就職活動に新聞をフル活用!はじめてでも新聞が簡単に読めるノウハウ

就職活動中に新聞は読んだほうがいいと言われています。でも、「本当に役に立つの?」「どう読めばいいの?」と疑問をもつ就活生も多いのではないでしょうか。そこで今回は、新聞を就職活動に役立てる活用方法を紹介します。

就職活動に新聞を読んでおきたい理由

就職活動で新聞を読んでおきたい理由は2つあります。

1.面接で時事について質問
質問の仕方としては、「最近のニュースで一番興味のあるニュースは何ですか?」、「最近のニュースで〇〇が話題になっていますが、何か意見をおもちですか?」というものです。ニュースや話題なので、情報源はテレビやインターネット情報でもかまわないのですが、たまたま目にしたニュースの表面的な事実だけを述べるのではなく、就活生自身がニュースに対する意見や考えを述べられるかどうかを企業側は確認したいのです。そのため、論評のしっかりしている新聞であれば他の情報源よりも深い知識を得ることができます。

2.筆記試験での出題
筆記試験で出題されるものとして、一般常識や時事に関する問題があります。面接で質問するのと背景は一緒で、経済・社会・国際・流行等、情報を偏りなく収集し、世の中の動きを常に感じ取っているかどうかを試すものです。筆記試験では、求められる文章量によりますが、ある程度の深さまで理解して文章表現をする必要があるので、論説や文脈がしっかりしている新聞は情報源として重要となるわけです。

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就職活動の新聞の活用方法(1)新聞初心者は「新聞選び」を意識する

新聞初心者の「新聞選び」としては、面接質問あるいは筆記試験に出やすい全国紙、経済新聞を選ぶといいでしょう。本当はいくつもの新聞を見比べるのが1番いいのですが、すべての購入は無理なので、まず1紙を購入して熟読します。慣れてきたらインターネットやスマホの新聞アプリでテーマを絞って比較読みし、どの新聞やメディアでも共通して取り上げているニュースに注目するといいでしょう。特に大きなニュースが出た時は、駅の売店で数紙買って読むと理解が深まります。また、新聞が閲覧できる図書館も多いので、各紙の比較読みを無料ですることができます。

業界ごとに、金融新聞やMJ新聞(流通、卸)、工業新聞といった専門紙もあります。業界を1本に絞って就活している人は、こういった新聞にも目を通すことでより専門的な情報を得ると良いでしょう。また、特定の地方に限定した企業を受ける場合は、地方新聞を買うとトップ記事や話題に地方色が出て、就活にはなにかと役に立ちます。いずれにしろ、時間的な余裕を見ながら徐々に読む新聞の範囲を広げていくことです。

就職活動の新聞の活用方法(2)新聞初心者は「見出し」をチェック!

「新聞は、隅々まで全部読まなければいけないの?」と負担に思う就活生がいますが、無理をする必要はありません。新聞の情報量は1日分だけでもすごい情報量です。まずは全体の見出しを中心に目を通して、気になる記事があればじっくりと読むという方法をとります。新聞のニュースは1日で完結せず、ひとつの流れになっているので、毎日見出しだけでも目を通していると、このニュースは昨日と続きだなといったようにストーリーに気付くようになります。これはその記事に興味が湧いてきた証拠なので、自然と深読みをしていくことになります。
また、新聞によってページ割の構成が決まっていて上部の欄外に「経済」とか「国際」「社会」といったように、目次がついているので、これを目安にしていくと全部読まなければならないというプレッシャーはなくなります。

