【新卒の就職活動】デザイナーになるために準備しておきたいこと5つ

「クリエイティブな仕事に就きたい!」と思っている就活生の選択肢で、デザイナーという仕事があります。新卒でデザイナーになりたいという学生向けに、面接対策からテスト対策まで、準備しておきたい5つのポイントを紹介します。

就職活動でデザイナーを目指すならココがポイント(1)志望動機を明確にする

志望動機を明確にしておくことは、就活でもっとも重要視される点で、デザイナー職も例外ではありません。なぜ、デザイナーになりたいのか、志望動機として盛り込むべき内容を紹介しましょう。

1.デザイナーを志望するきっかけ
企業の中でデザイナー職は少数である一方、特殊な感性とスキルが必要です。その限られたデザイナー職を希望しようと思ったきっかけをまずしっかりPRします。グラフィックデザイン、インテリアデザイン、服飾デザイン、webデザイン…いろいろあるデザインの中で今回募集しているデザインとの出会いやきっかけを述べます。単なるあこがれや、カッコ良さだけにとどまらず、たとえば何をみて興味が湧いたのか、どこに心が動いたのかなど自らのデザイン観やデザインとの出会いを紹介します。

2.デザイナーを目指す理由
次に、デザイナーを目指す理由、あるいはデザイナーになって何をしたいのかを述べます。企業で働くデザイナー職は、多くの場合商業デザイナーです。平たくいえば、自社製品や自社そのものをどう理解し、どのようにして顧客に売り込みたいかがデザイナー職を目指す理由になります。

3.専門スキルの保有と貢献
最後に、自分はこれまで大学(専門学校)でデザインの勉強をしてきたので、デザインの基礎は持ち合わせており、また独自にいろいろな活動や自己啓発をやってきたので、そのスキルと感性を生かし、必ず御社に貢献できると締めくくります。

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デザイナー職を志望のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

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就職活動でデザイナーを目指すならココがポイント(2)新卒でもポートフォリオをつくる

デザイナー職を目指す場合は、必ずといっていいほどポートフォリオの提出を求められます。ポートフォリオ(portfolio)とは、もともとは複数の書類を持ち運ぶためのケースのことですが、ここでいうポートフォリオは、自分の制作物をまとめた作品集のことを指します。デザイナー職などの専門職はテクニカルスキル(技術側面)の善し悪しが選考評価の対象になるので、力を具体的に示すものとしてポートフォリオを提出させ、スキルレベルの判断に使います。
したがって、ポートフォリオは学生時代を通じて制作した自信作をはじめ、学内外で開催した展示会での代表作、人気作などを取り入れ編集します。また、目指すデザイナー職に照準を合わせ、たとえば広告デザイナーであれば、志望企業の企業広告や商品広告を自分なりにつくって実力レベルをPRする方法もあります。いずれにしろ、ポートフォリオそのものが一冊の自己PR冊子なので、各ページにはテーマや制作意図がわかるようにキャプションを付けるなど工夫することが大切です。

就職活動でデザイナーを目指すならココがポイント(3)テスト対策をする

デザイナー職は、デザイン力や感性部分に重きをおかれるのは当然ですが、一方で企業の社員として、最低限以上の基礎能力と適性、一般常識を持っていてほしいので、それぞれ「SPI試験」(時事問題等)や時事一般常識テストが行われる可能性も十分あります。また、企業に合ったデザイン観やデザイン感性をみるため、オリジナルのテストを実施する企業もあります。

1.SPI試験
SPIは、新卒採用でよく使われる試験名で、性格診断部分と基礎能力測定からなります。基礎能力部分は、これまで中学校・高校時代に習った勉強程度ですが、しばらくこういった算数・数学・国語の問題から遠ざかっているはずなので、問題集を書店で購入し、おさらいをしておくようにします。

2.デザイナー職ならではのオリジナル試験例
「制作テーマ」を出し、決められた時間の中で課題に沿った図やイラストを描かせ、最後に試験官に向けプレゼンをさせるものがあります。デザイナー職には自分の作品をPRできる力が必要で、人前で話す練習はしておく必要があります。また、「デザイナー職向けの時事問題」として、最近話題の店や流行語、ヒット商品などを示して、話題になる理由や背景などを書かせ、時代感性を試す会社もあるので、好奇心を持って社会の動きにはアンテナを張っておきます。

