外資系企業のインターンシップは内定直結 人気三業界の実態と攻略法

即戦力が求められる外資系企業、インターンシップが内定の登竜門

日本の企業では、短期インターンを行う企業が多く、本選考の前倒しとして行われることが殆どなので就業体験の要素は薄いです。また、外資系のように「インターン参加者のみ本選考に進める」「インターン参加時点で内定が出る」など内定直結型のインターンを取り入れる所は少ないです。

しかし、外資系企業のインターンシップでは、優秀な学生はインターンシップ参加の時点で選考の対象となることがあります。

したがって、外資系企業のインターンシップに応募する場合は、内定獲得および就職を視野に入れて臨むことが大切です。
著名な外資系企業のインターンシップには、意識の高い優秀な学生が集まります。貴重な体験ができるとはいえ、この機会に内定獲得を狙うなら、充分な準備と心構えが求められます。

例えば、協調性や謙虚さは日本人の美徳のひとつですが、外資系企業では歓迎されません。むしろ「私はこういう経験をしてきた」「こんな強みがある」「この分野で御社に貢献できる」という積極的かつ自信にあふれた自己主張が求められます。

社会人経験がないことは学生たちには当たり前です。しかし、「社会人経験がないから自信がありません」「語学力がないことが不安です」のようなネガティブな発言は禁物。「インターンシップから学んで、その後の就職活動に生かしたい」という受け身の発言も説得力に欠けます。

得意分野を明確にして強調したり、あるいは情熱や意欲をアピールしたり、積極的に自分を売り込みましょう。

外資系企業のうち「IT関連」「金融・証券」「コンサルティング」の業界が人気です。プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G)などのメーカーも人気があります。

ここでは「IT関連」「金融」「コンサルティング」の業界で、過去に行われたインターンシップの実態とその攻略法を紹介してみましょう。

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IT関連業界:グーグル、日本マイクロソフトのインターンシップ

IT関連業界の外資系企業では、グーグル、アップルジャパン、日本マイクロソフト、アマゾンジャパン、日本IBMなどの企業が注目されています。

グーグル

グーグルでは、過去に各専攻・年次別で10プログラムを越えるインターンを実施。実務型を中心に1週間程度~10週までさまざまで、時期も夏~冬を中心にいろいろな季節に開催しています。各分野のトップクラス人材と接点を持つべく門戸を開いています。特にエンジニアは細かく分野別にインターンを開催しています。

グーグルは、「採用前に同じ職務を与え成果を見る」という「ワークサンプルテスト」という考えのもと採用活動を行っているため、長期・実務型インターンで見極める機会をつくっていおり、インターンの場で「成果を出す」ことが大切です。

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日本マイクロソフト

日本マイクロソフトのインターンシップは、2016年・2017年と9週間のサマーインターンを実施しています。この就業体験型インターンは給与が出る形になっており、募集人数は20人程度となっているため、インターンシップ参加は非常に狭き門となっています。
人事本部による書類選考の後、アセスメントセンターにてグループ面接・個人面接・最終面接と行われます。面接では興味のある分野や職種に対し自分なりの掘り下げができているかが求められるため、質問の難易度も高くなっており、学生の意識の高さが求められます。

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金融業界:三菱UFJモルガン・スタンレー証券、バークレイズ

外資系投資銀行の仕事は、ハードでタフな業務です。投資先に関する調査と分析、レポーティングを迅速かつ大量にこなす能力が求められます。

したがって、プレッシャーに負けない強靱な精神力は基本中の基本。さらに、ロジカルシンキングや数字を読み取る力に優れていること、チームワークで仕事を進めるためのコミュニケーション能力を採用担当者はチェックしています。

このような資質があれば、投資銀行では学部や専攻は問われません。まずは、精神力と頭脳のキレの良さをアピールすることです。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の過去のインターンシップでは、50人程に人数を絞り、期間も5日程度でしたが、19卒向けインターンシップでは夏・冬に加え春インターンも実施し、インターン採用人数も300人と門戸を広げ、選考も書類選考のみでした。(但し、投資銀行部門のインターン採用人数は40名で主に営業部門での採用)

インターンシップの内容はグル―プワークや社員とのフリートークが中心の内容で、過去事例では「顧客にどんな銘柄を薦めるか」などのワークショップがありました。

グループワークで力を発揮できるよう、普段から社会の動向に関心を持ち、自分なりに考察する鍛錬を習慣化しておくとよいでしょう。

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バークレイズ

バークレイズのインターンシップは、海外大学生を対象としたサマーインターンシップは5月~9月の間に最長10週間、国内大学生を対象としたサマー・インサイト・プログラムは8月もしくは9月に通常2~3日間の日程で行われます。
まずは、トレーニング・プログラムを通じて金融経済のコンセプトの基本スキルを学び、他のインターン生とのネットワーク形成、そしてバークレイズや金融業界の理解を深めます。

インターンシップ期間中は実際に部署に所属し、研修イベントやプレゼンテーション、ミーティング、ネットワーク作りなどの経験を積んでいきます。
トレーニングは技術的なものからソフトスキルに至るまで多岐にわたり、バークレイズのトレーナーが理論を越えた学びの場を提供します。メソッドも多様で、金融市場とビジネス領域についての集中トレーニング、ゲストスピーカーによるトーク、ディレクター/マネージングディレクターとのミーティング、コミュニティ参加プロジェクトなどが含まれます。

優秀なインターンには、高水準の給与、福利厚生、功績に見合った報奨を含むフルタイムのポジションのオファーがあります。

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コンサルティング業界:ボストン・コンサルティング・グループ

コンサルティングの外資系企業では、戦略コンサルティングに志望者が集まります。企業の経営戦略など、トップレベルの意志決定に関わるコンサルティングを行う仕事です。社長と同じ視点で問題解決を提案するハイレベルな業務であり、卓越した能力が求められます。

ボストン・コンサルティング・グループのインターンシップは内定直結型で、基本的にインターンからのみ採用されます。インターンシップ開催時期は夏・冬・春と機会は最大3回となっています。

3日間にわたって行われるインターンシップの内容は、例えば「回転ずしチェーンの売り上げを伸ばすための戦略」といった、企業の中長期経営戦略の立案が求められます。ここで優秀だと判断された学生はその後面談に呼ばれ、内定となります。

社員の方も積極的に討論にも関わるため、社風を知るためにはよい機会となることでしょう。

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企業規模や業界ごとの特性をつかむ

世界ではよく知られた外資系企業であっても、日本国内での知名度は低い中小企業ということもあります。また、業界ごとの特性もあり、事前の情報収集は欠かせません。

実務型やグループワークを課すことが多い外資系企業のインターンシップ。見ず知らずの学生と、いきなりグループで討論したり共に仕事をしたりすることには、抵抗のある人もいるかもしれません。しかし、就職すれば当然のように会議の場があり、チームワークで仕事を進めることになります。インターンシップは即戦力を試す絶好の機会です。

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監修:おくいはつね 

2006年より人材系企業にて、中途採用営業、営業支援、新規事業を経験。その後、東証一部上場企業などの採用コンサルティングや組織開発、研修プログラム開発、新卒採用ツール企画制作などに携わる。慶應大学などの教育機関でキャリア開発ワークショップを実施。また人材育成領域の事業立ち上げやマーケティングも行っている。