就職活動の新聞の活用方法(3)新聞を効率良く読むためにできる3つのこと

忙しい中で、しかもたくさんの情報量のある新聞をさらに効率良く読むために、おすすめしたい方法を3つ紹介します。

1.社説を読む
新聞には必ず「社説」があります。これは新聞社が直近のニュースの中から特に選んだ話題に関して、新聞社なりの論説をしている記事です。社説というぐらいなので、そこで主張している内容について新聞社は、総合的な観点から自信をもって述べています。すべて鵜呑みにする必要はありませんが、ひとつの考え方、意見としては十分参考にできる内容となっています。
また、取り上げるテーマも時流や世相をもっとも反映したものなので、タイムリーな時事テーマとしては最適です。面接で「最近のニュースで…」と聞かれた時に、的をはずすことはまずありません。これが毎日掲載されているので、読むだけでも考える力がつきます。そして、読んで納得できれば自分の意見として使えばいいわけです。

2.書き出す
良質な意見や考えの社説や論説を読むことで自分の考えを固める一方、「書く」という作業は記憶として留めることができる効果的な方法です。昨今、文章作成はパソコンですることが多いのですが、弊害として漢字を忘れたり送り仮名を間違ったりなど文章作成力の低下原因となっています。前段の新聞の社説をはじめ、コラムや気に入った記事の書き写しを習慣化していくと、文章力の向上はもとより、知識力・語彙力がつき、そして時事単語の収集に必ず役立ちます。

3.スクラップによる頭の整理
スクラップは重要な記事をノートなどに貼り付けて残し、後ほど読み返すという目的が大きいのですが、もうひとつ大きな効果があります。それは、情報の整理に伴う「分類」「整理」「関連付け」といった情報の「体系化」に役立つのです。たとえばスクラップノートに「経済ニュース」という大分類のタイトルをつれば、ピックアップした記事を見ながら「経営関係」という中分類を作り、さらに記事が増えるに従い「コンプライアンス」「経営計画」「環境問題」「不祥事」「人員削減」という小分類に区分していく作業が進んでいきます。
この分類・整理という一連の作業が、自然と頭の中にも同様の引き出しを作り、物事を体系化して覚えていくことになるのです。これが進んでいくと翌日の新聞が楽しみになり、ニュースを見た瞬間しっかり分類され、関連情報と一緒に頭の中に整理されていきます。

就職活動の情報収集は、ネットニュースでは不十分?新聞を読む必要性とは?

ニュースはスマートフォンのアプリやインターネットで手軽にチェックできるにもかかわらず、新聞を読んだほうが良いと言われるのには理由があります。1番大きな理由は、企業のビジネスマンの多くは、大事なニュースや情報は信用度の高い新聞から得ているということです。当然面接官や人事担当者も一緒です。面接質問で、「新聞はよく読まれますか?」と尋ねることがあるのは、暗に新聞の重要性を語っています。
一方、ネットニュースの情報は速報性はありますが、ひとつひとつの記事の情報量が少なく、特に評論や解説的なものはあまりありません。また、ニュース源の信憑性が少ないものもあります。その点、新聞は独自の取材にもとづきそれなりの評価や評論をしているので、自分の意見や考えが求められる就職活動の情報源としては新聞のほうが適していると言えます。

就職活動後も役立つ新聞は、今から活用しておいて損はない!

これまでは、手軽に見られるネットニュースからの情報収集がほとんどだったかもしれませんが、新聞は就職活動ではもちろんのこと、社会人になってからも必要になる知識や見識が書かれたものなので、今から積極的にどんどん活用するようにしましょう。

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著者:GAKUSUI

◆一部上場企業で人事・採用・能力開発を約15年経験。採用では、新卒を中心に面接官はじめ採用選考実務と管理職(採用課長、能力開発部次長)を経験。
◆採用業務だけでなく、人事異動、能力開発、教育訓練等トータルで経験。
◆上記企業で営業部、販売部、企画部で実務から管理職まで経験。また、転職経験もあり(中堅商社6年、国家公務員2年)。
◆新卒専門のキャリアコンサルタント(国家公務員)として直接大学生に対面指導。模擬面接、ES添削、自己分析指導等、就活カウンセリングの実務全般を2年間経験。その間、大学キャリアセンターと連携し講演実績あり。