそのそばにあるケースが多くあります。海の資源を活用し、海の近くで働ける職場と言っていいでしょう。

▼海運会社
海上輸送をする運輸業界です。直接「海の上」を職場にしたいのであれば、ぴったりです。「世界一周旅行」などで有名な客船、輸出入に関わる貨物船、島と島をつなぐフェリーなど、船にもさまざまな種類があります。定期的に新卒採用をする企業も多数あり、就活ナビサイトでチェックすることが可能です。

▼造船所
船を専門に作る輸送機器業界です。「海」というよりも、「船」に興味があるかたにはぴったりです。大型船を造る造船所から、小型のプレジャーボートを造るメーカーまで、たくさんの企業があります。採用は主に技術系職種です。

▼レジャー施設
アミューズメント施設を扱うサービス業界です。釣り、マリンスポーツなどのレジャー施設の採用については、就活ナビサイトを利用せずにホームページのみで募集しているケースも多いため、個別に問い合わせをする必要があります。特定のレジャーに関連して働きたい場合は、そのレジャーに関する資格を求められることもあります。

▼ホテル・旅館
お客様をおもてなしするホテル・旅館業界。海のそばに立地するホテル・旅館であれば、生活の場所として「海」を身近に感じながら働くことが可能です。まずは「お客様の目線」で、自分が行ってみたいと思えるようなホテル・旅館を探し、個別に採用について問い合わせてみましょう。

▼公務員・組合
海上保安庁、海上自衛隊など、「海の治安を守る」組織と、漁民を構成員とする協同組合である漁協といった非営利組織があります。漁協の採用については、定期採用は行われていないケースが多いため、個別に問い合わせが必要です。

▼建設会社
大きな建造物をつくる建設会社の中には、「マリコン」と呼ばれる、港湾工事、埋め立て工事など「海」に関する現場を専門に扱う建設会社があります。大手マリコンであれば、毎年就活ナビサイトで新卒定期採用を行なっています。

▼出版社
「海」に関する記事や雑誌で、海にかかわることができます。ただ、大手出版社に入社した場合、配属の希望が通るとは限らず、どこに配属されるかはわかりません。一般紙でも「人気のマリンスポーツ特集」など、接点を持つ可能性もありますが、仕事のごく一部です。常に接点を持つなら、「釣り情報専門誌」や「マリンスポーツ専門紙」などを扱う出版社を志望するのがよいでしょう。定期採用については、ホームページのみで公開されていることが多いです。

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トラベル/航空/運輸の就活情報・新卒採用クチコミ - みん就(みんなの就職活動日記)
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就職活動で目指したい海に関連する企業の例

▼海運会社:「日本郵船株式会社」
三菱グループの中核企業であり、日本の海運会社のトップ企業として明治18年から日本の物流を支えている企業です。国内外を合わせ、350以上の港へ800隻以上の船舶が乗り入れています。
日本郵船 内定した先輩の志望動機を見たい方はこちら

▼水産加工会社:「マルハニチロ株式会社」
フィッシュソーセージや魚の缶詰で馴染みのある食品メーカー。国土交通省が民間企業と連携して東京湾の環境改善に取り組む「東京湾UMIプロジェクト」の協力企業に選定されるなど、海産資源保持に積極的に取り組んでいます。日常で「海」に接する機会はほかの業種と比較すると少ないかもしれませんが、営業などのキャリアを積みながら「海」に貢献したいと考えるならぴったりです。
マルハニチロ 内定した先輩の志望動機を見たい方はこちら

▼建設会社:「五洋建設株式会社」
明治29年創業の、海洋土木(マリコン)最大手企業です。日本国内だけでなく、海外の海洋土木大型工事受注にも積極的で、エジプト・カタール・イラン・シンガポール・韓国・香港・マレーシアなど、多くの国で受注・施工実績があり、世界の海で仕事ができる可能性があります。
五洋建設 内定した先輩の志望動機を見たい方はこちら

▼出版社:「株式会社つり人社」
釣りに関する書籍を扱う代表的な出版社です。取材や撮影などで海に足を運ぶ機会も多数あるでしょう。

海に関わる仕事は高度な技能が求められることも

「海に関わる仕事」がしたいのか、「海の上で働ける仕事」がしたいのかによって、求められる技能などは大きく異なります。海の上で働きたい、という場合には、多くの職種で高度な技術や資格が求められ、船員などの専門課程を学ぶ大学や学校に入学しなければ資格試験を得ることができない職種もあります。なかには水中での土木作業やサルベージ作業、水産物採取、海洋調査などで活躍する潜水士など、そういった縛りのない資格もありますが、実技試験があるため専門の学校での教習を受けなければなりません。そのため、企業によっては資格取得のための費用を負担してくれることもあります。
もちろん、客船のサービススタッフなど、資格が不要な職種もありますが、自分は具体的にどんな仕事がしたいのか、その技術の習得に自分が向いているかどうか、実際の仕事内容についてよく研究することが必要です。また、休日や1日の仕事時間なども、一般的な社会人の生活とは大きく異なるということも理解しておきましょう。

海で働きたい人の就職活動は亜職種・業種を知ることから

海に囲まれ、豊かな水産資源をもつ日本。それだけに、海に関係する仕事は多数ありますが、高度な技術が必要な専門職から、「単純に海のそばで働ける職場」まで幅広いのが特徴です。「海」を通してどんな仕事がしたいのか、方向性をしっかり定めることが重要です!

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著者:沼田絵美

最低求人倍率0.98を記録した2000年卒。当時流行だった就職サークルをインカレで立ち上げ、某新卒就職サイト運営会社に企画営業として就職。東京・名古屋・大阪3都市で中堅から大手企業の採用支援に計10年携わった後、大学キャリアセンター相談業務を担当するキャリアコンサルタント、就職関連ライターとして独立。標準レベルキャリアコンサルタント資格であるキャリア・ディベロップメント・アドバイザー資格所持。