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公務員を目指している就活生必見!公務員試験の適性検査とは

公務員試験を受ける際に、公務員にあった人材かどうかを判断する適性検査が実施されることがあります。今回はこの適性検査にはどのような種類があるのか、そしてどのようなことに注意して答えればいいのかをご紹介します。

公務員の適性検査とはどのような検査?

公務員試験は教養試験、法律や経済に関する専門試験、小論文といった科目が課されるというイメージがあるかもしれませんが、適性検査と呼ばれるものを実施する自治体や行政機関も増えています。適性検査は人間の能力や性格を知るためのテストのことで、以下のような種類があります。

■能力と性格の両方を測定する適性検査
・SPI
・クレペリン検査 など

■性格を測定する適性検査
・YG性格検査
・ロールシャッハテスト
・MMPI など

※自治体によっては独自に質問を追加してくるケースもあるので、同じ適性検査だからといって100%同じ内容というわけではありません。

適性検査が課されないケースもあるので、まずは志望する自治体や行政機関がどのようなテストを実施するのか確認することから始めましょう。公務員試験では適性検査以外にも対策が必要な科目が多いので、何の対策をすればいいのか考えることはとても大切です。適性検査が課される可能性が低いのに、重点的に対策をするのは非効率なので、しっかりと優先順位を決めてから取り組みましょう。

▽公務員試験に関するリンクはこちら
公務員試験の参考書のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

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公務員の適性検査に採用されている適性検査の内容とは?

公務員試験で課されることのある適性検査の内容について、ここでは簡単にまとめておきます。今回ご紹介する適性検査は以下の5つです。

  • SPI
  • クレペリン検査
  • YG性格検査
  • ロールシャッハテスト
  • MMPI

SPI

民間企業の就職、転職でおなじみのSPIは公務員試験でも課されるケースがあります。SPI試験の特徴は以下のとおりです。

  • 能力テスト、性格テストから構成される
  • 能力テストの出題範囲は言語分野(国語)、非言語分野(数学)に分けられる(企業や団体によっては英語、構造的把握力といった分野も出題される)
  • 方式は以下のように4つある

▼SPI専用の会場でパソコンをつかって試験を受けるテストセンター方式
▼自宅のパソコンで受けるWEBテスティング方式
▼企業内のパソコンで受けるインハウスCBT方式
▼マークシートをつかって筆記で受けるペーパーテスト方式

クレペリン検査

クレペリン検査は短時間で能力と性格特性を測定できるテストです。クレペリン検査の手順は以下のとおりです。

  1. 1列に並んだ1桁の数字を左から右へ足していき、答えの下一桁を数字と数字の間に書き込む(1行116個の数字が書かれている)
  2. 監督官の指示をもとに1分経過するごとに次の列に移る作業を15分間続ける
  3. 前半15分が経過した後、5分間休憩し、後半15分で再び足し算をする

クレペリン検査の特徴もまとめておきます。

  • 60年以上の歴史の中で、5000万人以上の人々が受検。現在でも官公庁や企業、学校等で年間100万人に利用されている。
  • 1つ1つの問いに答える質問紙法とはちがい、嘘をつきづらい
  • 解いた問題数や正誤率で能力、性格を判断する
  • 作業量が116個の数字のうち60個以上あると良いとされる
  • 間違いが多いとマイナス要素になる
  • 各行の最後に計算された数字を結んだものを作業曲線というが平均的な作業曲線に比べてどのようにずれているかも判断のポイントになる。平均的な作業曲線には以下のような特徴がある。

▼前半の作業量がU字型
▼後半15分の作業量が前半15分の作業量を上回っている
▼後半の作業量は徐々に減っていく

YG性格検査

正式名称を谷田部ギルフォード性格検査法というYG性格検査は、性格特性を知ることができる心理テストの1種です。

  • 米国の心理学者ギルフォードらが考案した人格目録をもとに日本の心理学者である矢田部達郎らが日本人用にアレンジしたもの
  • 全部で120問の質問項目があり、「はい」「いいえ」「分からない」で回答する
  • 抑うつ性など12個の性格特性を測定できる

ロールシャッハ・テスト

ロールシャッハ・テストも歴史のある適性検査の1つです。特徴をまとめておきます。

  • 左右対称のインクのしみが何に見えるかを答え、それをもとに性格を推測するテスト
  • 上記5つの中ではもっとも実施が難しいテストといわれる
  • 20世紀初め、スイスの精神科医ロールシャッハが考案

MMPI

550の質問項目に「当てはまる」「当てはまらない」で答える2択式のパーソナル検査です。社会的内向性など10個の性格特性を測定できます。

公務員の適性検査対策にはどのようなことをしたらよい?

