インターンシップは目的別で選ぼう!期間・内容・報酬をふまえて解説

インターンシップは、主に期間・内容・報酬によって4つのパターンに分けられる

インターンシップを選ぶときに着目したいポイントは、期間、内容、報酬です。

まず「期間」ですが、ワンデーで終了するものから、5日間~2週間、長いものでは1ヶ月以上に渡るものまであります。エンジニアを採用する企業やベンチャー企業では、長期的に実施する場合が多いといえるでしょう。

次に「内容」としては、会社説明会と交流会だけのもの、グループでひとつの課題を検討して発表するワークショップ型、実際に社員と同じように仕事をする就業型があります。

期間と内容は連動することが多く、期間が長いほど社員との交流や、実務に携わる機会が増えます。5日を越えると多くの企業で実務に携われると言えるでしょう。短期の場合は会社や業界・職種の説明に留まるものが多いです。3日程度の場合も、ワークショップを中心に社員が最後にフィードバックをするなど実務には携わらないケースが多いです。

そして「報酬」は、支給される場合と無報酬の場合があります。支給される場合、時給1,000円以上が一般的な相場であり、企業によっては日給で支払われます。
また、「報酬型のインターンシップは、アルバイトとどう違うの?」という疑問を感じる学生が多いようです。報酬型の場合は、採用を前提としていることが大きな違いといえるでしょう。インターンシップといっても報酬を出すわけですから、企業側が参加する学生に求める要件は高くなります。また、労働契約を結んだとき、即戦力として能力を発揮できる人材を企業はチェックしています。

ちなみにこの3つ以外で挙げると、内定直結型か否かというポイントも重要です。期間が3日を越えるインターンシップだと、インターン中の姿勢や発言、そこから見える能力や適性などを社員がチェックし、内々に評価をするなど何らかの選考が入ってくるケースが上がります。そこで評価が高い場合、本選考時にリクルーターがついたり、社員との食事会をセッティングなどの対応をしてくれるケースも。稀にインターン終了時に内定が出ることもあります。

期間、内容、報酬の観点から、インターンシップを次の4つのパターンに分類してみました。

(1)会社説明会型
主としてワンデーもしくは2日程度で終わる無報酬の会社説明会です。

(2)短期ワークショップ型
2日もしくは3日で行われ、会社概要の説明の後、参加者がいくつかのグループになって課題に取り組み、結果を発表します。無報酬の場合が多いですが、交通費や宿泊費を負担してくれる企業もあります。

(3)職場体験型
一般的に5日~2週間ほどの期間で、職場で社員と同じように働きます。職場研修であると同時に、採用を前提としています。日給もしくは期間の総計で報酬を支払う企業もありますが、基本的には報酬は出さないが、昼食代や交通費は負担するという企業が多いです。

(4)長期就業型
1ヵ月以上に渡り1つのプロジェクトに関わって目標を達成するなど、社員と一緒に実務に携わります。こちらは報酬が支払われる場合が多いです。

この4つのパターンから自分に適したインターンシップを選ぶには、次の3つの目的から考えてみるとよいでしょう。

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目的1:業界を広く研究したい

就職活動にあたって業界や職種など志望が定まっていない場合や、視野を広げたい場合には、会社説明会型、短期ワークショップ型がおすすめです。

報酬はありませんが、商社とメーカーなど業界を横断して業界研究ができます。また、志望する業界が決まっている場合は、複数社のインターンシップに参加することで、それぞれの会社の特長を比較できます。ただし、一方的に説明を受けるだけでは、職場の雰囲気や社風については分かりにくいことに注意しましょう。若手社員が映像や写真を使って社風を紹介してくれることもありますが、イメージするしかありません。

また、ワンデーといっても何も業界研究や企業研究なしに参加すると、話の内容がさっぱり分からないということもあります。
最低限、企業のホームページはチェックしておくこと。余裕があれば、大学で配布された資料や市販されている業界研究の本などを読んで事前準備をしておきましょう。

目的2:企業体験で自分を磨きたい

仕事を実際に体験するとともに、社会人の基本を身につけたいなら、職場体験型のインターンシップが効果的です。5日~2週間ほど社員と一緒に働いて、挨拶や電話対応などの社会人として基本的なコミュニケーション、時間を厳守するマナー、仕事に対する考え方などを学べます。仕事・会社・業界の理解が深まることも魅力です。また、実際の仕事の現場で課題を与えられ、それをクリアしていく中で自分自身の職務適性を見つけることができるでしょう。

多くの学生がアルバイト経験はあっても、オフィスの業務経験は少ないものです。インターンシップで職場を体験しておくことは、まったく現場で働いたことのない学生に対する大きなアドバンテージになります。

社員の働きぶりも分かり、親密になれば進路を相談することもできるでしょう。内定まで視野に入れている企業のインターンシップなら、ほんとうに自分にマッチしているのか適性を判断できます。

報酬型のインターンシップが多く、仕事がお金になる充実感も得られます。ただ、アルバイトではないことを充分に留意してください。お金を稼ぐことが目的ではありません。

職場にマッチすれば、そのまま採用につながる場合もあります。

目的3:内定取得につなげたい

就職先として志望する企業が明確に決まっていて、その企業が長期的なインターンシップを実施しているのであれば、内定取得を目的として長期インターンシップに参加することは意義があります。
もちろん、選考のハードルは高くなります。エンジニアであれば相応のプログラミングスキルが求められ、外資系企業であれば英語力が必要です。さらに、インターンシップに参加したからといって必ずしも内定取得が保証されたわけではありません。しかし、高い目標にチャレンジし、優秀な学生とめぐり会える貴重な体験です。

就職はもちろん人生にさまざまな選択肢があるように、インターンシップも自分の目的に合わせて、最適なプログラムを選択することが大切です。まずは自分の目的を確認することから始めましょう。

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監修:おくいはつね 

2006年より人材系企業にて、中途採用営業、営業支援、新規事業を経験。その後、東証一部上場企業などの採用コンサルティングや組織開発、研修プログラム開発、新卒採用ツール企画制作などに携わる。慶應大学などの教育機関でキャリア開発ワークショップを実施。また人材育成領域の事業立ち上げやマーケティングも行っている。