【外資系・金融・商社】インターンのエントリーシート通過のための極意

就活を控えた学生の皆さんの中には、サマーインターンシップ選考直前の最終チェックに備えている方も多いのではないでしょうか。今回は、エントリーシートをさせるために知っておきたい4つのポイントをご紹介します。

そもそも、インターンシップのメリットとは?

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【学生にとって、インターンシップに参加するメリット】
(1)早期に内定が取得できる可能性がある。
(2)インターンシップに参加していない他学生に比べて、会社で働くことの現実味を早めに感じることができる。
(3)自分の将来について、早い段階で考えるきっかけになる。

特に理系学生は、授業や研究が多忙なために大学にこもりがちな傾向にありますが、夏休みを利用してインターンシップに参加することが、就活をスタートさせるチャンスかもしれません。インターンシップ経験者の多くの方は、「考え方」が変わり「話し方」が養われたと語っています。

自分の考えをしっかりと持ち、相手に分かりやすく伝えるプロセスは、まさに就活の選考に通じる重要ポイントです。インターンシップを通じて、今後の人生の方向性を明確にすること、さらに自分の考え方や話し方をしっかりと身につけることで、選考を有利に進めることができるでしょう。

ポイント1 企業が採用において重視する点の第1位は「人柄」!エントリーシートで人物像をアピールしよう!

リクルートキャリア株式会社が毎年調査を行っている「就職白書」によると、企業が採用において重視する点の第1位が「人柄」となっており、とくに2015年卒あたりから採用基準として「人物重視」を強調する企業が多いことが分かっています。

人物重視というと漠然としたイメージがありますが、学歴やスキルだけではなく、自分の内面を見てもらえる、ということ。就活生にとってはチャンスが増えるため、「人物重視」の採用は嬉しい、という方も多いのではないでしょうか。特に学生は業務実績がないため、人柄やポテンシャルが重要視されるのです。特殊な職種や業種(医師や士業など専門知識が必要な職種や、即戦力を求めるコンサルタント業界)を除き、新卒採用では人柄(特に素直、人当たりの良さ、ストレス耐性)を重要視しているのが実態です。

それでは、外資・金融・商社といった大手企業を目指している場合、インターンシップ選考のエントリーシート対策はどのように行えばいいのでしょうか。例を交えて紹介していきます。

▽エントリーシートに関する就活生のクチコミ
エントリーシートのクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

ポイント2 エントリーシートの通過水準は「読み手に不要なストレスをかけない」こと

エントリーシートの目的は、選考序盤にある程度振るいにかけるとともに、その後の面接選考の手間を省略する点にあります。判断基準としては「最低限の能力と常識を持つ人物であるか」が重要視されるのだそう。なかには、エントリーシート選考倍率が10倍以上の人気企業もありますので、企業にとっても大切な段階でしょう。

サマーインターンシップにおけるエントリーシートの通過水準は、一般に「読み手に不要なストレスをかけない」レベルと言われています。そのため、「いかにスムーズに、相手に対して自分をアピールできるか」を考えることが大切です。
もちろん、企業がインターンシップ生を採用するときには、「入社して活躍してくれそうな人物」を選ぼうとするでしょう。そのため企業側は、インターン応募者が自社で活躍できるスキルを持っているか?を見極めるために、学生の長所・能力を問う質問を投げかけてきます。

それでは、その質問とはどのようなものか、次項で確認していきましょう。

ポイント3 インターンシップのエントリーシートで良くある質問項目5点をチェック

インターンシップのエントリーシートでは、主に以下の5点が問われます。各項目のポイントについて確認していきましょう。 

(1)自己PR
(2)長所
(3)学生時代、最も力を入れたこと、頑張ったことは何ですか?
(4)人に負けない強みは何ですか?
(5)志望動機

(1)自己PR/(2)長所

自己アピールをするポイントについて、上記2つに関しては必ず聞かれる項目です。それでは、この2つを考えるために必要なステップを確認していきましょう。

1)しっかりと自己分析をし、自分の強みは何なのか?を浮き彫りにさせます。そして、応募する企業に必要とされる能力を把握することが重要です。
2)説明会や会社HPなどで企業についてを十分に理解し、自己PRを考えていきます。企業に合った自分の強みを、上手にアピールすることがポイントになっていくでしょう。また、自己PRを裏付ける具体的エピソードを添えることも大切のようです。

(3)学生時代、最も力を入れたこと、頑張ったことは何ですか?

