【インターンシップ】人気の投資銀行の選考内容と覚悟しておくこと

投資銀行のインターンシップ、まずES選考で残ることが重要

新人でも報酬が1,000万円以上と言われる投資銀行は、学生に人気があります。しかし、人気があるだけにインターンシップも狭き門です。

投資銀行のインターンシップは、サマーインターンとして夏休みに3~5日で行われることが一般的といえます。海外では長期に渡って現場を体験するケースが多くありますが、日本の場合、短期でグループワーク中心の内容です。

インターンシップの選考は、エントリーシートと面接で行われます。

エントリーシートの段階で、大勢の学生が落とされることになります。したがって、単純な項目であっても、手を抜かないこと。深く考察して記述する必要があります。抽象的な志望動機や自己PRでは、選考に残れません。

志望する投資銀行およびそれぞれの部門について徹底的に企業研究を行い、その内容を志望動機や自己PRとリンクさせることが重要です。整合性がなく、論理に破綻している内容では、落とされてしまいます。

「なぜ投資銀行を志望するのか」という明確な動機を語れるようにしておくことは、特に重要です。普通の個人向けの銀行やコンサルティング業界ではなく、ある意味、特殊な投資銀行を選んだ理由を自信を持って語れるようにしましょう。

メリルリンチ日本証券のように、日本語と英語でエントリーシートを提出させる企業もあります。この場合、英文については、外国人の友人や教授などにネイティブチェックをかけてもらったほうがよいでしょう。

当然、英語や日本語の言語に関わらず、結論を先に書き、その後に理由を展開する文章の構成にしてください。

面接は、企業によって個人面接と集団面接など方法が異なります。これも言うまでもありませんが、投資銀行を志望する上で、株式、債券、M&Aなどに関する知識が問われます。日頃から基本知識を学び、情報収集をしておくことが大切です。

実際にインターンシップの採用をいただいたら、事前の準備として、財務分析関連の本を読んでおくことがおすすめです。特に業界別にケーススタディを挙げて企業を分析している本が参考になります。経営書も参考にしたい書籍です。

あるいは、実際に日本経済新聞や株式などの情報をインターネットでウォッチして、財務に関心を持っておくのもよいでしょう。

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インターンシップはグループワークが中心

投資銀行のインターンシップは、参加者を数名のチームに分けて、グループワークを行うことが多いようです。企業見学や説明会を行って、その後に参加者でディスカッションを行う場合もあります。

グループワークでは、実在する一流企業を例に挙げて、その企業の買収を想定して資金調達と買収後に企業価値を最大化する戦略を話し合う、というようなテーマを検討します。M&Aの事例研究という内容です。また、グループディスカッションの課題では「アドバイザー業務に重点をおいた事例研究」も行われています。

参加者にはさまざまな資料が配布され、その資料を読み込んで分析しながら議論を進めます。このときに株価の動向や財務諸表の見方をはじめ、経営的な知識がないと自分なりの見解を発言することができないので、ふだんから学習しておくとよいでしょう。

議論ではリーダーシップも評価されますが、チームとして成果を上げる協調性や、問題を徹底的に追究する持久力、思考の回転の速さなどが求められます。とりわけ議論が煮詰まってしまったときに、壁を突破できる資質は重要です。

投資銀行のインターンシップに参加する学生は意識が高く、投資銀行ではなくても一流企業に内定を取得するような優秀な人材が多く集まっています。

自分と比較して落ち込むこともあるかもしれませんが、優秀な仲間と出会えたことを感謝し、「やるぞ!」という気合を入れるためにはよい機会です。

その後の採用試験に向けてアクセルを踏むためにも、インターンシップの場からたくさんのことを学ぶように心掛けてください。

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投資銀行への就職を考えるとき、覚悟しておくこと

高い報酬で企業の買収や合併、資産調達などの大きなプロジェクトに関わることができる投資銀行の仕事ですが、現実の仕事はかなり厳しいものです。

分厚い資料をまとめるために何日も徹夜をすることは当たり前であり、身体的な負荷の他に精神的なプレッシャーも大きくのしかかります。

投資銀行というビジネスモデル自体が、一般の個人を対象とした銀行とは異なり、企業に対する資金調達などの提案をベースに成立しています。したがって常に提案して売上を立てること、走り続けることを前提としています。

また、特に外資系の投資銀行では、売上に対して人件費が大きな比率を占めているので、売上が減少した場合、大規模なリストラを行う場合も少なくありません。

外資系の多くの企業が成果主義であり、結果を出さない人材は情け容赦なく会社から去ってもらうような風土がありますが、投資銀行ではさらに厳しい評価を下す企業もあります。

高給である、人気がある、という一面だけで志望するのではなく、厳しい側面も把握したうえで投資銀行への志望を考えたほうがよいといえるでしょう。

しかし、厳しい環境で鍛えられた能力は、あらゆる業界で通用する資産にもなります。コンサルタントとして独立したり、起業する人もいます。厳しさから学んだことをどのように自分の人生に生かしていくか、ということが鍵になるのかもしれません。

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監修:小室直子

臨床発達心理士
中級教育カウンセラー
東北福祉大学大学院修士課程卒業後、専門学校専任講師、大学の非常勤講師として心理学系科目の講義を行うかたわら、のべ200名の就職支援の経験を持つ。