【外資系・金融・商社】インターンシップ面接通過のための極意

インターンシップを開催する大手企業が年々増え、その結果、学生の大手志向がさらに強まっています。学生の競争率も高まることから、選考結果の明暗を分けるのは事前準備だと言えます。インターンシップ面接を通過するために、面接官が見るべきポイントをまとめてみました。

面接官はどこを見る!?インターンシップ面接で評価されるポイント

インターンシップ面接では、企業はその学生が入社してくれることで、「自社に貢献してくれる人物かどうか」すなわち「入社後に活躍してくれそうな人」が面接で評価されることになります。
では、それは具体的にどのような人物で、面接官は何を見て評価するのかと言うと、「この学生と快適に働いていけるか」という視点がベースになります。グループディスカッションでは、主に「コミュニケーション能力」「思考力」が問われ、面接官の質問に対し、適切かつ簡潔に答えられているかが選考基準の鍵となるようです。

外資系企業のインターンシップ面接で好印象を与える自己アピール法

日本文化において、人間関係を築くために必要だと認識されている「謙虚さ」がありますが、外資系企業の面接で謙虚さを振る舞うことは、外国人の面接官には通用せず、却ってマイナスイメージを与えてしまうこともあります。外資系企業の面接で好印象を与えるには、自分の能力に誇りを持ち、面接官にアピールすることが大切です。

<悪い例>
「関連する資格は持っていませんが、やる気は人一倍あります」
この例では、努力することしか述べられていません。そのため、企業側としてはこの人を採用するメリットがわからず、話を引き出さなければならないという手間がかかってしまいます。

<良い例>
「未知の仕事を任されたとき、持ち前のコミュニケーション力を活かして周囲の人にヒアリングを行い、解決の手段を得ることができます」
この例の場合、自身のアピールポイントを企業に伝えられるだけでなく、さらに仕事を任せたときにどういった対応をするか知ることができます。インターンシップ面接では、「やる気」や「興味」といった漠然とした内容ではなく、インターンシップに参加することで企業が得られるメリットへとつながるような回答を心がけたいものです。

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外資系企業内定者が語る「インターンシップ面接で問われる英語力」

外資系銀行や外資系コンサルタントファームに入社すると、外国人とのコミュニケーションが必要になります。社内接待でディナーを交えながら国内の案件状況などを話す機会があり、クロスボーダー取引などに関しては、コミュニケーションから契約書まですべて英語を使う機会があります。外資系で通用する英語力があるか、または、キャッチアップできる能力があるかどうかについて、面接ではある程度厳しく見られることもあるようです。

1. 外資系投資銀行(IB)等の面接対策

外資系投資銀行や商業銀行、各社の資産運用部門では、高い英語力を求められているわけではなく、面接官は、外国人相手でも対等に、しっかりと英語で受け答えができるかどうかを見ているようです。

質疑応答では主に、以下の4点について見極められることになります。
・Ability(能力・スキル)
・Judgment(判断能力)
・Commitment(帰属意識)
・Fit(合うかどうか)

この部門では、どの業界でも必ず質問される定番質問に完璧に答えられるように準備しておくとよいでしょう。

【定番質問】
1.会社、部門への志望理由
2.大学で何を学んだか
3.大学でリーダーシップを発揮した経験
4.自分の強みと弱点について
5.ストレスやプレッシャーにはどう対処しているか
6.どのような時にやりがいを感じるか

2.外資系金融(セールスその他)の面接対策

この部門は、比較的外国人従業員率が高く、ネイティブとの面接や英語での質問に答えるべき機会が多くなります。面接では専門的な質問にも答えられる準備をしておきましょう。

【専門的な質問例】
・あなたは来年、どのような株価が最も上がると思いますか?
(※推奨銘柄を一つ上げて、自分なりの分析を述べましょう。)

3.外資系コンサルティングにおける面接対策

外資系コンサルティングファームで人気が高いマッキンゼーでは、英会話スキルチェックがありますが、選考には特に関係ないようです。また、近年ATカーニーでは英語面接は行われていないようです。ベインアンドカンパニーや一部のファームでは英語面接がありますが、評価基準は、外国人を目の前にして委縮しないか、といった点を重視しているようです。

大手総合商社のインターンシップ面接の過去質問例

2016年卒の上位校生が志望する企業として、株式会社リーディングマークの発表によるともっとも人気のある業界は商社だそうです。人気企業別に見ても、全国での第1位は三菱商事、第2位は三井物産となり、 関西地域での人気企業第1位も三菱商事となっています。