これは、学生時代の中で思い切り打ちこんだこと、一番自信があることを書くといいでしょう。サークル活動・アルバイト・ゼミ・ボランティアなど、経験してきたことをアピールするといいそうです。

肝心なのは、「目標に向けてどう取り組んだのか」「困難をどう乗り越えたのか」など、経験してきたことに加えて、得られたものが書かれていること。さらに、そこから学んだことや、考えたことは何か、社会人としてどう生かしていくのかをしっかりと分析し、伝えたいことを簡潔に書いていくと、相手に伝わりやすくなります。

(4)人に負けない強みは何ですか?

これもエントリーシートでは非常に多い質問です。こちらについては例文を使って解説していきます。

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【例:文系・総合商社希望/Aさん】

[1]「環境適応能力」に関しては誰にも負けません。4年間のアメリカ滞在期間と日本での外国人との交流では、英語を通じて、さまざまな国の人々と接することができました。

[2]その中で、異文化的理解力・グローバルな視野を身につけました。

[3]また、海外経験の豊富な人にありがちな個人主義的すぎる点もしっかり補う経験をしています。日本の厳しい上下関係を学ぶ野球部に中・高・大と所属していました。

[4]そこでは、礼儀・チームワーク・リーダーシップ・協調性・思いやりを学びました。

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[1]
「4年間の滞在経験」とありますが、これは、小・中学校の頃なのか、高校・大学時代なのかを伝えたほうがいいでしょう。というのも、小学生のときの4年間と、大学生になってからの4年間では、学ぶ内容の幅が異なってくるからです。このように同じ経験でも異なる意味合いを持つため、エピソードには必ず「いつ」を入れることが重要でしょう。 また、なぜアメリカに行ったのか?という理由も付け加えましょう。

[2]

「異文化的理解力」「グルーバルな視野」は、外資・金融・商社いずれも期待している資質だと思われます。そのため自己PRとしては効果的ですが、例文だけでは、実際採用したときに「具体的に」「どのような形で」その能力が発揮されるかが伝わりづらいでしょう。
そこで、実生活でのエピソードを入れるとより伝わりやすくなるのではないでしょうか。例えば、アメリカに行く前後で、ものの見方がどのように変わったかといった実体験を加えることで、説得力が増してくるはずです。 

[3][4]

後半では、野球部での体験を通じて「礼儀・チームワーク・リーダーシップ・協調性・忍耐力・思いやりを学びました」とありますが、これにも具体例を入れた方が説得力のある文章になるでしょう。
しかし、限られた文字数の中ですべてにエピソードを入れるのは至難の業です。したがって短い文章による自己PRでは、要素を絞り込むことが重要なポイントです。
たとえば野球のエピソードでは「チームワーク」にアピールポイントを絞った具体的なエピソードを加える、といった対策が考えられます。

ポイント4 エントリーシートを侮るなかれ!アピールポイントは先出しを意識せよ

応募者殺到の人気企業において、エントリーシートの合否はほんの数十秒で判断されてしまうこともあるようです。なぜかというと、山のような応募書類が届いてしまうため、ひとりひとりじっくりと選考するため時間をかけられないからです。したがって、エントリーシートのどの項目も、アピールポイントを先出しする必要があります。
ビジネスにおいても「結論ファースト」がよく叫ばれていますが、例えば失敗から学んだことを伝えたい場合、失敗した場面を先に書いてしまうと面接官にマイナスの先入観を与えてしまう恐れがあります。そこで、学んだことを先に、失敗を後にすることで、一文目を読んだ時のマイナスイメージを抑えることができるでしょう。

エントリーシートは、インターンシップにおける選考の「序盤」ではなく、一番の勝負どころ。ここを通過しなければ、面接にもインターンシップそのものにも辿り着くことができないので、ぜひ力を入れておきたいものです。
インターンシップに参加しようと決めたら、まずはエントリーシートをしっかり作成することから始めてはいかがでしょうか?

関連リンク

エントリーシートのクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

 

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監修:YAN

・東証一部上場メーカー(従業員数:2万人以上)にて新卒・中途採用の採用業務を担当。新卒・中途採用では、高校・大学・就職活動イベントでの会社プレゼン、書類選考、面接官(1000人以上の学生と面談)を経験。
・会社以外では大学在籍時、就職活動支援サークルにて後輩の就職活動を支援。就職後も学生の就職活動を支援中。