リスク大!ネットに出回るWebテスト解答集の危険な罠とは?

「webテストに向けて効率よく対策したい…」そう考えて、ネットに出回る各種webテストのエクセル解答集を購入しようとしている方、そのリスクを知っていますか?無料だからと飛びつかず、デメリットについて把握しておきましょう!

webテストの解答集が出回るとはどういうこと?

自宅や大学、ネットカフェなど好きな場所のPCを利用して、自分のタイミングで受験することができるweb上の筆記試験、いわゆる「webテスト」には、SPIや玉手箱、web-CAB、TG-WEBといったさまざまな種類のものがあります。
これらのwebテストは、受験者一人ひとりにランダムにいろいろな問題を表示しています。隣で同時に受験しても、違う問題が画面に表示されるのです。しかし、全員が完璧に異なる問題を受験するわけではありません。

実は、ネット上などに、それらの解答を集めた「webテスト解答集」が出回っています。ネットで一部数百円~数千円単位で販売されていたり、友人や先輩、サークルなどを通じてDVDなどで出回っていたりすることもあるようです。その多くは許諾を得て公式に作成されたものではありません。書店で販売されている公式問題集は、きちんと著作権の許諾を得て作成されているので、利用や所持、それをまた誰かに貸すなどをしても問題になりませんが、許諾を得ていない「webテスト解答集」では著作権法違反になる可能性があります。

「webテスト解答集」はエクセルに一覧でまとまっているものが多いようです。webテストを受験したときに、出てきた問題の最初の数文字を「webテスト解答集」に入力することで、答えがパッと表示されます、などという点を売りにして、不正利用をすすめているケースもあります。この「webテスト解答集」を利用すると、正解率をあげることができそう!これはいい!と思っているあなた、ちょっと待ってください。はたして本当に利用して大丈夫なのでしょうか?場合によっては重大な問題につながる可能性のある「webテスト解答集」の利用について、実際に起こりうるデメリットやリスクを確認しておきましょう。

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就活テスト(Webテスト)のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

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webテスト解答集を利用するデメリット5つ

「webテスト解答集」を利用することで起こりうるデメリットは、実はたくさんあります。「このくらいいいよね」「バレなければ大丈夫」という安易な気持ちで利用すると、取り返しのつかないことになるかもしれません。きちんとデメリットを確認しましょう。

「webテスト解答集」は出所が分からず、そもそも解答が合っているか分からない

著作権の扱いも含め、法的にも問題のある「webテスト解答集」の売買。出所は当然はっきりしません。人づてで回覧される間に、いたずらや他人を蹴落とそうする目的でと、わざと間違えた解答に変更されていないとも限りません。

解答時間などから不正が発覚する可能性がある

企業側も、「webテスト解答集」についての存在は知っています。当然、その対策もとられていると考えましょう。

周囲から不正を指摘される可能性がある

「webテスト解答集」を使用することで、たまたまそのことを知った周囲の人から、不正を受験企業に通報されてしまった、というケースが実際にありました。真面目に受験している人からすれば、不正を働こうとする人に不快感を抱くのは当然のことでしょう。

別の試験との得点差が怪しまれる

企業のなかには、「webテスト」を選考の早期に、「紙で受験する筆記試験」を選考の後期に、と2回の筆記試験を課すところもあります。前もってその筆記試験が直前まで知らされないケースもあります。いざ筆記試験も受けなければならないとなった際、webテストとの結果があまりにも開いていると、不正を疑われる可能性があります。

結局、入社後にそれだけの能力を求められる

仮にすべての選考を通過して入社することになっても、周囲は正当にテストを受けた人が多数です。その同期の人たちと比べて、能力の差に苦しむこともあるでしょう。難しいwebテストを課す場合は、事務処理能力、言語伝達力、計算力、集中力などが業務上必要だからわざわざ費用と時間をかけてチェックしている、と考えてください。

webテスト解答集を入手!活用する方法はある?

「実際のテストに不正に利用するつもりはないけれど、せっかくサークルの先輩にもらったから何かに利用できないかな?」と考えているなら、webテストにはどんな問題があるのか、どう解けばよいのかを勉強する際の参考にする程度にとどめましょう。
解答については、先ほどデメリットでご紹介したとおり、必ずしも正解が記載されているとは限りません。すべてを鵜呑みにせず、自分で解いた答えとの照合をしたときに違和感があるなら参考にしないほうがよいでしょう。

また、自分が使用したあとに友人に回したり、売ったりするのは避けましょう。著作権法違反で訴えられたり、不正に加担したとして内定を取り消されたりなど、思わぬトラブルに巻き込まれないとも限りません。また、「あなたの試験を受けたときの問題をコピーさせて!」と協力を持ちかけられた際は、法律違反に加担する可能性があるので、断ることをおすすめします。

webテスト解答集に頼らずにwebテスト対策を行うには?

webテストは、やり方やコツをつかめば得点アップを狙えます。自分の力で合格の可能性を高めることができるステップとして、信頼できる会社が公式に出している模擬webテストを利用しましょう。

大学を通して受験できる模擬webテスト

大学によっては、キャリアセンターや大学生協を通じて筆記試験・webテストの模擬テストを受験できることがあります。受付が可能な時期が限られていることもあるため、キャリアセンターや大学生協の就活支援プログラムのスケジュールを早めに確認してみましょう。

キャリタス・マイナビ・リクナビなどの就活サイトで受けられる模擬webテスト

大手就活ナビサイトでは、ほぼいつでもwebテストを就活支援コンテンツとして用意しています。全国の学生を対象に偏差値を出してくれる模擬webテストを受験できるときもあるので、自分の「偏差値」が気になる方は一度受験してみるとよいでしょう。

出版社から出版されているwebテスト対策本

webテストの問題集は、冊子でも出版されています。試験に慣れるという意味ではパソコンで一度は経験しておきたいところですが、解き方をじっくり身につけたいならば、解説が充実した対策本が有効です。一般書店でも、大学生協書籍部などでも扱っています。実際に見比べてみて、解説が分かりやすいものを選びましょう。

迂闊にwebテストの解答集を利用するのはデメリットしかない

「webテスト解答集」の利用にはデメリットしかありません。公式なツールを利用して、コツコツと対策をしておくことが大切です。不正に手を染めて、後悔することにならないよう、日々勉強を積み重ねていきましょう。

関連リンク

就活テスト(Webテスト)のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

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著者:沼田絵美

最低求人倍率0.98を記録した2000年卒。当時流行だった就職サークルをインカレで立ち上げ、某新卒就職サイト運営会社に企画営業として就職。東京・名古屋・大阪3都市で中堅から大手企業の採用支援に計10年携わった後、大学キャリアセンター相談業務を担当するキャリアコンサルタント、就職関連ライターとして独立。標準レベルキャリアコンサルタント資格であるキャリア・ディベロップメント・アドバイザー資格所持。