適性検査のうち、性格だけではなく能力も測定するSPIとクレペリンに関しては特に対策が必要です。ここではそれぞれの試験対策で注意したいことをご紹介します。

SPI試験

  • 言語分野(国語)、非言語分野(数学)に分かれていて、出題範囲も広いため早期の対策が必要
  • 公務員試験の教養試験対策をしているのであれば、そちらを優先させる(SPIは教養試験よりも難易度は低い傾向にあり、まずは教養試験の水準に合わせて勉強しておけばよい。ただし、1問あたりにかけられる時間は教養試験と異なるので、時間配分の確認はしっかりと行う必要がある。)

クレペリン検査

  • やや特殊な試験なので、慣れが必要
  • 平均的な作業曲線から逸脱していないかを確認する
  • 1分で60個以上答えられるようにトレーニングする

どちらも書籍や対策できるウェブサイトがあるので、活用するといいでしょう。

性格検査であるYG性格検査、MMPI、ロールシャッハテストに関しては特に対策の必要はありません。気になる人はそれぞれのテスト実施会社や出版会社のウェブサイトを確認し、どのような試験なのか概要を把握しておくといいでしょう。

・YG性格検査:竹井機器工業 http://www.takei-si.co.jp/
・MMPI:三京房 http://www.sankyobo.co.jp/index.html

※ロールシャッハテストは解釈に技術が必要なため、自身で対策するのはかなり難しいのが現状です。本番では回答に統一感を出すために、正直に答えたほうがいいでしょう。

公務員の適性検査対策につかえる無料サイト

ここでは公務員の適性検査対策に使える無料サイトをご紹介します。特に対策が必要なSPIとクレペリン検査についてまとめておきます。

■SPI対策で使える無料サイト
・SPI無料学習サイトhttp://saisokuspi.com/
・SPIテストセンター模擬試験【大人のための数学教室大人塾】 https://www.otona-juku.com/examination_preparation/test_center/mogi/

■クレペリン検査対策でつかえる無料サイト
・【適性試験攻略】クレペリン検査の練習・解説サイト キャリアワールド https://career-world.net/quiz/test_crep.php

これらのサイトを使って、思うような結果が出なかった場合は、本格的に対策をするといいでしょう。SPI、クレペリンそれぞれの対策法についてまとめておきます。

■SPIの本格的な対策法
SPIはたくさんの書籍が発売されているので、自分で一度手にとって確認するといいでしょう。得意分野、不得意分野を把握できるよう、なるべく多くの問題が掲載されているものがおすすめです。不得意分野に関しては基本的な問題は最低限得点できるようにするなど、メリハリをつけた対策を心がけましょう。
公務員試験の教養試験対策をしているのであれば、難易度の部分で難しく感じることはあまりないかもしれません。ただ、公務員試験以上に時間制限が厳しいので、時間を計りながら、問題を解くことが大切です。

■クレペリン検査の本格的な対策法
クレペリン検査に関してはSPIに比べて対策本が少ないのが現状です。Wordなどのテキストファイルに自分で数字をランダムに入力し、印刷することで練習することもできます。画面で行うのと実際に紙で行うのとでは差があるので、不安な人はこのような方法を検討してもいいでしょう。

■適性検査の実施状況などがわかる情報サイト
実際に問題に取りかかれるサイトではなくても、どの自治体でどのような適性検査が行われるのかといった情報や、試験への取り組み方、試験の結果分析などを行っているサイトは情報収集の面でとても役立ちます。合格体験記なども掲載されているので、モチベーションアップにもつながります。以下のような大手予備校が運営しているサイトもありますので、参考までにご紹介します。

・LEC関西 公務員受験生応援ブログ http://lecumedaekimae.blog37.fc2.com/
・TAC中大駅前校の公務員ブログ http://blog.livedoor.jp/tac_chudai/

公務員の適性検査は、1度どのようなものか解いて知っておくことが重要

公務員試験の適性検査にはいろいろと種類があります。性格検査に関しては基本的に対策は不要ですが、SPIやクレペリン検査といった能力検査に関しては対策が必要です。志望先がどんな検査を実施しているのかをリサーチしたうえで、一通り解いておくと安心して本番に臨めるのではないでしょうか。

参考

[1]橋本 忠行、島田 修、佐々木 玲仁
[2]2015/1/30
[3]アセスメントの心理学―こころの理解と支援をつなぐ (心理学の世界 専門編)
[4]培風館

[1]松原 達哉 (編集)
[2]2013/3/15
[3]臨床心理アセスメント 新訂版
[4]丸善出版

[1]SPIノートの会
[2]2017/10/3
[3]この業界・企業でこの「採用テスト」が使われている! 【2019年度版】
[4]洋泉社

関連リンク

公務員のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

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著者:沖 圭祐

関西在住のライター、キャリアコンサルタント。 総合大学卒業後、大学受験予備校で進路相談の職員を経験。大学職員として勤務した後、ライター、キャリアコンサルタントとして独立。 現在では就職活動、転職活動、働き方といった分野を中心に記事を書いています。履歴書、エントリーシート、小論文作成のアドバイスや添削といった仕事もしています。食べることが大好きで、お土産やグルメの記事も執筆中。教員免許や国家資格であるキャリアコンサルタントの資格も所持しています。