適性検査通過のコツ!性格診断で落ちる人の特徴と共通点

適性検査とは、自分の性格や能力と企業のニーズの適性度を判断するものであり、この適性検査の結果により採用見送りとなってしまう人もいます。採用見送りとなる人の特徴や共通点をはじめ、適性検査落ちを打開する方法を解説します。

適性検査の性格診断とは?

ネットで企業に出願(エントリー)できるようになって以来、知名度のある大企業により多くの就職希望の学生が集まり、企業側も選考に時間がかかるようになってしまいました。その中で、いわゆる「足切り」として使われるようになってきたのが、適性検査です。
適性検査には、いくつも種類がありますが、主な構成としては正答を求められる問題形式と、性格診断という2つの項目からなります。その中でも今回は、性格診断について見ていきましょう。

よく使用される性格診断は、次の2つです。
・SPI
古くから採用に関わってきた、リクルート社の適性検査です。自宅などで受けるWebテスト方式、テストセンターでの受験、また、最近はあまり見なくなりましたが、筆記形式などがあります。試験の内容は「行動」「意欲」「情緒」「ライフスケール」の4分野に分かれていて、それぞれの性向をテストします。

・玉手箱
日本SHL社の適性検査のひとつです。性格適性検査に関しては、約200問の質問によって 「人に対して接する性質」「課題に対処する際の志向性」「感情がコントロールできるかどうか」 などを診断します。

性格診断では、時間をかけすぎず、直感的に答えていくことが正しく適性を出すために重要なポイントとなります。

▽適性検査に関する就活生のクチコミ
適性検査ってのクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

f:id:hito-contents:20180112105110j:plain出典:pixta

適性検査における性格診断の内容や出題傾向

SPIや玉手箱の他にも性格診断には「CAB」「TG-WEB」などがあり、多くは200問以上で構成されています。形式も「はい」「いいえ」の2択で答えるものや「あてはまる」「どちらかといえばあてはまる」「どちらかといえばあてはまらない」「あてはまらない」という4択、「Aに近い」「Bに近い」という傾向を答える問題など様々です。

性格診断を実施する企業の目的としては、「企業に入社してから活躍できる人を見抜くため」です。入社後に活躍してもらうためには、自社の社風に合った性格の持ち主に入社してもらう必要があります。SPIの場合、次の4分野を2択、もしくは4択で回答していきます。
それぞれの分野で何を問われているのか、また出題例を確認してみましょう。

・行動特性
考えることや運動することが好きか嫌いか、内向的か外向的か、持続的に取り組めるか否か等を判断する分野です。
出題例)人に話しかけるときにはいつも緊張してしまう
回答方法)はい/いいえ

・意欲
目標に取り組む意欲や、行動することそのものに対する意欲を確認する分野です。
出題例)A高い目標を持って物事に取り組む/B自分に合った目標を立てる
回答方法)どちらかといえばAに近い/どちらかといえばBに近い

・情緒
自分の感情をコントロールできるかを判断する分野です。自信はあるか、考え方は柔軟であるかなどの質問をストレートに問われることも多い項目です。
出題例)自分は他人よりも優れている点がいくつもある
回答方法)あてはまる/どちらかといえばあてはまる/どちらかといえばあてはまらない/あてはまらない

・ライフスケール
学生が嘘をついていないかを見るために「大きく見せよう」「上手くごまかそう」とする傾向が強いかを確認する質問です。通常この分野の質問には「一度も~」「必ず」といった断定表現がよく使われます。
出題例)自分は友達との約束を破ったことは一度もない
回答方法)はい/いいえ

「志向性に矛盾がないか」を確認するため、いずれの分野の質問も、問い方を変えて同じことを何度も確認するという特徴があります。

▽適性検査に関する就活生のクチコミ
性格適性検査って正直に答えるべきかのクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記) 

【NG例】性格診断で落ちる人の特徴・共通点

性格適性検査で落ちる人にはどのような特徴があるのでしょうか。

(1)回答に矛盾がある場合は、どの企業にも敬遠されてしまう
まず一番多いのは、「回答に矛盾がある」というパターンです。
例えば「あきらめが悪い方だ」には「はい」と答えたのに、「忍耐力には自信がある」という質問に「いいえ」と答えてしまう場合、そうすると学生の性格がつかめなくなってしまいます。性格診断では、同じ内容をいくつもの観点から矛盾がないかを見ます。嘘はばれてしまうため、虚偽なく正しく質問に回答していくようにしましょう。

