人事面接の雑談にはどう対処するのが正解?就活生のお悩み解決法

エレベーターの中や待合室など、面接の場以外で人事担当者や面接官から話しかけられ、雑談をしなければならない場合があります。そんな時に、ふられた雑談にどう対処したらよいのでしょうか、受け答えのコツをアドバイスします。

面接官等が雑談を通じて見極めているポイント3つ

雑談とひと言でいいますが、人事担当者が面接場面以外で応募者に何気なく声をかけるのには思惑があります。雑談に反応する就活生の態度や言葉から、次のようなことを見極めようとしています。

1.返す言葉や態度から人間性を見る
面接の場そのものはどちらかといえばフォーマルで、就活生も準備をしてきた質問への回答を行儀よく答えますが、正式の面接以外の場では油断している人がいます。担当者はあえてその油断をついて、冗談も含め気軽に声をかけることで、普段の態度や反応によっては人間性も見ようとします。

2.コミュニケーション能力はどうか
気軽に時に雑談っぽく声をかけられる内容は、得てして軽い日常会話的なものが多いので、就活生としてはあまり準備をしていないはずです。しかし、声をかけられた以上はとっさに返事をしなければならないので、どんな風に言い返すかで普段のコミュニケーション力がわかります。

3.リラックス度と社交性を見る
面接直前だからといって過度に緊張していてはダメだし、また直後だからといってリラックスし過ぎていてもいけません。いずれの場合も、志望する企業の中でのことなので、緊張の中にも余裕をもって雑談に応じられるリラックス度や、逆に面接終了後でも緊張を持続して会話できる社交性が見られています。

▽面接官に関する就活生のクチコミはこちら
面接官の本音のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

f:id:hito-contents:20180116092922j:plain出典:fotolia

面接の場以外での雑談で気を付けるべきポイント3つ

一旦、会社の中に入ったら面接だけが目的ではないことを肝に銘じます。いつどんなタイミングで面接担当者や人事の担当者から声がかけってもいいように、気を付けるべきポイントを3つ紹介しましょう。

1.雑談中も絶対に気を抜かない
面接官等の雑談は、決して雑談ではなく目的のある会話というのは述べた通りです。したがって、決して気を抜かないようにします。通路でのすれ違いざま、エレベーターの中、待合室などで、優しく時に冗談ぽく声をかけられても、違う形の「面接」と思うことです。

2.会話のキャッチボールを楽しむ
「面接」と一緒だといって、急に固くなるのも逆効果です。声をかけられた内容にもよりますが、基本的には「会話のキャッチボール」を楽しむつもりで返事をします。普段の会話で少し年上の人から声をかけられたのを想像するといいでしょう。多少砕けた言葉遣いで話しかけられたとしても、友達のように決してタメ口になってはいけません。

3.志望動機や自己PRにつなげる
何をどう返事をすればいいのかが一番のポイントになりますが、心がけとして、常に前向きに考えます。当日の目的は、あくまで第一志望の会社を訪問し、なんとか面接をクリアするためにやってきたと自分に言い聞かせます。世間話の雑談でも、志望動機と自己PRを念頭に置いておくと、いい形で言葉をつなぐことができます。次の項目で、雑談での聞かれやすい質問と回答例を紹介しましょう。

▽面接に関する就活生のクチコミはこちら
面接手応えあったのに落ちたのクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

面接の場以外での雑談で聞かれやすい質問内容と回答例

1.「就活は大変でしょう?」
あるいは、「就活は疲れるでしょ?」「今日もスケジュールがいっぱいですか?」といったように、労をねぎらう感じで声をかけられたり、質問されたりすることがよくあります。毎日大変で、忙しいのが普通という前提で声をかけて、就活生の現在の就活状況を聞き出そうとしています。
<回答例>
「はい!でも、今しかできないことなので一生懸命頑張って納得のいく就活にしたいと考えています。本日の御社は第一志望なのでどうぞよろしくお願いいたします。」
「はい!大変ですが疲れは全然気になりません。特に本日は御社から面接の時間をいただき本当にありがとうございます。」
「はい!予定はいろいろありますが、第一志望の御社を中心に絞ってスケジュールを立てております。」