なかでも5大商社と呼ばれる「三菱商事・三井物産・伊藤忠商事・住友商事・丸紅」は、各社100~150名ほどの採用人数に対し、1万人以上の応募者が殺到しているといわれ、非常に倍率が高いようです。

ここで、総合商社のインターンシップ面接通過対策のために、商社で行われた過去のインターンシップ面接の中からいくつか質問例をご紹介しましょう。

【企業についての質問例】
・当社を選んだ理由
・当社の印象やイメージなど
・総合商社を選んだ理由、興味関心について

総合商社の面接では、「数ある商社の中で、なぜ当社を志望するのか?」が必ず問われるようです。その際、独自の言葉で志望動機を伝える準備をしておくことが大切です。企業研究やOB訪問などの事前準備を念入りに行い、オリジナリティのある志望動機を伝えられるようにしましょう。

先輩たちが語る「参加して良かったインターンシップ体験談」

【丸紅】
体験職種:営業、企画
体験種類:体験型、新規事業立案、グループディスカッション、グループワーク、プレゼンテーション、ビジネスプラン、社内セミナー、職場見学、工場見学
実施時期:2014年12月

<感想>
1日目:総合商社についての講義で歴史や今後の展望などを体系的に捉えた。グループを作成し、投資案件のグループディスカッションを行った。
2日目以降:ESの際に記入した志望部門ごとに分かれて、業務体験を行った。電力インフラ部門を志望し、同部門に配属された。案件のプロジェクトファイナンス、コンストラクター等との模擬交渉をしたり、稟議を作成してプレゼンした。交渉相手や稟議会の相手をなさってくれた社員様は顧問、部長クラスの方々で会社の本気度が伺えた。
まとめ: 各部門かなり課題や業務内容が厳しく、その分、終わったときの達成感と得たものは大きいと思います。他にもインターンシップに参加しましたが、丸紅の社員さんの雰囲気と向き合ってくれる姿勢はずば抜けていました。一緒に夜遅くまで付き合って下さり、親身です。おすすめ!

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丸紅のインターン体験レポート一覧 - みんなのインターンシップ

【ボストン・コンサルティング・グループ】
体験職種:コンサルティング
体験種類:グループディスカション・グループワーク・プレゼンテーション・ビジネスプラン
実施時期:2015年3月

<感想>
インターンシップを通じて社員の方がディスカッションを行っている部署にどんどん訪れてくるので、フィードバックは得やすいし社風も分かる。学生の質は、他のインターンシップと比較して異なる評価軸で質の高い学生が多いように思われる。

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ボストン・コンサルティング・グループのインターン体験レポート一覧 - みんなのインターンシップ

【みずほフィナンシャルグループ】
体験職種:営業
体験種類:体験型、グループワーク
実施時期:2017年3月

<感想>
融資のための経営戦略を考えるという明るいワークだけでなく、融資が難しそうな経営が傾いている企業に対してどのような対応を取るか、という実際に働いて直面する可能性があるものの就職活動中にはイメージしにくいワークを実施してくださったので、銀行員の業務内容だけでなく、彼らが抱える葛藤などもうかがい知ることができ、大変有意義なインターンだった。

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みずほフィナンシャルグループのインターン体験レポート一覧 - みんなのインターンシップ

インターンシップ面接の本来の目的とは何か?

学生にとってインターンシップの目的は、企業でインターンシップとして働くことで生の現場を体験し、その中で得た業界の情報を元に自身の業界情報をアップデートして、最終的には自分のキャリア選択に活かすということです。
インターンシップに積極的に応募して参加することに意味があり、「この学生はどのような目的意識を持ち、インターンシップに参加したいか」が問われることになるのです。

企業が「入社後に活躍してくれそうな人物」を大勢の学生の中から見極めるためには、あなたの可能性の100%の自己PRと、「面接官の印象に残る個性」が必要なのです。たとえインターンシップ面接で受からなかったとしても、ここで受け止めるべきことは何でしょうか?インターンシップで採用されなかった学生の体験談で、「悔しさと挫折感を経験できたのは、その後の就活を頑張る大きなモチベーションになった」という言葉が印象的でした。
この経験から導き出した志望動機や自己分析、自分の強みを就活に活かし、前向きに考えることに意味があるのではないでしょうか。

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監修:YAN

・東証一部上場メーカー(従業員数:2万人以上)にて新卒・中途採用の採用業務を担当。新卒・中途採用では、高校・大学・就職活動イベントでの会社プレゼン、書類選考、面接官(1000人以上の学生と面談)を経験。
・会社以外では大学在籍時、就職活動支援サークルにて後輩の就職活動を支援。就職後も学生の就職活動を支援中。