(2)企業の風土と合わない性格
性格診断の質問には、ある程度企業ごとに「好まれる回答」が存在します。
例えば、「協調性がある」というのは企業規模問わず好まれますが、「指示を待つタイプ」と「勝手に行動するタイプ」は、企業属性によって適不適が異なります。
どちらも一長一短がある性格ですが、ある程度組織がしっかりとしている大企業や老舗企業などでは、どうしても前例の踏襲が求められることから「勝手に行動する」性格はあまりふさわしくないと思われる風潮があります。一方、できたばかりのベンチャー企業や移り変わりのスピードが速いIT系企業などでは、自分から課題を発見し、解決できる自走型の性格が求められます。

(3)極端な回答がある
「自分の意見は曲げない」という柔軟性を問う内容に全て「よくあてはまる」を選ぶと、「一緒に仕事をしても、意思の疎通が難しいのではないか」と思われてしまう可能性があります。
また、理想論だけで答えすぎるのも避けた方が良いでしょう。例えば「嘘をつくのは駄目である」というのは勿論ですが、企業で人と関わりながら働いている以上、建前が必要になる場面もあります。
希望する企業によって「臨機応変に対応できる」という性格も見せる必要もあるでしょう。しかし、その際に回答に矛盾が生じてはいけません。

性格診断で落とされないようにするためにできる対策4つ

それでは性格診断で落とされないようにするためにはどうすれば良いのでしょうか。ここでは、4つの対策方法をご紹介していきます。

(1)一貫性を持って正直に答える
就活の対策本などには「全ての質問に正解が存在する」と書かれている場合もありますが、性格に正解が存在しないのと同じように、性格診断にも正解はないと考えましょう。
そのうえで、性格診断で重要なことは「回答に一貫性を持たせる」ことです。性格診断では同じ内容を問う質問を、問い方を変えながら何度も問います。どこかで矛盾が発生すれば、企業側にばれてしまいます。
一貫性を持たせるために一番簡単な方法は「自分の考えに即した」ものを選ぶことであるため、自分の気持ちに正直に、自信を持って答えていきましょう。

(2)素早く答える
性格診断の質問項目は実に200問以上と膨大であるため、一つ一つの質問に対して矛盾が生じないように回答することや、「この問題ではこういう風に思われたいから、この選択肢を選ぼう」と考えて回答していては、とても時間が足りません。
ちなみに、この問題量には「与えられた簡単な仕事を素早くこなせるか」という社会人としての適性を見る側面もあるため、時間をかけて回答するのはマイナス要素となってしまいます。

(3)面接官との対面の質問だと思って回答する
面接官から「貴方は我慢強い方ですか」と聞かれた際に「私は我慢ができません」と堂々と言う人は少ないですよね。つまり、「面接官から質問されている」という意識を持って性格診断に回答するのが「極端な回答」を避けるコツです。
自分を大きく偽る必要はありませんが、人に言う際に躊躇してしまうような内容に関しては多少ぼかして答えるなど、コミュニケーションを意識しながら回答していくと良いでしょう。

(4)企業特性をしっかり理解する
企業に好まれる質問に回答するためには、「しっかりと企業のことを理解する」ことが重要です。企業HPのトップ画面や企業理念、採用要件などから「この会社で求められる人物はどんな人か」を想像して臨むのが大事です。同じ業界のHP情報をいくつも見ていると徐々に業界だけでなく企業ごとの特徴もつかめますので、比較して見ていくようにしましょう。
ただし、企業が求められるように回答しようと意識しすぎて、実際の自分の価値観や性格とかけ離れた回答をしては、回答に矛盾が生じてしまいますし、適正な判断がされなくなってしまうため、注意しましょう。

適性検査に通過するには正直に答えることが重要

適性検査の性格診断において、良い人物に見せようと偽りの回答をし、回答に矛盾が生じてしまうのは、企業にばれて採用見送りになる原因となってしまいます。検査はあくまでも適性を見るものです。自分の性格と企業の求める人物像のバランスを見て、出願し、性格診断に臨みましょう。

関連リンク

適性検査ってのクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)
性格適性検査って正直に答えるべきかのクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)
 

f:id:epb0804:20171201143327j:plain

著者:yamane

2010年より7年間、大手予備校に勤務しておりました。国語科教師兼スクールマネージャーとして、学生向け授業のほか撮影用原稿や参考書の執筆に携わってきました。 2017年より東証一部人材系企業で勤務しております。未経験で入社後、三ヵ月で経験者含む20名の中途入社の中でキャリアコンサルタントとして成約金額1位、全体でも50名のコンサルタントの中で3位に入りました。現在個人のクライアントとしては日系中小企業の取締役から外資系グローバル企業のシニアマネージャーまで幅広く採用のお手伝いをさせて戴いております。 教員免許のほか、日本教育士(一般)の資格保有。