2.「面接は疲れるでしょう?」
面接終了後のホッとしているところで、気持ちを察したかのように声をかけられることがあります。「面接は慣れました?」「面接では言いたいことが言えました?」などと声をかけ、本人に自己採点をさせようとします。
<回答例>
「はい!本日はありがとうございました!疲れましたが、私としては言いたいことは全部言えましたので満足しています。」
「はい!本日は貴重なお時間ありがとうございました!まだまだ言いたいことがありますが、是非、次のステップに進めますようご選考よろしくお願いいたします。」
「本日はありがとうございました!御社が第一志望だったので、今日が一番緊張いたしました。」

3.「朝から雨の中大変でしたでしょ?」
「暑い中を…」「寒い中を…」などと、季節や気候に絡めて就活生の心情を察しながら話しかけてきます。時候の挨拶などしっかりコミュニケーションできるかどうかを見ています。一旦は、「すごい雨でしたですね!」とか、「今日は特に暑いですね!」と同調するところは同調し、基本的には、雨の中であろうが、寒かろうが暑かろうが全然苦にならないことを強調した上で、負けないで頑張る意欲を示します。
<回答例>
「はい、朝からすごい雨で、ちょっと心配だったのですが、第一志望の御社の面接なので気合いを入れ早めに家を出ました。」
「はい、今しかできない就職活動なので、暑い寒いは言っておられません。本日は貴重なお時間ありがとうございます!」
「はい、朝から気温がすでに〇度まで上がっていてびっくりしましたが、私は暑いのは全然気になりません。今日はしっかりPRできるように頑張りますのでよろしくお願いいたします。」

4.「今朝は家を出られたのは早かったのですか?」
「電車は混んでいませんでした?」「当社の場所はすぐわかりました?」といった投げかけも同様で、軽めの会話ですが面接前のリラックス感や、日常会話での社交性などを見ます。答えとしては、「はい」「いいえ」で済みますが、もう一言添えて上手にコミュニケーションが取れる人間な幅があるかどうかを見ます。
<回答例>
「はい!ありがとうございます!家を出ましたのは〇時ちょうどです。電車は思っていたより空いておりました。通勤の集中する時間を過ぎていたせいかもしれません。また、御社の場所と社屋は、実は事前に調べておりましたので迷うことはまったくありませんでした。新社屋にされてまだ数年しかたっておられないこともありますが、玄関口から1階の吹き抜けの素晴らしさにはあらためて驚きました。」

雑談内容も面接官の印象を左右する可能性がある点に注意しよう!

会社の門をくぐった時点で、いろいろな人たちから見られ、また話しかけられることで試されていると意識します。企業によっては、面接の場以外で交わされた雑談の内容が、合否に影響する可能性もあります。面接官との会話は、すべてが評価対象となることを肝に銘じ、真摯な態度でのぞみましょう。

関連リンク

面接官の本音のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)
面接手応えあったのに落ちたのクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

 

f:id:epb0804:20170929191254j:plain

著者:GAKUSUI

◆一部上場企業で人事・採用・能力開発を約15年経験。採用では、新卒を中心に面接官はじめ採用選考実務と管理職(採用課長、能力開発部次長)を経験。
◆採用業務だけでなく、人事異動、能力開発、教育訓練等トータルで経験。
◆上記企業で営業部、販売部、企画部で実務から管理職まで経験。また、転職経験もあり(中堅商社6年、国家公務員2年)。
◆新卒専門のキャリアコンサルタント(国家公務員)として直接大学生に対面指導。模擬面接、ES添削、自己分析指導等、就活カウンセリングの実務全般を2年間経験。その間、大学キャリアセンターと連携し講演実績あり。