就職活動でデザイナーを目指すならココがポイント(4)面接の準備はしっかりと

デザイナー職の面接で聞かれやすい質問について解説します。営業系や販売系はうまく話せないとダメだけど、デザイナー系の専門職は面接が多少下手でも仕方ないという先入観は禁物です。

1.「チームワーク(あるいは、協調性)がなぜ大切か述べて下さい。」
デザイナー職は自分の価値観で、単独で仕事をすると思っていたら大間違いだということを暗に言っている質問です。会社や組織はチームワークで動くということをしっかり述べるとともに、自分としてもこれまでクラブ活動などでチームワークを大切にしてきたとPRします。

2.「あなたがもっとも気にいっている広告物(グラフィックデザインの場合)と、その理由を教えて下さい。」
インテリアデザイナーなら建物・施設、webデザイナーなら企業のHPなど、職種によって異なりますが、もっともおススメの制作物(作品)を推薦させ、その理由を尋ねる質問で、応募者のデザイン観や制作物を評価する時の目のつけどころをみています。「デザインで一番大切なことは何ですか?」も趣旨は同じで、応募者が作品を制作する時、どこにこだわるかといった点を尋ねるのが狙いです。

3.「あなたのポートフォリオについて説明して下さい。」
この質問は、「2.」の質問後に回答した制作物(広告)が、自身が制作した実際の作品とギャップがないかをみています。つまり、理想として言っていることと実際の作品が一致しているかどうかをみるのが質問の意図の1つ。次に、制作スキルレベルをみますが、今後の成長性がポイントです。3つ目の意図は、自分の制作ポリシーをしっかり語れるかどうかのプレゼン力です。したがって、特にポートフォリオについてはプレゼンの練習を繰り返しやっておきましょう。

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就職活動でデザイナーを目指すならココがポイント(5)コミュニケーション能力を磨く

デザイナー職にはコミュニケーション能力が欠かせません。というのも、ひとつは、クライアントとよく意思疎通しなければニーズを聞き出すことができないという理由があります。また、ニーズにしたがって作品を制作するわけですが、チームでプロジェクト的に制作することが多く、上司や同僚とのコミュニケーションをよくして協力体制を取らなければなりません。
そして、最後はクライアントに提案をすることになりますが、プレゼン力を含めたコミュニケーション能力は欠かすことのできない能力なのです。以上から、デザイナー職を目指す人は、常日頃よりいろいろな人と意見交換し、自分の意見が相手にうまく伝わっているか、相手の意見をどれだけ傾聴することができるかなど、コミュニケーションを意識した行動を取っていくことが大切となります。

就職活動でデザイナーを目指す美大・芸術系の学生ならではの落とし穴もある?!

デザイナー職を目指す就活生は、やはり美術大学や芸術大学在籍者が多くなります。また、実際、体系的に習得した専門スキルがないと仕事ができないのがデザイナー職です。ただ、ここで注意しておかなければならないのが、大学で学ぶ「芸術」や「アート」としてのデザインと、商業ベースで制作しなければならないデザインでは自ずと性質が違ってくるということです。
言い換えれば、美的感覚や芸術性は高いが、現実のビジネスで通用するのは難しいという現実があることを念頭においておく必要があります。これは、ポートフォリオをつくる時に、芸術性を優先し過ぎないようにしておかなければなりません。そのためには、志望する企業の具体的な職種、営業内容をよく調べた上で、それに応じた作品集として編集することが大切です。

就職活動でデザイナーを目指すなら準備は細部にまでこだわって!

デザイナー職の新卒採用は、クリエイティブな職業柄、高い競争率を背景に厳しい選考が予想されます。また、ポートフォリオの提出など通常の就職活動では求められない提出物などがあります。だからこそ、早めに準備をして納得のいく就職活動をするようにしましょう。

関連リンク

デザイナー職を志望のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)
Webデザイナーの仕事のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)
グラフィックデザイナーの仕事のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

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著者:GAKUSUI

◆一部上場企業で人事・採用・能力開発を約15年経験。採用では、新卒を中心に面接官はじめ採用選考実務と管理職(採用課長、能力開発部次長)を経験。
◆採用業務だけでなく、人事異動、能力開発、教育訓練等トータルで経験。
◆上記企業で営業部、販売部、企画部で実務から管理職まで経験。また、転職経験もあり(中堅商社6年、国家公務員2年)。
◆新卒専門のキャリアコンサルタント(国家公務員)として直接大学生に対面指導。模擬面接、ES添削、自己分析指導等、就活カウンセリングの実務全般を2年間経験。その間、大学キャリアセンターと連携し講演実績あり。